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歯周病 「まごはやさしい」 ゴマに注目!

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マービー

ラカントS

 パルスィート

1/ 12

パルスィート

ゼロ

大量摂取でお腹がゆるくなる?

なることがある

なりにくい

なることがある

なりにくい

砂糖との甘さ比較(同量使用したら)

同等

同等

1.2gが砂糖5g

同じ甘さ

3gが砂糖9g

同じ甘さ

重量換算

不要

不要

必要(約1/4に)

必要(約1/3に)

カロリー

(砂糖と同じ甘さで)

1/2

ゼロ

1/12

ゼロ

原料

トウモロコシでんぷんが原料の還元麦芽糖(マルチトース)

トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵させたエリスリトールに羅漢果エキスを加えて調整

粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

エリスリトール、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK



歯周病

「歯周病」は口の中の細菌によって歯ぐき(歯肉)に炎症が起きたり、歯を支える組織(歯周組織)が破壊されていく病気です。

歯周病の進行
歯周病の原因となる細菌を「歯周病菌」と呼びます。歯周病菌が集まって固まり、歯に付着したものが「プラーク(歯垢)」です。時間がたつとプラークは唾液中のカルシウムやリンなどがしみこんで軽石状の「歯石」になります。

 
健康な人
歯肉がぴったり付き、引き締まっている。健康な人でも歯と歯肉の間に僅かな隙間があり、ここにプラークがたまる。

歯肉炎
プラークを放置すると歯肉に炎症を起こして赤く腫れ、歯との間に「歯周ポケット」という溝ができる。歯周ポケットは徐々に深くなり、さらにプラークがたまりやすくなる。

歯周炎
軽度;炎症が歯を支える「歯槽骨」に及び、歯槽骨が溶け始める。歯周ポケットの深さは3mm程度
中等度;歯槽骨がさらに溶けて、歯周ポケットの深さが4〜6mm程度になり、歯が前後や左右にぐらつくようになる。
重度;歯槽骨の全部が溶けて歯周ポケットの深さが6mm以上になり、歯のぐらつきが大きくなる。本来なら歯槽骨の中にある「歯根」が露出する。

 

歯周病にならないために
歯周病は長い時間をかけて少しずつ進行します。悪化するまでにほとんど症状が出ないため気付くのが遅くなってしまいます。歯周病の進行を止めるには普段の歯磨きが大切です。しかも、ただ磨くのではなく、プラークを取り除く「プラークコントロール」が大切なのです。正しい歯磨きを身につけ、定期的に歯科医院を受診しプラークを貯めないようにしましょう。

プラークコントロール3つのポイント
@歯と歯肉の境目に歯ブラシの毛先を45度の角度に当てる。
A歯ブラシは細かく振動させる.
B鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、痛くない程度の軽い力で磨く。そして食べたら磨くようにしましょう。


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「まごはやさしい」

「まごはやさしい」これは医学博士の吉村裕之先生が提唱されている、バランスのよい食事の覚え方の言葉です。

「ま」 豆類
豆腐・大豆・納豆などの高タンパク質、ビタミン、食物繊維が豊富な食材。豆に含まれているイソフラボンが更年期障害や骨粗鬆症の緩和効果があるといわれている。

「ご」 ごま
タンパク質、食物繊維、カルシウム、ミネラルなどの栄養素が豊富で天然のサプリメントと呼ばれることがある。必須アミノ酸は精神安定作用があり、不眠症にも良いそう。

「は」ワカメなどの海藻類
タンパク質、ミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富で、表面のヌルヌル成分であるアルギン酸は体内の余分なナトリウムやコレステロールを排出する作用があると言われている。

「や」 野菜
ビタミン、ミネラルが豊富。根菜類、硫化アリルの豊富な野菜、緑黄色野菜が良い。特に緑黄色野菜はβカロチンが多く含まれているのでお勧めの野菜。
 根菜類大根・人参・牛蒡・蓮根
 硫化アリルが豊富玉ねぎ・ねぎ・ニラ
 緑黄色野菜かぼちゃ・ブロッコリー春菊・ほうれん草など。
「さ」 魚、小魚
タンパク質や鉄分が豊富で、特に小魚はカルシウムが豊富なので頭から骨ごと食べると良い。カルシウムが不足するとイライラしやすくなるとのこと。
「し」 しいたけなどのキノコ類
ビタミンや食物繊維が豊富で生活習慣病の原因となる動脈硬化、高血圧などに効果が・・・。
「い」イモ類
炭水化物、糖質、ビタミンC、食物繊維が豊富。

