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これだけは知っておきたい、
<<青魚の効用>>
日増しに涼しくなり、過ごしやすい気候になってきました。今回は、これからの季節よく食卓にのぼるサバ・サンマなどの青魚の効用についてお話します。
まず、青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、ビタミンA・B1・B2・D、ミネラル、アミノ酸、タウリン、カルシウムが含まれています。
特に、少し前に注目されていたDHAには、「記憶・学習能力の向上」、「視力の回復」、「高血圧の予防」、「コレステロールの減少」の効果があります。
DHAを多く含む魚・・・・マグロ、ブリ、サバ、ハマチ、サンマ
EPAには、血液中の中性脂肪やコレステロールを減少させる効果があり、血液をさらさらにすることができます。
EPAを多く含む魚・・・・ハマチ、マイワシ、サバ、ニシン、ブリ
そして、青魚に酢を使うとカルシウムの消化・吸収がよくなります。サンマにすだち・大根おろしという秋の定番メニューですが、すだちによってサンマのカルシウムの吸収がよくなり、大根に含まれるジアスターゼには消化を助ける働きがあります。昔ながらのメニューは、理にかなっているのですね。
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入眠すると脳波には徐波が現れ、これらが大脳の休息を意味するノンレム睡眠の指標です。次第に深くなり1時間半くらい続きます。ついで覚醒時の脳波に変化しますが、この時は体内の筋肉がグッタリして身体は休息しています。夢を見たり、寝言を言ったりするのはこの時期で、脈拍・血圧・呼吸の乱れなども認められます。眼球が激しく動くのが特徴で、この時期の睡眠をレム睡眠といいます。レム睡眠は20分くらい続いて覚醒するか、次のノンレム睡眠に入ります。このようなことを何回か繰り返して、一晩の睡眠になります。
不眠症の原因や症状にはいろいろありますが、チェック項目や診断チャートであなたの睡眠を正しく知っておきましょう。実際にはかなり睡眠をとってるのに、主観的に睡眠不足だと信じこんでる人も少なくありません。睡眠中に時々覚醒する瞬間を覚えているのですが、その前後は眠っているのには気づかず、一晩中眠れなかったと思い込んでいます。
不眠の治療を行うのに一番大切なことは、治療を行う前に原因がどこにあるかを探ることです。「そうは言っても眠れない。眠らないでいると死んでしまう。」「人間は誰もが1日8時間の睡眠が必要である。」といった誤った考え方に支配されている人が多く、真に眠りが必要な時は求めなくても、不可効力的に眠らざるを得なくなるという認識を持つことが必要でしょう。しかし、原因を除いても改善されない時には、初めて睡眠剤による治療をおこないます。その時は、医師の指示に従い、飲んで下さい。自分勝手に飲んだり止めたりすると、望ましい薬物治療がおこなえません。
秋の夜長、心地良い眠りで健康にお過ごし下さい。
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ビタミンの種類 |
食品名 |
特徴 |
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脂 溶 性 ビ タ ミ ン |
ビタミンA
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牛・豚肝臓、緑黄色野菜(ニンジン、ほうれん草)、バター、マーガリン、卵黄、ウナギ、肝油など |
熱でこわれにくい 油で調理するか油と一緒にとると吸収がよくなる |
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ビタミンD
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まぐろ、かつお、干し魚(いわし、しらすぼし)、しいたけ、卵黄、肝油、サバなど
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熱にも強く、調理でこわれにくい 紫外線を受けて体内でも作られる |
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ビタミンE
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ウナギ、サバ、タラコ、ナッツ類(アーモンド、ピ−ナッツ)、大豆製品(納豆、豆乳、豆腐、大豆)、 植物油、小麦胚芽油、アボガド、えんどう豆、牛乳、牛肉、マーガリンなど |
熱や酸に強い 油で調理すると吸収がよくなる
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ビタミンK |
抹茶、ほしのり、乾燥わかめ、糸引納豆、キャベツ、パセリ、しそなど |
熱に強い |
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水 溶 性 ビ タ ミ ン |
ビタミンB1 |
米穀類(胚芽米、玄米)、豆類(大豆)、ピーナッツ、ゴマ、豚肉、焼きのり、干しのり、牛乳、ロースハム、ほうれん草など |
熱でこわれやすい |
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ビタミンB2 |
牛乳、乳製品(ヨーグルト、チーズ)、牛・豚肝臓、卵、ほうれん草、アーモンド、のり、わかめ、糸引納豆、豚肉、サバ、カレイ、椎茸、焼きのりなど |
熱にやや安定 体内で腸内細菌からも作られる
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ビタミンB6 |
イワシ、サケ、サバ、マグロ、ヒ ラメ、バナナ、大豆、とうもろこ し、牛乳、卵黄、玄米、小麦胚芽、 牛・豚肝臓など
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調理でこわれにくい 広く食品中に含まれ、不足しにくい 体内で腸内細菌からも作られる |
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ビタミンB12 |
カキ(貝)、アサリ、ハマグリ、牛・豚肝臓、牛肉、ニシン、いわし、サバ、卵、牛乳、チーズなど |
植物性食品にはほとんど含まれない 調理でこわれにくい |
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ニコチン酸 |
肉類(牛、豚、鶏)、カツオ、マグロ、ゴマ、玄米、ピーナッツ、サバ、干し椎茸、牛・豚肝臓など |
体内でビタミンB2、B6とたんぱく質からも作られる |
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パントテン酸 |
胚芽米、玄米、肉類、牛乳、豆類(大豆、そら豆、ピーナッツ、グリンピース、いんげん豆)、ニシン、 卵、サツマイモなど |
調理でこわれにくい 体内で腸内細菌かれも作られる |
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ビタミンC |
ミカン類、イチゴ、レモン、ほうれん草、ブロッコリー、ピーマン、ジャガイモ、キャベツ、サツマイモ、柿など |
調理でこわれやすい(水にひたす時間や加熱する時間を短く) |
卵の殻もこんなところに大活躍
口が細くて手が入らない容器や小さな調味料入れなど、スポンジが届かない容器のそうじには、卵の殻を使いましょう。容器1リットルにつき卵の殻1個を小さく砕いて容器に入れ、その殻が浸るくらいの水を加えます。しっかりフタをし、容器を上下に振りましょう。底の縁のほうにこびり付いた汚れも落とせます。卵の殻にはたんぱく質が多く付着していて、そのたんぱく質には塗るとツヤを出したり、滑りをよくしてくれる働きも。ぜひお試しを。
こんにゃく湿布
こんにゃくが持つ冷めにくい性質を生かした温湿布。鍋にこんにゃくを入れ約10分間煮、厚手のタオルを2枚くらい重ねたもので何重にもくるみます。肩、首筋、お腹などに当ててみましょう。30分間くらいは温かさが持続し、ぬるくなったら煮直し、何度も繰り返して使えます。カイロなどの「乾熱」とは違い、「湿熱」なので、熱が体の奥のほうまで浸透してポカポカに。
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