足の指の間が痒くなる心意気

2002年7月6日(土) 「最後のロシア女


今日も今日とて朝食抜きであわてて出勤する。

ぶいぶい車をぶっ飛ばして何とか途中のコンビニに寄る時間を確保。

腹が減った………ノドもカラカラや。

このコンビニには近頃のワタクシの心をカレーパンよりもとらえて離さないものがある。

そう。

大盛り焼きそばパン。

なにが、そう、なのかはこの際、措いておいて。

なんといってもスバラシイのはそのセクスィ〜な姿態である。

シースルーも悩ましいラップにくるまれた彼女の割れ目は

モジャモジャと縮れた真っ赤な焼きそばがはみ出さんばかり。

一目見た瞬間、レニングラードの飾り窓で出会った赤毛のロシア娼婦を思い出した。

それは真実なのかどうかはこの際、措いておいて、だ。


この日も彼女に会いたくて、そのコンビニに立ち寄った。

レジのすぐ奥に今日も、彼女はいた。

最後の一人…そうか。待っていてくれたんだね、ベイベー。

ワタクシを見るとうっすらとシナを作るようにさえ思えた、愛しの焼きそばパン(大盛り)。

下品なほど生え乱れる焼きそばの真ん中に、

ちょこんと見え隠れする深紅の紅ショウガがいかにも淫靡だ。

しかし大人の遊び人を自称するワタクシは

まっすぐに彼女に手を伸ばすような不粋なマネなどはしない。

じらしてじらして、しかるのち一気に行く。

そのほうがお互いの感情も快感もめくるめく高みへと昇り詰めていくのだ。


まずはおもむろにドリンクから。

彼女にはやはり中国系の褐色の液体が花を添えるというもの。

熱くほとばしる彼女の情熱をほどよく冷ますには、これが欠かせない。


冷蔵庫の扉を閉め、さあ、いよいよ。

彼女の元へじわりじわりと歩を進める。

一歩…また一歩…もう一歩!

高まる興奮。抑えられない手の震え。

さあ、いよいよだ。………あと、1m…

そこへ、すっと目の前を横切る男。

あ。あ。あ…ああああああ〜〜っぁぁぁぁ……………あ〜あ………

店に入ってくるなりその足で下品にも彼女をかっさらっていくトラック運転手。

連れ去られていく彼女が、なんだか少しもの哀しげに見えたっけ…


くっ!

明日こそ!

下品だと言われようと不粋だとそしりを受けようと。

彼女をまっしぐらに奪い取ってやる………

インド娘(いつものカレーパン)を片手に誓いを新たにし、車に乗り込むのであった。

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