第91話 比例代表議員の離党
社民党の参議院議員やった田嶋陽子議員が社民党を離党して無所属になると宣言した問題についてちょこっとお話を。
まず、法律的には、問題ありやせん。法律では、新党以外の政党に移党することは禁じてるけど、無所属になるのは禁じてへんから。ただ、法律的には問題ないとしても、倫理的には大いに問題があると思う。
そもそも、比例代表制ていうのは、その人≠ナはなくて、政党≠ノ向けて投票しているていうんが、大前提の制度なんやね。前回の参院選から方式が変わって、比例代表でも記名できるようになったけど、それでも、あくまでも方式としては比例代表制≠ナあり、前提として、自分の支持する政党≠選んだ上で、その政党の中で∴齡ヤ支持できる人の名前を書いてもいいよていう制度なんやから、投票した人の実際はさておき、田嶋陽子ていう名前を書いた有権者は、社民党の中で%c嶋陽子が一番ええと思って投票したとみなされるべき≠ネんやね。
やので、離党するにあたり色々な理由はあったやろうし、北朝鮮への対応に関して、最近になって明らかにされた事実=i北朝鮮労働党とつるんでるていう疑惑は前からあったし、政治家になろうていう人なら、当然知ってるべきはずのことではあるんやけど、まぁ、それはおいといて)なんていうのは、幻滅して当然のことやと思うけど、そうであっても、比例代表議員が離党するていうのは、おかしな話やと思う。
本人にとっては、投票では自分の名前が多く書かれていたから、社民党ではなく田嶋陽子が支持されてると思ってるんやろうけど、上でも書いてるように、それは勘違いというか、実態はどうあれ、比例代表制ていう制度が予定している考え方ではない。
ま、無所属になれば離党できるなんていうことを認めている法律がそもそもおかしいんやけど、だからといって、それにつけこんで国会議員として居座るなんていう態度は感心できひんねぇ。色々と政策を実現していきたいなんて言ってるけど、そんな人の出す法案なんて、内容はどうあれ、支持したくないなぁ。
もっとも、これを機に、この制度の見直しを・・・なんていう自民党も情けないけどね。そもそも、もっと前から議論するべきはずの問題やし、さらに言えば、あの、鈴木宗男≠フ離党をあっさりと認めたんやから(鈴木宗男は、衆議院議員やったけど比例代表で選ばれた)。もちろん、今回の田嶋議員の場合とは意味合いが違うけど、比例代表議員が離党したという点では、全く一緒。
宗男については、焦点が違うから、マスコミや世論では騒がなくてもえーけど、政策与党たる自民党が、今回のが問題やていうぐらいなら、なんであのときに言わへんかったのかねぇ。
ま、とりあえず、田嶋さんは大橋巨泉のように、ちゃっちゃとタレントさんに戻って欲しいモノでやす、ぶくぶく。。。2002/10/09
第92話 免許更新
魚は、知ってる人は知ってると思うけど、京都市に住んでおりやす。
で、ついこの間、免許の更新の時期が迫っていたので、伏見区の羽束師(はづかし)というところにある、免許センターまで更新に行ってきやした。
とりあえず5年間、無事故・見つかっていない違反やったんで、ゴールドカードに( ̄m ̄)。ま、そんなにいうほど車の運転もしてへんから、別に特に運転が上手いとか、特別安全運転やいうわけでもないんやけどね(ペーパードライバーというほどでもないんやけど、家の車は基本的には母魚が運転してるんで、遠くの現場やドライブに行くときぐらいしか運転せーへん。現場に行くから、山道とか狭い道は慣れてるけど、市街地は苦手( ̄m ̄))。
で、京都の人は良く知ってると思うんやけど、その羽束師ていうところは、公共交通機関がかなり不便で、そのくせ道も万年渋滞しまくってるという最悪な場所で、電車で行っても結局バスに乗り換えなあかんし、車で行ったら、なおさら渋滞に長い間巻き込まれるしで、行くまでにむっちゃ疲れてしまうとこやねん(^^;;
なので、なんでこんなへんぴなトコまで更新に出かけなあかんねん、て、京都市民からは文句たらたら言われてるんやけど、免許センターの人もそのことが良く分かってるのか、講習のとき(優良運転者講習ね)に教官が、こんなへんぴなところにくるのは大変だと思いますので、これからも安全運転を心がけて、来るのが5年に一度ですむように(3点を超える違反をした場合は3年で更新になってしまう)してくださいね(^^)、と言っていた(笑)
つーか、まさか、その脅しのために、わざとこんなへんぴな場所に免許センターを造ったのか( ̄□ ̄;;!?
