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今日は何の日? 七草粥 マスクの正しい使い方

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マービー

ラカントS

 パルスィート

1/ 12

パルスィート

ゼロ

大量摂取でお腹がゆるくなる?

なることがある

なりにくい

なることがある

なりにくい

砂糖との甘さ比較(同量使用したら)

同等

同等

1.2gが砂糖5g

同じ甘さ

3gが砂糖9g

同じ甘さ

重量換算

不要

不要

必要(約1/4に)

必要(約1/3に)

カロリー

(砂糖と同じ甘さで)

1/2

ゼロ

1/12

ゼロ

原料

トウモロコシでんぷんが原料の還元麦芽糖(マルチトース)

トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵させたエリスリトールに羅漢果エキスを加えて調整

粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

エリスリトール、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK



今日は何の日?

歴史的な記念日、メーカーや協会、団体がアピールのため制定した記念日。様々な記念日があります。今回は12月〜2月の体や健康に関する記念日を紹介します。

12月1日 世界エイズデー
世界規模でのエイズ蔓延の防止、エイズ患者やHIV感染者に対する差別、偏見の解消を目的として、1988年に世界保健機関WHOによって、定められました。シンボルはレッドリボンです。
他に乳がんの早期発見・診断・治療の大切さを伝えるピンクリボン、子供虐待防止のオレンジリボンなど様々な運動があります。

12月13日 ビタミンの日
鈴木梅太郎が脚気を予防する成分を米糠から抽出し、アベリ酸(後にビタミンB1)と命名し、学会で発表したことを記念して制定されました。

1月1日〜2月19日 「はたちの献血」キャンペーン
1975年に制定。寒さで献血者が減る冬の期間に、成人に日に合わせてキャンペーンを実施し、献血への理解を深めるため厚生労働省、日本赤十字社が呼びかけています。

1月3日 ひとみの日
「ひ(1)」と「み(3)」の語呂合わせから、ひとみをいつまでも美しくと、眼鏡、コンタクトレンズ業界が制定した日だそうです。

1月7日 爪きりの日
七草を浸した水に爪をつけ、柔らかくして切ると、その年は風邪を引かないと言われています。

1月9日 風邪の日
1795年、名横綱、谷風梶之助が流感であっけなくこの世を去りました。このことから、インフルエンザのことを「谷風」とも呼ぶようになったそうです。

2月1日〜7日 生活習慣予防週間
生活習慣とは、ガン、心臓病、脳卒中のほか、糖尿病、高血圧、高脂血症など食事や運動、喫煙、飲酒ストレスなどの生活習慣が深く関与している疾患の総称です。自分自身の生活習慣を見直し予防することを目的に厚生労働省が推進しています。

2月2日 頭痛の日
「ず(2)つう(2)」の語呂合わせから慢性頭痛に悩む人たちが社会に理解の輪を広げようと制定しました。

2月20日 アレルギーの日
1995年に日本アレルギー協会により制定されました。石坂公成・照子がIgE抗体を発見した2月20日を「アレルギーの日」と制定、その前後1週間をアレルギー週間としています。


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七草粥
〜年頭には欠かせない日本のハーブ〜
七草粥とは?
一年の無病息災を願って、春の七草(早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれている)をお粥にして1月7日に食べる【七草粥】の習慣は、中国から伝わり、鎌倉時代には既に現在の七種となって江戸時代に広まったそうです。
なぜ1月7日に食べるの?
もともと1月7日は3月3日の「桃の節句」などと並ぶ「五節句」のひとつの「人の日」の節句。古来、中国では吉凶を占い、無病息災を祈る日。
そのため、特別な椀に野草を入れた吸い物を作る習慣がありました。
当時は、米、粟、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキの「七穀」が主流。

穀物から野草へと変わったのは鎌倉時代
この七種は名や形から縁起物とされ尊ばれました。
  セリ      「競り勝つ」
  ナズナ     「なでて汚れを払う」
  ゴギョウ    「仏体」
  ハコベラ    「繁栄がはびこる」
  ホトケノザ   「仏の安座」 
  スズナ     「神様を呼ぶ鈴」
  スズシロ    「汚れのない純白さ」

調理は6日の夜に
調理はあらかじめ6日の晩に行なうのが慣わしで、野草を49回刻みながら『七草なずな、唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先にストトントン・・・』などと歌うそうです。
歌の解釈:邪気をはらうための、いわばおまじないのようなもので「唐土の鳥」とは怪物のことで、その血が着物にかかると疫病になるという言い伝えがあり、当時の流行り病は中国からもたらされるとされていました。

