ラフ〜下書き
〜線画
〜彩色・1
〜彩色・2
〜仕上げ

11.
いよいよ彩色。
大方の人がそうであるように私も肌から塗っていきます。

まずは適当な色の鉛筆で肌の部分を塗りつぶしていきます。
今回は四人全員隣接していないので一気に一つのレイヤーで四人一度に作業していきます。
肌の色が違うキャラ同士が隣接している箇所がある場合なんかはレイヤーは2枚に分けます。


鉛筆+塗りつぶしツールで適当に塗リつぶし。
巴ちゃんは消しゴムで整形してしまったあとですが千石の髪に掛かっているあたりはそのままです。
髪に掛かる部分は普通髪レイヤーを上に配置するので整形しません。

選択ツール・投げなわツール等で一人の肌部分を全て選択し、「色相・彩度」で肌の色を調整。
…あまりこの絵では個々の違いがわかりませんね。

乗算レイヤー、スクリーンレイヤーで肌の濃淡をつけていきます。



12.
次は髪の彩色です。
鉛筆ツールで輪郭をとって塗りつぶすまでは肌の塗りと同じ。

一度髪のベタ塗りが完了したらその時点でレイヤー不可視状態にし、その上に新しく乗算レイヤーを作成します。
太いエアブラシでざざっと大まかな影をつけたら、またその上に新規にレイヤーを作成。
今度は細かい影です。若干細めのエアブラシでまた適当にアタリをつけます。
その三枚目のレイヤーの影を髪のラインに沿って指先ツール(サイズはお好み)でこすってやれば、アラ綺麗なつやベタです(笑)。

ここまで出来たら一番下のベタ塗りレイヤーとグループ化してやります。


細かい部分はごっちゃにならないように対象の人物以外の線画は不可視にしています。

影その1。
どうせグループ化で整形されるのではみ出し放題。

影その2。
適当な場所にこのようにザカザカと。

指先ツールで髪っぽく。
細かい影をつけたいときは小さいサイズでチマチマ…。


グループ化。この時点で各レイヤーの透明度、カラーバランスも調整。



13.
まだ髪を塗ります。次はハイライト。
まずはスクリーンレイヤーをグループ内に作成してエアブラシで大まかに。
(以降ハイライトの作業は全て同グループ内)
次に覆い焼きカラーレイヤーを作成。例によって例の如く適当にアタリをつけます。
指先ツールでラインを整形したらこのレイヤーを複製。一枚をスクリーンレイヤーに変えます。
このままでは真っ白すぎるので透明度を調整…。
この辺もまあお好みで調整ですね。テカテカの髪が好きな人はさらにオーバーレイを重ねてもいいですし。


透明度を調整しつつお好みの具合に。

覆い焼き。今回使った色は白…かな?
髪と同じ色(もしくは同系色)にする事もあります。

指先ツールで整形。
ツヤツヤしてきました。

レイヤー複製。
複製せずに新規にスクリーンレイヤーを作成して塗ることもあります。


巴ちゃんの髪完成。



14.
次は壇くんの髪。
基本は同じですが黒髪はあんまりツヤ表現がうまくいかないです。
そして私は黒髪の塗り自体苦手なので塗りが違うのです……。


まずは少し薄い色でベタ塗り。

彼は小さかったので乗算レイヤーにブラシツールで影をつけていきます。
指先ツールは殆ど使いませんでした。

次にもう一枚の乗算レイヤーにエアブラシツールで大まかな影つけ。
要するに影をつける手順が巴ちゃんと逆なのです。

ハイライト。
覆い焼きレイヤーに白のブラシ、仕上げに指先ツールでちょっとぼかし。


スクリーンレイヤーにエアブラシで仕上げ。




次は彩色、まだ続きます。


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