かわらばん2007年冬号のメニュー
音楽療法 岩盤浴 湿布ってなんだ?

<<前号へ         記事一覧へ           次号へ>>


 

マービー

ラカントS

 パルスィート

1/ 12

パルスィート

ゼロ

大量摂取でお腹がゆるくなる?

なることがある

なりにくい

なることがある

なりにくい

砂糖との甘さ比較(同量使用したら)

同等

同等

1.2gが砂糖5g

同じ甘さ

3gが砂糖9g

同じ甘さ

重量換算

不要

不要

必要(約1/4に)

必要(約1/3に)

カロリー

(砂糖と同じ甘さで)

1/2

ゼロ

1/12

ゼロ

原料

トウモロコシでんぷんが原料の還元麦芽糖(マルチトース)

トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵させたエリスリトールに羅漢果エキスを加えて調整

粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

エリスリトール、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

     音楽療法            

音楽療法とは、音楽を聴いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる医療行為です。演奏などの活動的音楽療法と、音楽を聴くなどの受動的音楽療法の2つに分かれます。最近では「治療の一環として音楽を利用する」という話も多く、様々な医療施設で取り入れられるようになっています。

■モーツァルトの音楽■

様々な音楽の中で、音楽療法として効果の高いのがモーツァルトの楽曲。なぜ、彼の音楽が効果的なのかというと、人間の健康を支える生体機能に刺激を与える高周波を豊富に含んでいる楽曲が多いからだそうです。

彼の音楽は、特にピアノやヴァイオリンの曲を中心に3500ヘルツ〜4200ヘルツ以上の高周波をバランスよく含んでいます。この高周波が音楽の特性によって、脳の自律神経の中枢に効果的に作用するということです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つがバランスよく働いているとよいのですが強いストレスが蓄積してくるとこのバランスが崩れてしまいます。現代人はストレス社会の中で生きているといわれ、、交感神経が過度に緊張しています。交感神経の働きが副交感神経の働きよりも優位になると、高血圧、虚血性疾患、不眠、肩こり、肌荒れ、冷え性などを起こしやすくなり、さらに、活性酸素が増加して、消化器の潰瘍、アレルギー、癌、動脈硬化などの要因になったりします。モーツァルトを聴くと、副交感神経が活性化され、自律神経のバランスを正しくしてくれるのだそうです。

■正しい聴き方■

音楽療法としての聴き方は、ただ鑑賞するだけでなく「聴くんだ(効くんだ!)」という気力と決意を持って聴くことが大切。1回10〜15分でもよいですが、心地よい音量で聴覚に意識を集中させ耳を覆うヘッドホンを使います。リラックスした姿勢で周囲を薄暗くして目を閉じます。

■期待できる効果

高血圧症、不眠症、冷え性、便秘症。
個人差はありますが、3〜4週間毎日継続すれば改善傾向になるといわれています。

■日常の音楽療法■

音楽療法の活用場面は、医療、福祉、教育の現場などがありますが、日常の場面にも音楽療法的な事柄があります。例えば人に話しかける時の音程は「A=ラ」の音がいいと言われています。この音は明るく元気よく聞こえ、話しかけた方もかけられた方も気分がよいのです。コミュニケーションのよい音で話すことは、人間関係の潤滑剤になります。これも一種の音楽療法活用術といえるでしょう。


2007年冬号トップへ>>>


岩 盤 浴

最近よく耳にする岩盤浴。みなさん、行ったことはありますか?
気にはなっているけど、どんなものかわからず、行ったことがないが多いかもしれませんね。ここで、岩盤浴をよく知って楽しむために簡単に紹介しましょう。
岩盤浴の発祥は、湯治場として有名な秋田県の玉川温泉。
火山の噴火活動で熱せられた岩の上で寝転ぶことにより遠赤外線の効果で体を温めていたことから始まります。最近では、同様の効果を狙って自然の鉱石や岩盤に熱を加えて遠赤外線の温熱効果を体験できる日帰り温泉施設が増えています。

岩盤の種類
多く使用されているのが、北海道産の「ブラックシリカ」九州産の「天照石」です。他に群馬の「貴陽石」石川の「医王石」などがあります。富士山の溶岩を使用している施設もあります。

岩盤浴の効果
発汗

じっくりゆっくり汗をかくのでミネラル分が失われにくい“サラサラ汗”がかけます。

脂肪燃焼

遠赤外線により体の芯からじっくり温めて、代謝を高め脂肪が燃焼しやすくなります。

遠赤外線により体の芯からじっくり温めて、代謝を高め脂肪が燃焼しやすくなります。

冷え性・肩こりの
改善
体は温められ、更に冷えにくい。冷え性の改善に効果的です。
デストック

マイナスイオンが血液浄化作用、細胞の活性化、抵抗力の増加を促進します。

美肌

皮脂腺の分泌を盛んにして詰まりを改善。新陳代謝が活発になり、肌がツルツルに。

リラクゼーション

マイナスイオンと、体をゆっくり温めることにより、ストレス緩和や疲労回復に効果があり、リラックスできます。

岩盤浴の効果的な入り方
@ 岩盤浴では大量の汗をかきます。入浴前に十分、水を補給すること。
A 岩盤の上にタオルを敷きます。
B うつぶせに寝て、最初に内臓を温めます。(5分位)
C 次に、仰向けに寝て、肩や腰などを温めます。時々両膝を立てて足の裏を温めるのもよいでしょう。(10分位)
D 休憩 水分補給をたっぷり行います。
E B〜Dを2〜3回繰り返します。ただし、無理はしないように。