七草の効果
七草粥は1杯で約140cal、カロリーを気にする現代人にとってもありがたく、さらに次のような効果が期待されます。

効果その1 健胃効果・食欲増進 セリ・ナズナ・スズシロ・ホトケノザ
効果その2 利尿作用でむくみ解消 セリ・ナズナ・ハコベラ
効果その3 二日酔いに セリ・ナズナ
効果その4 リラクゼーシヨン効果 スズナ
効果その5 美容に そばかす予防:スズナ
ひび、あかぎれ予防:スズシロ
効果その6 風邪に 解熱:セリ・ナズナ・ホトケノザ
去痰:セリ
咳止め:ゴキョウ・スズシロ
効果その7 ビタミン、ミネラル補給に セリ:ビタミンA、B、C、カルシウム
スズナ:ビタミンC、カルシウム、鉄、カリウム
スズシロ:ビタミンC、カルシウム、カロチン
ナズナ:ビタミンA

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マスクのイラスト  マスクのイラスト  マスクの正しい使い方 マスクのイラスト
2009年5月16日、神戸で新型インフルエンザ感染患者が報告されてから、薬局でのマスク購入が困難な状態になり地域の皆様にはご迷惑をおかけしました。そこでマスクの使い方と効果を再度検証したいと思います。

新型インフルエンザは、ほとんどの人が抵抗力(免疫)を持たず、感染力が強く容易に人から人へ感染して拡がり、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。

季節性インフルエンザ

日本では毎年冬に流行

ヒト⇔ヒト

抗病原性鳥
インフルエンザ

鳥のあいだで流行している

トリ⇔トリ→ヒト

新型インフルエンザ

発生したことのない未知のウイルス

未知(ヒト⇔ヒト)

インフルエンザウイルスの感染経路と予防方法

 

感染経路

予防方法

飛沫感染

感染した人が咳やくしゃみをすることでウイルスを含む飛沫(5μm以上の水滴)を飛散させ、これを健康な人が鼻や口から吸い込み、ウイルスを含んだ飛沫が粘膜に接触して感染する経路

人にうつさないためにマスクを着用マスクは感染してしまった人が着用することで、他の人への感染を防ぐマスクをしていない時はティシュなどで口と鼻をおおい、顔を他の人に向けずに飛沫を防ぐ

接触感染

患者の咳、くしゃみ、鼻水などが付着した手で、机、ドアノブ、スイッチなどを触れた後に、その部位を別の人が触れ、その手で自分の眼や口や鼻を触ることで感染する

体の調子を整えること、外出から帰ったらうがいと手洗いを行う。習慣にすれば簡単に出来ます

新型インフルエンザは人から人へうつっていきます。ですから、自分ひとりだけで健康を守ることは難しく、家族や友人、職場の仲間たちと一緒に、協力して守る必要があります。


マスクの効能と限界

ウイルスの飛散防止
患者が通常の不織布製マスクをしていれば、ほとんど飛沫感染は止めることができます。

ウイルスへの接触防止
まだウイルスに感染していない健康な人が、ウイルスに触れた手で自分の鼻や口を触ることによる接触感染を防ぎます。

ウイルスの吸引には用心
マスクによってウイルスの吸引を予防する効果は、顔とマスクの隙間から多くの空気が流入し、これにウイルスが含まれている可能性が大きいため過大な期待はできません。

マスクの効能と限界

ウイルスの飛散防止
患者が通常の不織布製マスクをしていれば、ほとんど飛沫感染は止めることができます。

ウイルスへの接触防止
まだウイルスに感染していない健康な人が、ウイルスに触れた手で自分の鼻や口を触ることによる接触感染を防ぎます。

ウイルスの吸引には用心
マスクによってウイルスの吸引を予防する効果は、顔とマスクの隙間から多くの空気が流入し、これにウイルスが含まれている可能性が大きいため過大な期待はできません。

マスクの適切な使用法
 ・人ごみに出る場合には、マスクを着用するようにしましょう。
 ・咳やくしゃみの症状のある人は、必ずマスクをつけましょう。
 ・咳やくしゃみをする人の2メートル以内へは極力近づかないようにしましょう。
 ・マスクは使い捨てに(1日1枚)しましょう。
 ・マスクの着用時・はずす時は、フィルターに触らないようにゴムを持ちましょう。
 ・使用済みのマスクは、ビニール袋に入れて口を閉じて、又は蓋付きのゴミ箱に捨てましょう。

マスクの選び方
最近一般に市販されている不織布マスクが推奨されています。理論上、ウイルス自体は、このマスクのフィルターを通り抜けることが可能です。しかし、唾液に含まれるウイルス(飛沫)は通り抜ける事は出来ません。

安価なマスクを一人100枚
厚生労働省は、使い捨て利用を前提に一人20〜25枚を推奨しています。しかし、1日複数回の使用や不織布マスクのほとんどが外国製で輸入品となっているため安価な不織布マスクを一人100枚程度用意してもいいと思います。
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