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どんぐり 秋にもある花粉症 きのこ

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マービー

ラカントS

 パルスィート

1/ 12

パルスィート

ゼロ

大量摂取でお腹がゆるくなる?

なることがある

なりにくい

なることがある

なりにくい

砂糖との甘さ比較(同量使用したら)

同等

同等

1.2gが砂糖5g

同じ甘さ

3gが砂糖9g

同じ甘さ

重量換算

不要

不要

必要(約1/4に)

必要(約1/3に)

カロリー

(砂糖と同じ甘さで)

1/2

ゼロ

1/12

ゼロ

原料

トウモロコシでんぷんが原料の還元麦芽糖(マルチトース)

トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵させたエリスリトールに羅漢果エキスを加えて調整

粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

エリスリトール、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK



ど ん ぐ り

子供にとってどんぐりは天然素材のおもちゃ。投げっこしたり、おままごとの材料にしたり、コマやヤジロベエを作ったり…色々楽しめますね?このどんぐりをもっと楽しむために、意外と知られていないどんぐりの秘密を紹介します。
 

どんぐりの木って、何の木?
どんぐりには色々な種類がありますが、「ドングリノキ」という木はありません。どんぐりとは、コナラ、クヌギ、シイ、カシなどのブナ科の種子を指す総称なのです。

 

どんぐりってどんな物があるの?
日本では20種類くらいのどんぐりを見ることができます。
帽子の部分(殻斗)で種類を見分けられます。
ナラの仲間の殻斗はうろこ状またはイガ状。カシの仲間の殻斗は横にすじがあり、葉は常緑(冬も葉をつけている)。
シイの仲間の殻斗は実を包んでいます。
このように樹種によって色々な形をしていますが、同じ種類に属してどんぐりは、樹種が違ってもよく似ています。「どんぐりの背比べ」はここから来ている言葉だそうです。
 

どんぐりって食べられる?
ゾウムシの仲間は若い実に穴をあけて中に卵を産み、かえった幼虫はどんぐりをえさに育ちます。リスやネズミなどの小動物やカケスなどの鳥もえさにしています。
縄文時代には人も粟やヒエを補う主食として、団子や粥にして食べていました。
その後も、飢饉や戦争直後の食料難時代に今でもシイ類のどんぐりは生で食べられるし、渋いどんぐりはアク抜きすれば、食べられます。但し、中に虫がいないかチェックしてからにしましょう。
 

虫はどうすればいいの?
拾ってきたどんぐりを放置していたら、イモムシが大量発生!…という事態を避けるには、どんぐりを水に入れてみます。浮かんでくるものは処分します。沈んだどんぐりはそのまま熱湯で茹でましょう。こうすれば虫は湧きません。後はきちんと乾燥させます。
 

どんぐりの栄養
デンプン質が多く、たんぱく質や脂質もわずかに含んでいます。
 
庭にどんぐりを埋めたら、忘れた頃にかわいい芽が出てくるかもしれませんね♪


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秋にもある花粉症

風邪?それとも花粉症?
花粉症といえば春先のスギ、ヒノキのイメージが強いですが、秋にも花粉症はあります。秋の花粉症も、春の花粉症と同じく、『くしゃみ』『鼻水』『鼻づまり』『目のかゆみ』が4大症状となります。また、症状が一定せず、悪化したり軽快したりを繰り返すことも特徴です。『なかなか風邪が治らない』 と感じている人は、実は『花粉症』かも知れません。


秋の花粉症」の代表的な植物

植物名 花粉飛散時期 生育場所
ブタクサ(キク科) 8月〜10月 道ばた、空き地、河川敷など
ヨミギ(キク科) 8月〜10月 平地から高山まで広く分布
ナカムグラ(クワ科) 9月〜10月 野原、荒れ地、道ばた、堤防など
 
例えば、これらの草が生い茂っている場所の近くを通った後で、症状が悪化し、自宅に帰れば軽快するなどの変化が見られれば、秋の花粉症の可能性が高い。

 

どう対処したらいいの?

