2005年 

 
かわらばん2005年秋号のメニュー
カンタンレシピ 林檎(りんご) ナチュラル
クリーニング

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うどん餃子
☆用意するもの(2~3人前)☆
・にら ・・・ 1/2束
・豚ミンチ ・・・ 200g
・卵 ・・・1個
・ゆでうどん ・・・ 1玉
・椎茸 ・・・2~3枚
・サラダ油 ・・・ 適量
・ごま油 ・・・ 適量
・塩、コショウ ・・・ 少々
 

☆作り方☆
①にら、椎茸、ゆでうどんを細かく切り、豚ミンチ、卵(全卵)を加えて餃子の具を作る時のようによくこねます。この時、塩コショウで味付けをします。
②フライパンを火にかけ「サラダ油」と「ごま油」を適量ひき、具材を手のひらより少し小さく、厚さ1~1.5cmくらいに形を整えてフライパンに置いていきます。
③両面にこげ色が付くまで焼いて完成!
 

☆食べ方☆
「ポン酢」、「からし醤油」など、何をかけても美味しいよ!(でも、ポン酢がオススメ♪)
ビールがあれば言うことなし!!
 

☆ワンポイント☆
カリッとした食感が美味しさの秘訣なので、弱~中火でしっかり焼きましょう。うどんの大きさは、お好みで少し大きめにしても、また違った食感が楽しめますよ!

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林檎(りんご)

現在では、年中リンゴが売られているのを目にしますが、「確かりんごの旬は秋、だったような・・・昔は秋から冬にかけてしか、リンゴを見ることはなかったなぁ・・・」なんてことを思いながらリンゴの栄養について書いてみることにしました。

林檎のルーツ
リンゴの原産地は中央アジアで、4000年前からヨーロッパに伝わり、鎌倉時代に中国を経て日本に伝えられたといわれています。
現在のリンゴのもとになったのは明治時代に西洋種が入り改良して栽培されたものです。現在世界に数千種のリンゴがあります。

林檎に含まれる栄養素

クエン酸
リンゴの酸味にはクエン酸・リンゴ酸・酒石酸などが含まれ、疲労回復や風邪に対する抵抗力を高める働きがあります。

ペクチン
食物繊維の一種で水に溶けやすく、水分を含むとゼリーのような団塊状になります。腸内のビフィズス菌という善玉菌のえさになり善玉菌が悪玉菌を抑制して整腸作用を発揮します。また、ペクチンは腸内の老廃物質を取り込んで体外に排出します。その整腸作用に伴ってコレステロール値を降下させて、血行もよくするため、高脂血症や高血圧、心臓病などによい効果があります。ペクチンは皮に多く含まれます。

エピカテキン
リンゴのポリフェノールはエピカテキンという成分で、お茶のカテキンより抗酸化作用が強く、水と熱に強い特徴があります。エピカテキンも皮に多く含まれます。

りんごに含まれる他の栄養
リンゴには、果物によくあるビタミンCは少ないのですが、その代わりに前述のクエン酸やペクチン、エピカテキンの他にも、タンニン、カリウム、鉄分、リンゴ酸など体に良い成分がバランスよく含まれています。
リンゴの皮をむいて放置すると茶色に変色しますが、それは鉄分やポリフェノールが酸化したもので、塩水やレモン水につけると変色しません。

りんごにはこんな働きも・・・
リンゴの整腸作用は消化不良の人の下痢、便秘のどちらにもよいです。また、リンゴには利尿作用も認められています。
東洋医学的には、リンゴは唾液などの分泌を促進し肺を養い機能を回復したり、熱を収めイライラを解消したり、食欲を促し二日酔いを解消する働きがあるといわれています。
林檎の調理法
焼きリンゴ
口内炎に効果があるといわれています。

すりリンゴ
子供の軽度の下痢に効果があります。また、リンゴをそのまま食べるより糖分が血糖に影響しにくいといわれています。

リンゴ丸ごと
毎日皮をむかずによく噛んで食べると便秘によいです。ただし、皮に農薬が残っていないか確認してから食べましょう。

リンゴの有効成分は加熱に強く、その特徴を利用して、アップルパイ、ジャム、ゼリー、シロップ、リンゴ酢、リンゴ酒など様々な調理法があります。
リンゴがからだにいいからといって、毎日2個を食べ続けると、大量のリンゴ酸などの刺激によって胃腸の弱い人は胃腸の粘膜を傷つける恐れがあるのでご注意を!!また、リンゴの皮にも体にいい成分がたくさん含まれていますが、残留農薬の恐れがあるようなら皮はむいた方がよいでしょう。

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ナチュラルクリーニング

「ナチュラル・クリーニング」とは、合成洗剤を使わず、重曹や酢(またはクエン酸)を上手に利用して、汚れを落とす自然にも人にも優しく、安全な掃除方法です。基本は「汚れを中和させる」という考え方。汚れには、酸性のものと、アルカリ性のものの2種類があります。(下図参照)

酸性の汚れ

アルカリ性の汚れ

油汚れ バターなどの油脂食品
ビール・日本酒など
手あか 湯あか

石鹸カス 水あか
タバコのヤニ
生臭いニオイ

重曹・せっけんでお掃除

酢(クエン酸)でお掃除

カーペットのお手入れ
①全体に重曹をふりかけ、指でもみ込み、ひと晩置く。
②翌朝、掃除機で重曹を吸い取る。

フローリングの汚れ落とし
①酢水(水で2~3倍に薄めた酢)を床にスプレーしてすぐに布でふき取る。

電子レンジの汚れ落とし
①重曹大さじ2と水1カップを耐熱容器に入れてよく混ぜる。
②ふたをしないで電子レンジで約2分間加熱する。
③庫内や扉の内側に蒸気がついたら、布でふき取る。

やかんのカルキ落とし
①やかんに水1カップと酢1カップを入れて火にかけ沸騰させる。
②火を止めてそのままひと晩置き、タワシやスポンジでこする。
③水で洗い流す。

便器の汚れ落とし
①トイレの水溜りにトイレブラシを入れ、勢いよく上下させて水位を下げる。
②便器の内側全体に重曹をふりかけ、トイレブラシでこすったら水を流す。

浴室の床や壁の石けんカス落とし
①汚れた部分に酢水(水で2~3倍に薄めた酢)をスプレーし、スポンジでこする。
②水で洗い流す。
【注意】大理石には使用不可

バスタブの汚れ落とし
①湿らせたスポンジに重曹をつけ、バスタブをこする。
②水で洗い流す。

  

◆ 一緒に使えばパワーアップ!◆
排水口のぬめり取り
①重曹1カップを排水口に入れ、続けて酢1/2カップを注ぎいれる。
②重曹が溶けて泡立ってくるので、すぐに栓をして30分ほど放置する。
③お湯を流してすすぐ。

◆ 掃除以外にもこんな利用法があります。

冷蔵庫や下駄箱の消臭剤
①重曹1/2カップを口のあいた容器に移し、ガーゼなどをかぶせて輪ゴムでとめる。
②冷蔵庫や下駄箱の隅に置く。
※効果は3ヶ月ぐらい。使い終わった重曹は掃除用に。

観葉植物の葉のつやだし
①水300ccに酢小さじ1を加え、葉にスプレーする。
②布でふく。

紹介したのはごく一部ですが、気がついた時にサッとできて、習慣にしておけば年末の大掃除もラクラク!今日から気軽に始めてみませんか?

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