話題の健康食品『にがり』、“ダイエットに!肌荒れに!にがりが効きます。”なんて事をテレビや雑誌で見たこと読んだことはないですか?健康志向なテレビ番組や雑誌で最近よく取り上げられる「にがり」。では「にがり」とはどういうものなのでしょうか?
日本人はその昔、塩を得る為に海水を「塩田」に引き入れ、天日で乾燥を何度も繰り返していき、濃くなった海水(かんすい)を火にかけて、塩の結晶を得ました。これらは不純物が多く汚れており湿気を呼ぶので、さらに水でさらして煮詰め直し、不純物の比較的少ない物を得ようと努力してきました。これらには現在売られている食塩や食卓塩の主成分の塩化ナトリウム以外の海水の成分がたくさん入っていました。この塩化ナトリウム以外の海水の成分を「にがり」とよんでいます。
この「にがり」には、60種類以上とも言われているミネラル分が含まれています。主な成分は、塩化マグネシウム,硫酸マグネシウム,塩化カリウム,塩化カルシウムなどです。これらの物質は体を構成する成分となったり体内で産生される物質の材料となったりします。よって「にがり」にはたくさんの効果があるといわれています。
ただし、街中で言われている「にがり」の効果も科学的に解明されているものではありません。
しかし、現在市場に出回っている「にがり」はそんなに高価なものではないので、気になる効果や期待したい効果があるならば試してみても良いかもしれません。
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