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今日は何の日? お酢で健康! 咳の原因となる病気

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マービー

ラカントS

 パルスィート

1/ 12

パルスィート

ゼロ

大量摂取でお腹がゆるくなる?

なることがある

なりにくい

なることがある

なりにくい

砂糖との甘さ比較(同量使用したら)

同等

同等

1.2gが砂糖5g

同じ甘さ

3gが砂糖9g

同じ甘さ

重量換算

不要

不要

必要(約1/4に)

必要(約1/3に)

カロリー

(砂糖と同じ甘さで)

1/2

ゼロ

1/12

ゼロ

原料

トウモロコシでんぷんが原料の還元麦芽糖(マルチトース)

トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵させたエリスリトールに羅漢果エキスを加えて調整

粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

エリスリトール、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK



今日は何の日?

歴史的な記念日、協会や団体がアピールのため制定した記念日。様々な記念日があります。
今回は6〜8月の身体や健康に関する記念日を紹介します。

6月4日 虫歯予防デー
日本歯科医師会が「6(む)4(し)」にちなんで制定した。
現在は6月4日〜10日を歯の衛生週間として、虫歯予防の大切さを訴える日としている。

6月7日 緑内障を考える日
緑内障は、視神経が障害を受け視野が狭くなっていく病気で、失明に至ることもある。早期発見、早期治療が重要。

6月21日 がん支えあいの日
社会全体でがんのことを考え、お互いに支えあう日。
がん患者さんが自分らしい生活を送るために、がんに関わる情報を共有し、ひとりひとりが自分にできることを考え、行動に結び付けていけるよう、呼びかけている。

7月12日 人間ドックの日
1954年、国立東京第一病院(現在の国立国際医療センター)で日本初の人間ドックが始められた。

7月30日 梅干の日
梅干を食べれば難(7)が去る(30)。
梅干の酸っぱい正体であるクエン酸とリンゴ酸は胃腸の働きを促進し、食欲増進と疲労回復に効く。夏バテ防止にぴったりの食べ物ですね。

8月1日 水の日
「限りある資源を大切にしよう!」と年間で最も水の使用量が多い8月に、節水を呼びかけるため、1977年に制定された。この時期2に多い熱中症予防にも水分の補給は大切。
汗からは水と同時に塩分も失われるので0.1〜0.2%程度の食塩水が効果的。

8月1日 肺の日
日本呼吸器学会はこの日を「肺の日」と定め、多くの人に肺の大切さを呼びかけている。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関する正しい知識や喫煙のリスクを伝え、禁煙に挑戦してもらうことを目的に様々なキャンペーンや催しも行っている。

8月7日 鼻の日
1961年に社団法人日本耳鼻咽喉科学会が鼻の疾患の早期発見、早期治療を勧めることを目標に制定した。

8月21日 献血の日
1964年のこの日、それまでの売血制度をやめ、輸血用血液は献血により確保する体制を確立するよう閣議で決定された。

8月31日 野菜の日
1983年に、もっと野菜について認識してもらいたいと「や(8) さ(3) い(1)」の語呂合わせから制定された。残暑厳しく、夏バテで食欲がなくなるこんな時こそ、しっかり野菜をとって元気に過ごしたいですね。




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お酢で健康!

一般的に「お酢」とは穀物や果実などをアルコール発酵させた後、さらに酢酸発酵させて作る液体調味料です。
主な成分は酢酸です。
 

お酢の種類
醸造酢と合成酢がありますが、家庭用に使われるのは、ほとんど醸造酢です。

醸造酢の種類
原料別にたくさんあり、穀物酢、米酢、米黒酢、リンゴ酢、ブドウ酢など、その数は数百種類に及ぶと言われています。それぞれに味や香りも異なります。
例えば、穀物酢はすっきりした酸味、米酢はまろやかな酸味、リンゴ酢はフルーティな酸味、黒酢はコクのある酸味・・・と原料や製造方法の違いが特徴となってあらわれます。
主な成分は酢酸です。他の有機酸も含まれています。
 
お酢ってどんな働きがあるの?
静菌・殺菌l効果

抗菌効果があり、まな板などのキッチンまわりの洗浄に利用されることも多い。また、サルモネラ・ブドウ球菌などの食中毒菌に対して抗菌・殺菌効果が発揮されると言われている。

