林照寺の御本尊は、阿弥陀如来像であります。寛永17年(1640年)以来、本堂中央に御安置されており、歴代住職、坊守、門信徒の皆さんによって護られてきました。
『新旭町誌』の記録によると、現本堂は元禄2年(1689年)3月4日に建立されました。
昭和13年(1938年)10月、建立から250年が経過し、葦ぶき本堂から瓦ぶき現本堂へ再建がされ落慶法要が営まれました。
平成7年(1995年)、門徒積立基金により本堂の屋根瓦ふき替えがされました。
現在、堂内は椅子が設置され、どなたでもお参りしやすいようになっております。
山門の建立は本堂と同時期と考えられますが、詳細は不明。平成7年(1995年)、門徒積立基金により山門の屋根瓦ふき替えがされました。
林照寺の本堂前に広がる庭園。
林照寺の梵鐘は、本来、安永7年(1778年)に製作されたものが釣られていましたが、その梵鐘は戦時中に供出され、代わりにコンクリートでつくられた仮の梵鐘が釣られました。
平成11年(1999年)10月、戦後、57年ぶりに念願の梵鐘再建がされ落慶法要が営まれました。
供出後に釣られていたコンクリート製の仮の梵鐘。現在、鐘楼の横に置かれております。
昭和55年(1980年)、本堂裏の竹林が整地され墓苑が造られました。「無量寿苑」と命名され、各門徒により墓石が建立されています。