かわらばん2002年秋号のメニュー
抜け毛・薄毛をストップ! 秋の食べ物で健康になろう! 痴呆症

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あるメーカーのアンケートによると「髪に関して悩みがある」と答えた人は約90%
そのBest3は、
            1位  白髪が多い、増えた
           2位  抜け毛が気になる
           3位  パサついている

夏の紫外線でダメージをうけた髪、そのケアとは?
髪の毛は毛穴の奥にある毛母細胞が髪の毛をつくり出し、根元から押し上げるような形で伸びていきます。
つまり髪は頭皮でつくられるということ。頭皮が健康でないと美しい髪は生まれず、抜け毛・薄毛の原因になります。また皮脂や汚れがあると、せっかくの育毛剤も浸透しません。そこで今注目されているのが頭皮のケアです。
正しいシャンプー、ブラッシング、マッサージの仕方を紹介します。

基本はシャンプーです
@まず軽くブラッシングしてからシャンプーへ
Aたっぷりのお湯で予備洗いして髪と地肌を充分にぬらす
Bシャンプーはきちんと泡立てて必要なら二度洗いを
C指の腹を使って小刻みに地肌を洗う
Dすすぎは充分すぎるくらい充分に洗い流す
Eリンスは髪全体になじませたら充分に洗い流す
Fやさしく押さえるようにタオルドライ、ドライヤーは根元から

ブラッシングはやさしく
ブラッシングのコツは髪に無理をしないこと。
頭のてっぺんからとかそうとすると、ひっかかり髪を傷めることに。
まず毛先から徐々に、えりあしや側頭部は髪の流れとは逆方向に、やさしくブラッシングしましょう。

血行を良くするマッサージ
@生え際から頭頂部に向かって指の腹で小さな円を描くように動かします
A首のほうから頭頂部に向かって頭皮をつまむようにしてすぐ離します
B頭全体を10本の指を使ってリズミカルにトントンとたたきます

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栄 養 効 能 おすすめ調理法
さつま芋
ヘビースモーカーはたくさん食べよう!
熱に強いビタミンCが豊富。
ビタミンEは玄米の2倍。
コレステロールに対して強い食物繊維が多い。
消化器系の働きを高めて、胃腸を丈夫に体を元気にします。気力のない時、ストレスのために食欲がない時も有効です。
また、さつま芋のベータカロチンやプロテアーゼ阻害物質が肺ガンの予防になります。
栄養を丸ごと食べるには、焼くこと。焼き芋は最高!
また、煮る時に生姜を加えれば消化器系の強化に、レモンを加えると消化器の機能が高まります。
里芋
脳を元気にしてくれる
『いも類はカロリー高そう』と思っている方は×。是非里芋を!
カロリーが低く食物繊維も豊富。
また、ビタミンBやぬめりのもと、ガラクタンは脳細胞を活発にします。
慢性の便秘に悩んでいる人にオススメ。胃腸の調子を整え、食欲も増進するので、やせて食欲のない人はうってつけだ。 消化の良い大根や人参、タンパク質の豆腐、繊維の豊富な里芋の組み合わせのけんちん汁は、便秘、高血圧、糖尿にも効果的な健康料理!

ストップ!渋皮むき!
ビタミンB1,C、デンプンを多く含んでいる。また、渋皮に含まれるタンニンは、抗ガン物質として最近、脚光を浴びている。 筋肉や骨を丈夫にする働きがあると言われ、胃腸を丈夫にし、血液の流れを良くする働きもある。足腰に自信がなくなってきたら、毎日1,2粒栗を食べてみよう! せっかくの渋皮をむいてしまうのはもったいない。是非、渋皮煮がオススメ!おやつには、スナック菓子より甘栗を!

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……予防とケアのテクニック……

猛スピードで高齢化が進むなか「痴呆症」の高齢者もふえています。
将来ぼけないために、また万が一家族がぼけたときのために、痴呆症の予防とケアのポイントを紹介します。

「単なる物忘れ」と「痴呆症」はここが違う!

老化によるもの忘れ 痴呆症

・体験の一部を忘れる
・物の名前を忘れることが多く、物事自体は
さほど忘れない
・もの忘れを自覚している
・人や場所、時間はほぼ正しく認識できる
・日常生活に大きな支障はきたさない

・体験全体を忘れる
・物の名前だけでなく、物事自体も忘れる
・もの忘れの自覚に乏しい
・人や場所、時間を正しく認識しにくくなる
・日常生活に大きな支障をきたすことがある
  (電話の取次ぎができないほど)

痴呆症には大きく「アルツハイマー型痴呆」と「脳血管性痴呆」にわけられます。
脳が特有な変化を伴って萎縮するアルツハイマー型痴呆は、詳しい原因は不明です。記憶だけでなく、判断・理解・思考といった広範囲の脳の機能が低下するのが特徴です。
脳梗塞や脳出血がおこり、脳細胞に十分な血液がいきわたらず部分的に機能が失われるのが、脳血管性痴呆です。記憶力は失われても判断力は残っているなど「まだらぼけ」が特徴です。

普段の生活でぼけを予防する10か条と、万が一家族が痴呆症になって介護が必要になったときの介護のコツを紹介しましょう。

ぼけ予防10か条
1〜4はおもに脳血管性痴呆、5〜10はおもにアルツハイマー型痴呆を防ぐポイントです。
@塩分と動物性脂肪を控えたバランスのよい食事を
A適度に運動を行い足腰を丈夫に
Bたばこと深酒はやめて規則正しい生活を
C生活習慣病(高血圧、肥満などの予防・早期発見・治療を
D転倒に気をつけよう。頭の打撲はぼけを招く
E興味と好奇心をもつように
F考えをまとめて表現する習慣を
G細やかな気配りをしたよい付き合いを
Hいつも若々しくおしゃれ心を忘れずに
Iくよくよしないで明るい気分で生活を

介護のコツ10か条
@なじみの人間関係を作ること
A理屈による説得よりも共感的納得をはかる
Bお年寄りの言動を受容し理解する
Cお年寄りのペースやレベルにあわせる
Dお年寄りの良い点を認め、良い付き合いをする
E見下した態度をとったり叱ったりしない
F孤独に放置せず、話の輪に入れる
G寝込ませない
Hよい刺激を絶えず与える
Iお年寄りの今を大切にする

痴呆症かもと思ったら、できるだけ早く内科などの先生に相談しましょう。まず、痴呆症を早期に発見し適切な治療と介護をすることが大切です。

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