岩盤浴でかいた汗は天然のローションの働きがあり、シャワーを浴びない方が肌には効果的なようです。入浴直後は吸収力が高まっています。水分だけでなく糖分や脂肪分も取り込まれやすい状態になっているので特にダイエット中の方はジュースやビールは禁物です。
高温のサウナに比べ体の負担が少なく高温が苦手な方でも楽しめるので、無理せず自分のペースで行なってみてください。

2007年冬号トップへ>>>


湿布って何だ?

【湿疹ってどんな病気?】
湿疹は、外部の刺激により皮膚に起こる皮膚の炎症で、15〜20%の人が一生に一度は経験するといわれ、珍しい病気ではありません。
湿疹の特徴は、小水疱(水ぶくれ)、小丘疹(皮膚面の隆起・もりあがり)、小膿疱(水疱の内容が膿であるもの)、痂皮(かさぶた)などの色々な発疹が同じ場所に混ざって現れることでかゆみを伴います。湿疹には、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、主婦湿疹、乾燥性湿疹、乾皮症、貨幣性湿疹、自己感作性皮膚炎、脂漏性湿疹、ビダール苔癬などの疾患があります。

【症状と特徴をいくつか紹介しましょう。】
接触性皮膚炎

外部からの刺激が皮膚に直接触れたために炎症を引き起こすもので、俗にかぶれと呼ばれる。原因には、そのものの物理的・化学的性質や接触の頻度、個人の素因が関係する。

主婦湿疹

手荒れ、乾燥、亀裂、指紋の消失、赤味、小さい水疱、びらん、かさぶたなどの変化を生じ、強いかゆみを伴うことがある。洗剤を使った掃除や炊事などの家事や水仕事による刺激で現れる。

脂漏性皮膚炎

赤ちゃんの顔に出来やすく、頭(後頭部、前頭部のはえぎわ)、顔、わきの下、股など油っぽい場所に出来る湿疹。体質、消耗が原因でビタミンB2が不足して、脂肪の代謝がうまくいかないと発病する。細菌やウィルス感染が関係する場合もある。

貨幣性湿疹

湿疹の境界がはっきりした、10円玉ほどの大きな湿疹で見分けやすいのが特徴。老人の下腿に良く出来る。発症場所を掻くことで湿疹が拡大化する。悪化すると小さなツブツブが体全体に広がることもあるが、他人に感染することはない。肌の乾燥で誘発され、刺激物になる薬品、化粧品、身につける貴金属が原因といわれる。

アトピー性
皮膚炎

かゆみがあり、特徴的な場所に皮膚炎ができ長期に続く病気。原因は、複雑で多くの原因が関係しているといわれる。例えば、ダニ、食べ物、カビ、花粉症、動物の毛、食品添加物、気候、大気汚染、ストレスなど多くの因子が複雑に関係して発症していると考えられる。

【どこに注意すればいいの?】
●原因となる物質を避け、再び接触しないように注意することです。何で皮膚炎を起こしたかを記憶しておくことが大事です。
●かゆみがあってもむやみに掻いてはいけません。掻いた傷口から菌が侵入し化膿する原因になります。
●入浴は体を清潔のするためには欠かせませんが、石鹸でゴシゴシ擦ったり、刺激の強いシャンプーを使ったりするのは良くありません。優しく洗いましょう。
●規則正しい生活、バランスの良い食生活を心がけましょう。
【治療の3本柱】
炎症の
コントロール

主にステロイドの塗り薬が中心になります。(医師の指導の下、正しく使用)

かゆみの
コントロール

抗ヒスタミンの飲み薬が中心です。

スキンケア

清潔:毎日のシャワー、入浴。石鹸、シャンプーは刺激や洗浄力の強くないものを。
保湿:入浴後は必要に応じて保湿剤を使用しましょう。処方箋で出せる保湿剤には、白色ワセリン、尿素軟膏、ヘパリン様物質を含む製剤、ザーネ軟膏、サリチル酸軟膏などがあります。

冬は乾燥により角層(体を外界から守る薄いバリアー)の水分が少なくなり壊れやすい季節です。皮膚が乾燥すると表面に小さな穴がたくさん開いてバリアーが壊れ、色々なものが通過してトラブルが起きます。特に子供や老人の皮膚は皮脂の分泌が少なくバリアーが壊れやすいのです。湿疹ができたら自己判断で過去にもらった薬や市販薬を適当に使わず、正しい診断と治療を行ってください。


2007年冬号トップへ>>>