かわらばん2006年冬号のメニュー
カンタンレシピ そば(蕎麦) 乾燥とかゆみ

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春雨のサラダGOI MIEN

ベトナム料理といえば「生春巻き」「フォー」が有名ですが、中国やフランスの影響を受けたベトナム料理は多種多彩で日本人の口にもよく合います。調味料ではヌクマム(ナンプラー)が欠かせませんが、今回は、そんなベトナム料理の中から、ヌクマムとレモンを使ったサッパリとしていて、とてもヘルシーな「春雨のサラダ GOI  MIEN」をご紹介します!

材料(4人分)】
・にんじん 
・たまねぎス
・緑豆春雨
・かにかまぼこ
・ブラックタイガー
・鶏胸肉 
・大葉 
・ピーナッツ
・調味料 
   
1/2本 千切り
1/2個 薄くスライス
25g   お湯で戻す
1袋   細かく裂く
8尾程度 ゆでて2枚切りに
100g ゆでて細かく裂く
5枚   千切り
適量   軽く砕く
砂糖大さじ1.5、ヌクマム大さじ2、レモンの絞り汁2/3個分、塩・胡椒少々

※ヌクマムはナンプラーで代用できますがヌクマムより塩気が多いので量は少なめに。

【作り方】
1.にんじん、たまねぎを千切りにし、酢と砂糖を適量加えた水にさらしておく。エビは塩ゆでし殻をむき2枚に切り、鶏肉や春雨などの他の材料も下準備しておく。
2.調味料を合わせてドレッシングを作る
3.エビ、ピーナッツ以外の下準備した材料をボールに入れ、ドレッシングで軽く混ぜる。
4.皿に盛り付け、その上にエビをきれいに並べて、軽く砕いたピーナッツを振り掛ければ出来上がり!


 

マービー

ラカントS

 パルスィート

1/ 12

パルスィート

ゼロ

大量摂取でお腹がゆるくなる?

なることがある

なりにくい

なることがある

なりにくい

砂糖との甘さ比較(同量使用したら)

同等

同等

1.2gが砂糖5g

同じ甘さ

3gが砂糖9g

同じ甘さ

重量換算

不要

不要

必要(約1/4に)

必要(約1/3に)

カロリー

(砂糖と同じ甘さで)

1/2

ゼロ

1/12

ゼロ

原料

トウモロコシでんぷんが原料の還元麦芽糖(マルチトース)

トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵させたエリスリトールに羅漢果エキスを加えて調整

粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

エリスリトール、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK

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そば(蕎麦)

蕎麦は立秋前後に種を蒔き、翌年の秋に収穫する一年生草本で、その高い薬効が古くから知られています。蕎麦の花や葉、茎などにそれぞれの効能があり、花(花粉)は貧血に、葉は出血、脳卒中に、茎は美肌に、皮は枕の芯として利用されています。

ルーツ
原産は中央アジアといわれ、シベリア、中国、朝鮮高地などで古くから栽培されてきました。
日本では8世紀から伝えられ、山地で栽培されるようになりました。最初は、皮を除き、米と一緒にソバご飯として利用されていました。現在の麺状蕎麦になったのは江戸時代です。

栄養素
主な成分はデンプンで、消化されて最終的には糖分になります。蕎麦に含まれる栄養素の中で最近話題の栄養素といえば、なんといってもルチンでしょう。その他にも、たんぱく質やミネラルのカリウム・鉄、ビタミンB1、B2も豊富です。

ルチンの話
ルチンとは、フラボノイドポリフェノールで、ビタミンPと呼ばれ、水溶性の化合物です。強い抗酸化作用があります。
※次のような効果があるといわれています。
・血管を丈夫にして出血性の病気に効果があり、血圧の上昇を抑制してして高血圧の予防に役立つ。・膵臓の機能を高めインシュリンの分泌を促進して糖尿病予防に効果がある。
・ビタミンCの吸収を促進して循環器疾患の予防に役立つ。
・脳細胞の酸化を防ぎ記憶力を向上させる効果がある。
ルチンは1日30mg摂ればよいですが、一食分の蕎麦には100mgのルチンが含まれています。

蕎麦の上手な食べ方・上手な栄養素の摂りかた
ビタミンBの吸収を促進する成分アリシンと一緒に食べると粘膜を丈夫にして抵抗力を高めます。
蕎麦のゆで汁は捨ててしまいがちですが、この汁は蕎麦の大事な成分ルチンを含んでいるので、「食後のお茶感覚」とはいかないまでも捨てないで飲んでみましょう。
蕎麦には胃腸の機能や、食欲を回復させる作用、また整腸作用があるのですが、蕎麦そのものが消化しにくいため、胃腸の弱い人は控えめに摂取しましょう。
もちろん、蕎麦アレルギーの人は、食べることはできません。

年越し蕎麦の話
大晦日の夜、年越しのしきたりとして食べる蕎麦のこと。東京では「みそか蕎麦」大阪では「つごもり蕎麦」といいます。
細く長く寿命を保つ縁起の良い食べ物として食されます。年越し蕎麦が盛んになったのは、元禄時代です。蕎麦は風雨にさらされても翌朝に日光に当たればたちまち元気になるところから、七転び八起きにつながるとして、好んで食べられました。

引越し蕎麦の話
「おそばに参りました」「そば近く」をもじって、転居した際、その近隣に近づきのしるしに配る蕎麦のことです。

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乾燥とかゆみ

冬になると、すねや腰のあたりの「かゆみ」に悩んでいませんか?
60歳以上の人では約75%の人がかゆみに悩んでいるとのデータもあります。
しかし、最近は年齢を問わず、増える傾向にあるようです。
冬のかゆみの多くは、肌の「乾燥」が原因です。
乾燥肌は、医学的には「乾皮症(かんぴしょう)」といいます。皮膚が乾燥してカサカサになり、白っぽく粉を吹いたような状態になります。

肌がかゆいと、つい爪でかいてしまうものです。
しかし、かくことでさらにかゆみが悪化します。
乾燥の原因のかゆみでは、まずは保湿に努めることが大切です。
適切な保湿対策を行えば、かゆみは改善されていきます。
保湿剤で皮膚の表面に人工的な膜を作り、外部からの刺激を受けないようにしたり、水分蒸発を防ぎます。保湿剤のタイプには次のようなものがあります。使ってみて自分に合うものを選びましょう。

尿素入りまたは
ヘパリン類似物質入りの保湿剤

水を溜め込んだ状態で皮膚の表面にくっつき、潤いを与えます。尿素入りのタイプには、角層を軟らかくして、肌をなめらかにする効果もあります。

ワセリン入りの保湿剤

皮膚の表面の脂の膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。

セラミド入りの保湿剤

角層に入り込み、角質細胞脂質のセラミドを補います。







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