食欲増進効果

お酢の酸味が脳の摂食中枢という部分に働き唾液の分泌を促進して食欲を増進する。ダイエットしたい時には、食後に飲むのが効果的。

胃もたれ
消化不良に

胃液の分泌を促進し消化酵素の作用を活発にするので、食べ過ぎの後の胃もたれや消化不良を防止する効果もあるとされる。

血圧低下

主成分の酢酸の働きで血管が拡張し血液が流れやすくなると考えられる。その結果血圧が下がる。

疲労回復

酢酸が疲労の原因となる血行の循環不良をおさえると言われている。
糖分と酢を一緒に摂るとさらに疲労回復効果が高まる。

コレステロールに

血中のコレステロールを下げる作用があると言われている。

 
調味料としてもお酢は優れもの
お酢は通常は二杯酢や三杯酢のように、醤油や砂糖と合わせて使われます。洋食においてもマヨネーズやドレッシングはお酢と他の調味料を混ぜたものですね。

お酢を調味料として使うことで色々な効果があります。
・殺菌作用があり保存性を高める
・水分を引き出し味を染み込みやすくする
・油っこさを隠す。ドレッシングが油っこくないのはお酢が入っているから
・アク抜きを助け素材の色を白くする
・魚の臭みを抑える
・素材の骨を軟らかくする  など


 「お酢を飲むと身体が柔らかくなる」は本当?

「これは迷信だそうです。」

身体の中で酢酸が変化したクエン酸によって、凝りをほぐす作用はあるようですが、お酢を飲むだけで、靭帯の柔軟性が増し関節の可動域が広がることは無いようです。
南蛮漬などにした魚の骨がお酢の作用によって柔らかくなることなどから、こんな説が長く信じられてきたようです。


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風邪だけじゃない、咳の原因となる病気
 
咳の原因となる病気はいくつもあります。代表的なものを紹介します。

感染症(肺炎、気管支炎、咽頭炎、上気道炎など)

急に出現した場合の咳の大きな原因は感染症によるもの。感染を起こす病原体はウイルス、細菌など多種多様。子供や若年者ではマイコプラズマ感染症が有名。こうした感染症の治療後にも数週間にわたって続くことがあるが、多くの場合には咳止めなどの対症療法のみが行われる。長期間続く場合には、結核菌による感染の可能性もある。

アレルギー疾患

花粉症(鼻炎)気管支喘息が代表的。3週間以上にわたって咳だけが続く、咳喘息と呼ばれる病態もある。咳喘息から気管支喘息に移行する可能性も指摘されている。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

肺に慢性の炎症がおこり、気道が狭くなって空気の流れが悪くなります。慢性の咳(せき)、(たん)、息切れが主な症状。主な原因はタバコ。少し動いただけでも息苦しく感じるようになる。

胃酸による刺激

胃食道逆流症と呼ばれ、胃液が食道に逆流することで刺激になり咳がでる。食直後に横になると胸焼けや咳が出現する場合、この病気が疑われる。中高年肥満体型の方は要注意。この場合には鎮咳薬ではなく、胃酸をおさえる薬が効く。

副鼻腔炎

鼻・副鼻腔の病気が原因となることがある。鼻汁が喉に垂れて刺激することで、咳や痰、喉の不快感が現れる。夜間、鼻がつまって寝苦しい、鼻のにおいが臭い、鼻声などで受診される例もある。

薬剤性

心不全及び高血圧治療薬の中のある種のACE阻害剤と呼ばれる薬が咳の原因となっていることがある。痰のからまない空咳が出る。
また、嚥下障害のある場合にこの薬を投与して、あえて咳をしやすい状態にすることで誤嚥性肺炎の予防効果が期待されることもある。

心臓疾患

心臓の病気のため、血液の流れが悪く、肺に血液が溜まり咳を起こす。就寝後数時間してから咳が出現する。生まれつきの心臓病がある場合と、急性の心筋炎、心外膜炎などで起る場合がある。

精神的な影響
(心因性)

咳払い様の咳、昼間は激しいのに眠っている時には全くしなくなる咳は心因性と考えられる。ストレスがあったり緊張が高まった時などにみられる。



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