ブリッジとは
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トランプ遊び(カードゲーム)といえば、「ババ抜き」、「七並べ」など、子供の遊びと思われがちですか、「ピノクル」や「カナスタ」、「コントラクトブリッジ」などは、老若男女を問わず広く楽しめるゲームです。
特にその中でも「コントラクトブリッジ」(以後「ブリッジ」といいます)は、「室内ゲームのサッカー」といわれるほど世界的に普及しています。
欧米では、ゲームの特質である「社交性」と相まって、ブリッジをたしなむことは、社会人の教養の一つであるといわれ、日常生活の潤滑油として親しまれています。
ブリッジは、はじめはなんだか難しそうですか、ちょっと覚えると病みつきになるおもしろさを持っています。
それは、推理力や判断力、協調性が要求される知的なゲームで、「運」よりも「技術」の要素か強く、やるほどに、覚えるほどに、熱中してゆくからです。
ブリッジは、「世界選手権」などの大会も開催され、その道を極めようとすれば囲碁や将棋に勝るとも劣らない奧の深いゲームですが、単に「社交場の遊び」としてもそれなりに楽しむことかできます。
皆さんが普段「トランプ」と呼んでいるのは、正しくは「プレイングカード」、普通は「カード」といいます。ジョーカーを除いた、1組52枚のものを使います。
カードには4つの図柄(スーツといいます)があります。スペード(Spade)、ハート(Heart)、ダイアモンド(Diamond)、クラブ(Club)といいます。
各スーツに13枚ずつあります。A(エース・Ace)、K(キング:King)、 Q(クィーン・Queen)、J(ジャック、Jack)、10、9、8、7、6、5、4、3、2の順になっています。
(1から13までではありませんのでKingを「13」などといわないで下さい。)
ブリッジは4人で遊ぶゲームです。4人がテーブルに座り、向かい合った2人がパートナーになり、この2組のペアで勝敗を競います。
4人のプレイヤーを座る位置によって、NORTH, EAST、SOUTH、WEST と呼び(実際の方角と一致させる必要はありません)、N-SペアとE-Wペアの勝敗の争いになります。
前もってパートナーか決まっているときは別ですか、普通は「カードドロー」で座る位置を決めます。「カードドロー」はカードを裏向きに、横に広げて、一人ずつ適当に1枚ずつカードを引きます(あまり端の方は引かないようにします)。
4人の引いたカードの中で誰が高いカードを引いたかを比べます。カードの高さは A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2 の順に低くなり、もし同じ高さのカードを引いたなら、
の順に低くなります。
1番高いカードを引いた人が自分の好きな場所に座り、最初のプレイのディーラーになります。
2番目に高いカードを引いた人がその向かいに座ります。
3番目の人が残った2つの席のどちらかに座り、最後の人が残った席に座ります。
1番目・2番目に高いカードを引いた人がパートナーになり、3番目・4番目を引いたペアと対戦することになります。