かわらばん1999年 秋号のメニュー
長生きの秘訣「食事」 秋・冬の暦
「酢水ぞうきん」で静電気防止? 糖尿病について

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長生きできる秘訣は

8割以上がP「自分は働き者」で「人付き合いがいい」と思っており、睡眠時間は平均9時間、昼寝は3時間。
NHKが全国の百歳以上の百人にアンケートした結果、こんなお年寄りの像がわかった。
 健康のため毎日していることは、散歩(25%)、体操(20%)、草むしり(16%)。お酒を今も飲む人は30%、
中には「現在は1日3合だか、75歳までは、1升飲んでいた」というつわものも。たばこを吸う人は6%だけだった。
「百歳になりたい」と考えている人へのアドバイスは、クヨクヨせず、のんびり暮らす(30%)、食生活に気をつける(16%)など。
「生活の中で便利なもの」という質問に対し、一番多かったのがテレビ、以下電話、電灯と続き、コンピューターをあげる人もいた。

1999.9.15. 朝日新聞

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10月10日体育の日
東京オリンピックの開会式が10月10日だったのを記念して制定された日で、運動会や体育祭が多く行われています。
運動会のお弁当には体内で早くエネルギーに変わる炭水化物中心のメニューにし、もちろん衛生面での注意も大切。
そこで、すし飯で作るいなりずしや太巻きずしがイチオシの献立。
11月15日七五三
七五三は3歳の男女、5歳の男の子、7歳の女の子が氏神さまにお参りして、無事成長したことの感謝と神のご加護を祈るという昔ながらの習慣です。そして七五三といえば千歳飴。千歳飴は、飴を
ひっぱるとのぶびように「寿命が延びる」という縁起もので、赤飯を一緒に内祝いで配ることもあります。
12月22日冬至
一年で一番昼が短い日。冬至に「ん」のつく食べ物を食べると「運」にあやかるそう。例えば、れんこん、にんじん、きんかん、かんてん、なんきん(かぼちゃ)、こんにゃく。ゆず湯も冬至のお約束で、皮に含まれる精油の効果で体が芯から温まり、風邪を防いでくれるのでこの日にゆず湯に入ると無病息災で過ごせるといわれています。

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電話、テレビ、オーディオなど、ほとんどの家電製品はそれ自体が静電気を引き起こすので、汚れやホコリがつきやすく、汚れが落ちにくいものです。
バケツや洗面器の水に酢を少し混ぜ、ぞうきんをかたくしぼって拭きましょう。
酢水で拭くと汚れ落ちがよく、また、静電気を防止する効果もあるので、ホコリもつきにくくなります。

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糖尿病は、血液中のぶどう糖が多くなり、尿に糖が出る病気です。
血液中のぶどう糖濃度を血糖値といい、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、この血糖値をコントロールしています。インスリンは、血液中からブドウ糖を細胞内に取り込みエネルギーに変える働きをしています。インスリンの分泌が不足すると、ブドウ糖はエネルギーとして十分に利用されず血液中にとどまり、血糖値が上がり、ついには尿に出る
ようになります。

<種類と特徴>

特 徴 \ 種 類 インスリン依存型(IDDM) インスリン非依存型(NIDDM)
発  症  年  齢 若年(小児〜青年) 中高年者
糖尿病全体に対する比率 約5% 約95%
症状の現れ方 急激 潜在的にゆっくり
肥満傾向(体型) やせている事が多い 比較的肥満型が多い
インスリン分泌 欠如又は高年の障害 分泌が不十分
遺  伝  関  係 薄い 濃厚(60〜80%)
原         因 膵臓B細胞のウイルス感染 遺伝的素質と食べ過ぎ、運動不足
糖尿病性昏睡 陥りやすい 陥りにくい
診断きっかけ のどが渇き、水を沢山飲み尿が多く出る、やせる 健康診断や病気で受診した時が多い
治療 インスリン療法 必ず必要 必要とする時もある
 薬物療法 無効 有効


{合併症とアドバイス}
次第に、全身の血管や神経が侵されて、動脈硬化から脳血栓や狭心症、心筋梗塞、糖尿病性網膜症などが発生します。
 糖尿病と診断されたら、眼底検査や尿たんぱく検査、神経の検査などを行い、合併症がないかを調べることが、大切です。また、糖尿病は慢性の病気ですから、気長に根気よく治療を続け、日ごろから、適切な食事、適度な運動を心がけてください。
 境界型の人や身内に糖尿病患者のいる人は、将来、糖尿病になる危険性が高いので、食べ過ぎや運動不足に注意するとともに、定期的に血糖検査を受けましょう。
【血糖値コントロール基準】
(単位mg/dl) 空腹時の血糖値 食後2時間の血糖値
ベストコントロール 70〜110 〜150
ベターコントロール 140以下 200以下
まあまあのコントロール 170以下 250以下
コントロール警戒区域 170以上 250以上
    {血糖値が下がり過ぎても恐い!!}
 重症低血糖を、契機に、網膜出血、下肢疼痛が発現することもあり、規則正しい食事摂取、必要に応じた間食、また空腹時の過激な運動を避けるなど心がけましょう。
【低血糖の症状と血糖値の関係(おおよその目安)
血糖値
mg/dl
60 副交感神経期 空腹感、あくび、悪寒
50 大脳機能減退期 無気力、倦怠感、計算力減退
40 交感神経期 発汗(冷汗)、動悸(頻脈)、ふるえ
30 低血糖昏睡前期 意識消失、異常行動
20 低血糖昏睡記 けいれん、昏睡

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