最近の日本人は食生活が欧米化し、その食生活の変化が病気にも反映しています。「まごはやさしい」で使う食材はビタミン、ミネラルを多く含む食材ばかりで日本人が昔から食べてきたが、最近はあまり食べられなくなったものが多いです。「まごはやさしい」は日本人の食生活の原点ともいえる組み合わせだと思います。 

「まごはやさしい」の他に「おかあさんだいすき」という言葉もあります。
から
ば焼き(イワシ、鰻)
ずきご飯
さん
いず

の物
んぴらごぼう

こちらも食物繊維たっぷりで、しっかりと噛む必要のある食品、食事ばかりです。生活習慣病の予防になる食材が多いので、毎日の食事メニュ−を考えるときの参考にするとよいのではないでしょうか。


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ゴマに注目!

ゴマは、ゴマ科の1年生植物で、原産地はアフリカのサバンナです。誕生は約200万年前で、エジプト文明を通じて世界に広がりました。世界4大文明が発達した地域では、ゴマはその効能が認められ食用とされていたようです。
ゴマが注目されるようになったのは、1980年国連機関のFAO(国際食糧農業機構)が「世界胡麻開発機構」を設立し、高たんぱくのゴマをたくさん摂取するよう呼びかけてからです。この後、世界のゴマ生産量は70万トンから280万トンに増加したそうです。

★日本のゴマは大きく分けると黒、白、金の3種類です。

   特 徴 用 途

大粒でつや、芳香がある。
油脂分40〜45%。

主に料理用に使われる。
赤飯、お弁当の振りかけなど。

黒ゴマより小粒。風味が少し劣る油脂分50〜55%と他のゴマより多く、ゴマ油の原料に使用される。

ゴマ豆腐、お菓子のゴマ餡などに適する。

黄金色のゴマ。黄ゴマとも呼ばれる。
日本にはないゴマで、トルコから輸入される最も芳香性がある。

風味を楽しむ料理向き。

★ゴマのパワーとは。
人間の体内には、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素が存在しています。ゴマには、この活性酸素を退治してくれる抗酸化物質ゴマリグナン(ゴマ特有の抗酸化成分の総称)が含まれています。ゴマリグナンには、セサミン、セサモール、セサミノール、セサモリノール、セサモリン、ピノレジノールなどがあります。

肝機能の向上

セサミン摂取により、肝機能が強化、アルコールの分解がスムーズに。悪酔いや二日酔い防止に効果があるそう。

ビタミンE保護作用
動脈硬化の防止

ビタミンEは有力な抗酸化物質だが、肝臓に達すると活性酸素に酸化される。しかし、セサミンと一緒に摂取すると先にセサミンが酸化されるため、ビタミンEは肝臓を通過し全身に行き届く。そして抗酸化作用が働きコレステロール低下につながる。さらに、ゴマにはビタミンEも含まれる。

便秘の解消

不溶性の食物繊維を多く含有。

貧血防止

鉄分を含有。

骨や歯を
丈夫にする

カルシウムと、カルシウムの働きを助けるマグネシウムを豊富に含有。

育毛に効果

ゴマに含有されるビタミンEとナイアシンが毛細血管の血行を良くし頭皮に栄養を与える。

疲れ目や
疲労回復に効果

ビタミンB2・ビタミンB1含有。

 
★ゴマを効果的に摂ろう!

煎ることでゴマリグナンのセサモリンが分解され、セサモールというより強い抗酸化物質が生成されます。また、ゴマは消化されにくいのですが、煎ってすることで消化されやすくなります。
毎日の食卓に、ゴマすり器付きゴマ入れを用意されてはいかがでしょうか。


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