秋の花粉症の原因となる植物は、『背の低い雑草』なので、春のスギ花粉と違い、『飛散量が少ない』うえに、『飛散範囲が広くない』。したがって、花粉の飛ぶ時期に、その植物の生えている『場所に近づかない』ようにすれば、発症を防ぐことも可能です。
発症しても、春に比べて症状は軽いことが多いようです。治療法は、基本的には変わりません。症状を緩和する、内服の『抗アレルギー薬』や、粘膜の炎症を抑える『ステロイドの点鼻薬』などがあります。検査で『花粉症』とわかったら、花粉の飛ぶ2週間位前からアレルギーの薬を飲めば、症状はらくになるでしょう。
アレルギーの原因植物が、何であるか調べてもらい、『マスクや眼鏡』などで、花粉と接触を防ぐことも効果的です。

秋になって鼻水、くしゃみなどの症状が出る人は、一度耳鼻咽喉科で検査してみてはいかがでしょうか。


 

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き の こ

秋の味覚の代表格、きのこ。
味も香りも良く、鍋でも味噌汁でもおいしくいただけます。
食物繊維が豊富で、便秘予防効果があります。また、低カロリーで、ビタミンやミネラルが豊富です。さらに、動脈硬化を防いだり、免疫力を高める効果も期待できます。
きのこは、切り株や倒木などに生えることから「木の子」、そこから「きのこ」に。植物ではなく菌類です。
日本には4000〜5000種類ありますが、この中で食べられるのは1000種類ほど。昔から食用にされていたという記録も万葉集などに残っています。

選び方のコツ
軸やカサの裏が茶色くなっていないものや、表面が水っぽくなっていないものを選びましょう。エリンギやシイタケの場合は、カサの部分が広がりすぎず、端が内側に巻き込んでいるものがよいです。
きのこのうまみ
グルタミン酸、イノシン酸と並ぶうまみの三大成分であるグアニル酸が豊富に含まれています。ただし、このうまみ成分を引き出すには調理過程が大切です。
「ゆっくり加熱」「乾燥」「冷凍」という3つの方法がおススメです。
うまみを引き出す調理法
ゆっくり加熱

50℃以上の温度で加熱すると、きのこの細胞の中の核酸が出てくる。
これが酵素に分解されて、うまみ成分のグアニル酸になる。ゆっくり加熱すると、細胞の核の膜が壊れる時間が長くなり、グアニル酸を増える。弱火でゆっくり加熱がポイント。

乾燥させる

乾燥させて水分を抜くと、核の膜が壊れ、核酸が出た状態に。
後は熱を加えるだけでグアニル酸が増す。乾燥させると香りも強くなる。

冷凍する

きのこを冷凍すると水分が凍るときに膨張し核の膜が壊れて、核酸が出てくる。
冷凍してもおいしいのは、シイタケ、エノキ、ナメコ。

保存のコツ
日持ちしないので、買ってきたら2〜3日で使い切りましょう。
冷蔵庫に入れる場合は、新聞紙に包み、密封容器などに入れて湿度を保ちます。使い切れなかったものの保存方法として、乾燥、冷凍、塩漬けがあります。
保存方法
乾 燥

自然乾燥と人工的な乾燥があります。
●自然乾燥
 風通しの良い所で直射日光を利用します。
●火力を使う
 弱火の遠火で焦がさないように時間をかけて乾かします。
●冷蔵庫利用
 そのまま入れておくと日数はかかるが乾燥できます。

冷 凍

茹でたきのこを冷まし少量ずつポリ袋に入れて冷凍します。シイタケ、エノキは生のままで冷凍できます。

塩漬け

湯通ししたきのこを保存容器の中で多めの塩に漬けておきます。

干しシイタケは冷蔵庫で戻そう
お湯で干しシイタケを戻していませんか?
50℃以上のお湯だと核酸を壊す酵素が働き、うまみのもとの核酸が減ってしまいます。うまみ成分を最大限に引き出すには、冷蔵庫で5時間以上、水もどしするのがよいでしょう。
もどし汁はだし汁として利用できます。
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