かわらばん1998年 夏号のメニュー
うなぎ 水虫の成分について
気になる「薬の飲み合わせ」 ドクダミ茶で拭くと、あせもが治る!

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〜土用に食べるのは夏バテ防止の生活の知恵〜

効能:体力増強・夏バテ防止・夜盲症や眼球乾燥症(ドライアイ)の予防・視力低下予防・老化防止・貧血予防・低血圧改善
 ビタミンAが非常に多く、蒲焼一人分で一日必要量の3倍以上が摂取できます。その他ビタミンB1・B2・D・E・タンパク質・脂質・鉄・カルシウムなども十分期待できる量が含まれています。7月末の土用の丑の日にウナギを食べる習慣は、夏バテを防止するための生活の知恵。暑さからくる食欲不振やだるさにビタミンAやB群は不可欠です。また、汗とともに失われるミネラル、そうめん等ででんぷん質に偏りがちな夏の食事のタンパク質、脂質の供給源としても貴重。しかし、栄養満点のウナギも、それだけではビタミンCや食物繊維が不足。取り合わせる材料や献立を工夫して不足する栄養を補いましょう。肥満やコレステロールが気になる人は食べ過ぎに注意しましょう。
 選び方:白焼き、蒲焼きは身がふっくらしているものを。

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お薬の豆知識
  • かゆみや痛みを抑える    → サリチル酸メチル
  • かゆみ止め         → カンフル・クロタミン
  • 局所麻酔作用        → リドカイン・塩酸ジブカイン
  • 抗炎症作用         → グリチルリチン酸
  • 白癬菌を抑える       → トルナフテート・シッカニン・コロトリマゾール・ピロルニトリン
  • 細菌の発育を防ぐ殺菌作用  → レゾルシン・サリチル酸

※かさかさ水虫には液体
 じゅくじゅく水虫にはクリームを!!

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<食べ物・嗜好品編>

〜「薬の飲みあわせ」ってよく耳にするけど、食べあわせが悪くておなかをこわすことと同じ?〜

「天ぷらとスイカの食べあわせはおなかをこわす」などとよく言われます。これは油の多い食べ物と、冷たい食べ物を同時に食べると胃腸に負担がかかり、下痢をしたりすることがあるというたとえです。食品の食べあわせの中には迷信の場合もありますが、薬の飲みあわせは迷信などではありません。薬によってはある食べ物で作用が強くなったり、弱くなったりするものがあります。
 特にアルコールやタバコは薬の種類によっては副作用をおこす場合があります。また、最近グレープフルーツの中に含まれる成分が影響して、ある種の血圧の薬やアレルギーの薬の作用が強まることが知られるようになりました。
 このように薬どうしだけでなく、食べ物や嗜好品との相性の悪い薬があるので、いくつか紹介してみましょう。

アルコールと薬
薬物(商品名) 相互作用 アドバイス
風邪薬や痛み止め(アスピリン) 胃腸障害を増強するおそれがあります 粘膜保護剤の服用が効果的かも
睡眠薬(トリアゾラム・ニトラゼパム) 中枢抑制作用が増強し、意識がもうろうとし、自分の行動を覚えていなかったりすることがあります 一緒に飲んではいけません
風邪薬や鼻炎、乗り物酔い止め薬の
抗ヒスタミン剤
薬の副作用の眠気や注意力のおとろえが強く出る可能性があります 車の運転なんて絶対ダメですよ
胃・十二指腸潰瘍薬(シメチジン) アルコールの作用が強く出ることがあります 酔いがまわりやすくなります(急性アルコール中毒になる事も!)
糖尿病薬(オイグルコン・グリミクロン等) 多量にアルコールを飲んだ時、重篤な低血糖昏睡をおこすことがあります むちゃな飲み方は絶対ダメです

タバコと薬
薬物(商品名) 相互作用 アドバイス
気管支喘息治療薬などのテオフィリン(テオドール) 薬の作用を弱めます 禁煙が一番です(ちゃんと医師、薬剤師に相談しましょう)
経口避妊薬 薬の副作用の心筋梗塞の発生率が高くなるという報告があります 禁煙!
出来なければ他の避妊法にしましょう
胃・十二指腸潰瘍薬のシメチジン(タガメット) タバコの中のニコチンは、胃粘膜に栄養を与える血管を強く収縮させます。
胃に良いはずありませんよね
禁煙をとるか
痛みをとるか

食べ物と薬の飲みあわせの例
薬物(商品名) 食 物 相互作用 対策
気管支喘息などに用いるテオフィリン(テオドール) カフェイン
コーヒー
紅茶
コーラ
カフェインを多くとると薬の副作用(不眠、イライラ)が強くなります とりすぎないようにしましょう
血栓症などに用いるワルファリン(ワーファリン) 緑黄色野菜
ほうれん草
ブロッコリー
緑黄色野菜に多く含まれるビタミンKが薬の効き目を弱めます とりすぎないようにしましょう
納豆 納豆はビタミンKを合成してくすりの効き目を弱めます 食べ過ぎないようにしましょう
抗生物質テトラサイクリン(アクロマイシン、ミノマイシン) 牛乳 牛乳中のカルシウムと結合して薬の効き目を弱めます 牛乳で飲まないようにしましょう

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おばあちゃんの知恵袋

ジュウヤクとは、ドクダミのこと。10種類の薬効があるからジュウヤクと言うのだそうです。手軽なティーパックでもいいですが、200ccのお茶が130ccになるまで煮詰めて、これをタオルに含ませて、一日数回からだを拭く。がんこなあせもも数日でよくなるよ。

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