足の指の間が痒くなる心意気

2002年7月7日(日) 「七夕〜日曜日の恋愛論


かささぎの 渡せる橋の おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける
                                    大伴家持(新古今和歌集)


7月7日は七夕である。

旧暦の7月7日にカササギという鳥が集まり、その白い羽で天の川に橋を架ける。

その橋を渡って織女と牽牛は年に一度の逢瀬を楽しむのだ。

しかし、本来はあくまでも旧暦で行われるべき祭りであり、

こんな梅雨まっただ中にはあまりふさわしくはあるまい。

せっかく1年に1度の逢瀬だというのに、

人間の都合で勝手に梅雨時に日取りを変えられたうえ、

「今夜は織姫と彦星のデート、ちょっと叶いそうにありません」と、

夕方のニュースのお天気コーナーでいけしゃあしゃあと言われたらたまったもんじゃない。

大きなお世話だ。

だって、よく見てごらん。

右の織姫と左の彦星。天の川にははくちょう座が大きな相合い傘をさしかけてるじゃないか。

雨が降ったって、どうってことない。そう、昔から、ずっと。



なんせ七夕の主役は「世界で一番の遠距離恋愛カップル」なんだから。

単に川のアッチ側とコッチ側じゃない。

1年に1回?

とぉんでもない。

こと座のベガ(織女星)とわし座のアルタイル(牽牛星)の距離は16光年。

光の速さで行っても16年かかる距離だ。

計算上は16年に一度出会えたら上出来。


幸いなことにワタクシとわんこはそう遠距離でもないのだが。

それを思うと、仕事の都合でなかなか逢えない、なんて嘆いてる暇はないな…

逢いたいときに逢えなくても、お互いの存在が支えになっている。

少なくとも、そんな関係でありさえすれば。

数少ない逢瀬の感動は筆舌に尽くしがたいモノになるだろう。

なかなか逢えない境遇を嘆くよりも、ただ一心にお互いを信じ愛すること。

口で言うほど、たやすくはないよねぇ。

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片言隻句

離れても 今宵の星を ともに見て

思い届けと 星にお願い
かずさま

せめて伝えて! 切ない想い・・
rei−reiさま

思い出す あの時君と 出会った事を
すんさま


同じ空の下 キミと生きてる  3太郎
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