確かに、交通違反して、違反者講習のたびにこんなとこ来るぐらいなら、安全運転した方がえーねぇ(笑)。うーむ、やるな、京都府公安委員会( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2002/10/13
第93話 誕生日プレゼント
10月25日は、魚の誕生日。でも、こんな年になると祝ってくれる者もなく(笑)、一人寂しくジーパンを買いに行くことに。
で、ちょうど天気も良く、昼から時間も空いていたので、少し遠くなんやけど、イトーヨーカ堂まで自転車コギコギ行ってきやした。
狙いは、今83周年記念とかでおこなっている、83人に1人が無料になるキャンペーン(-_☆)キラリ。別にジーパンぐらい近所の店でもえーんやけど、どーせ買うなら、期待してみようということで(笑)
で、1900円のジーパンと2900円のジーパンとで悩みながら(笑)、思い切って( ̄m ̄)、2900円のジーパンを選び、その後、ぷらぷら他の服をチェック。ジャケットで気に入ったのがあったんやけど、12800円と高いのでパス(笑)。長袖のシャツでも買おうかと思ったけど、いいのがなかったんで、これもパス。トレーナーやセーターは別にいらんしなぁ、ということで、結局ジーパンだけを購入。
消費税込みで3045円やったんで、10050円を支払うという小技をしつつ(笑)、お釣りを待っていると、レジのおばちゃんが、チト戸惑った様子で少々お待ちくださいと一言。なんやろ?と思ってると、おばちゃんから、おめでとうございます(^^)、の声。実は、83人に1人の無料キャンペーンに、当たっておりやした(@O@)
狙ってはいたというものの、ホンマに当たるとは、いやぁ、びっくりびっくり(笑)。ついてやした( ̄m ̄)
しかし、そんなとき、素直に嬉しいと思うよりも、なんで、一緒に12800円のジャケットも買わへんかったんや( ̄□ ̄;;、と、後悔の念を先に覚えてしまうのは、なぜなんでしょうか?(笑)。悲しい、貧乏魚の性(さが)やねぇ( ̄m ̄)
そしてすぐに、1900円のジーパンにせず、2900円を買っておいて良かったと自分で自分を慰める魚は、どこまでいっても、小市民(笑)
ま、貧乏魚なんで、3000円でも貴重でやす(^^)
親からですらもらえないプレゼント≠いただき、イトーヨーカ堂様、どうもありがとうございましたm(_ _)m、ぶくぶく。。。2002/10/25
第94話 北朝鮮拉致事件報道
9月の日朝首脳会談以来、連日北朝鮮拉致事件の報道が繰り広げられている今日この頃。拉致被害生存者の方々が帰国されてから、さらにその報道はエスカレートする一方。
確かに大きな事件なんやけど、帰国者の方々が温泉行ったり、お墓参りに行ったり、野球をしたりするのがトップニュースになるていうのは、異常やと思う。
さらには、一言一句を勝手にうがった見方をして、あれは、洗脳が解けてきたとか、まだ、洗脳されてるとか言ってる一方で、口が重いのは真実を隠してるからやとか、これまた勝手にほざく。
正直、あんな状況やったら、怖くて、何も言えなくなると思う。何を言っても、政治家や、評論家、コメンテーターから、その人らが言いたいだけのことを帰国者の方々がさも言っているかのように語られたら、イヤになるて。
その人らは、二言目には、北朝鮮には家族が人質で残っているから云々、て言ってるけど、それがわかってるなら、帰国者の方々が北朝鮮で不利益になるような発言をあたかもしているかのような解釈をして、報道で流すなよ。どう考えても、帰国者の方の足を引っ張ってるとしか思えへん。大体、北朝鮮ていうのは何をするかわからない、恐ろしい国と言いながら、これだけ世界的な関心が集まってる中で、まさか帰国者の方々の家族に危害を加えるなんてことはないでしょうて、全然、辻褄があってへんし、根拠≠フかけらもない発言やん。こんな甘い考えで、政府はもっと強気で交渉しろいうなんて、その人らが日々馬鹿にしてる外務官僚からすら失笑買うで。
キム・ヘギョンさん(横田めぐみさんの娘さん)のインタビューに対して色々と非難があるようやけど、少なくともアレは、報道としてはあってもおかしくはない形のモノで、その是非はともかく、ニュースの大きさとしては、報道されても理解はできる(配慮がないのはその通りやと思うけど)。やけど、上にあげたような報道は、そんなん全然あらへん。繰り返しになるけど、政治家や評論家、コメンテーターたちが、自分たちの都合のいいように解釈して自分たちのプロパガンダとしてしゃべってるだけやん。
なんか、そういった報道のせいもあるのか、最近、今の立場は、日本が強くて北朝鮮が弱いていうのが常識のようになってるみたいやけど、ホンマにそうなんかいな。確かに、今の北朝鮮は、お金がない。だから、食べるモノも燃料も不足してる。軍事的にも、アメリカの、イラクの次のターゲットは自分トコやないかと思って、ビクビクしてる。
でも、最終的に、戦争を覚悟してる国(北朝鮮)としていない国(日本)とでは、強さは全然ちゃうと思うで。それを忘れて、あるいは忘れさせて、強硬論だけに終始するのは非常に危険やと思うけどね。最終的な目標は、もちろん戦争ではなく、また、北朝鮮を援助することでもなく、東アジア地域の安定なんやから。拉致問題は、その過程で解決させるべきはずの問題やと思う。
もちろん、たった一人の国民でも、その生命を守るていうのは、国の基本姿勢として大切なことであるし、今までできなくて情けなかったことでもあるんやけど、だからといって、大多数の国民の生命を守ることをおろそかにしてしまうというのは、おかしい。
とても、とても、遅かったけど、拉致被害者の方々の生命を、安全を守るという方針を国が定めた以上、それを信じて見守る方がいいと思うけどなぁ。少なくとも、足を引っ張るべきではないと思う。
口だけですむ人ていうのは、楽なもんです。書くだけですます魚は、もっとお気楽やけど( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2002/11/04
第95話 週刊金曜日
前回に引き続き、北朝鮮拉致事件の報道について。
週刊金曜日ていう週刊誌が、北朝鮮にいる、曽我さんのご家族の方にインタビューしてきたということについて、色々と賛否両論が出ておりやす。
魚の意見としては、前回に書いた、キム・ヘギョンさんへのインタビューについても書いてるとおり、取材自体は、報道関係者として十分理解できることやとは思う。北朝鮮の戦略に乗せられてるだけやていう批判もあるし、それもわかるけど、それでも、何も知ることができない状況よりも、それがどんなものであれ、情報が手に入ることの方が、魚としては望ましいことやとは思う。
ただ、今回の週刊金曜日の件については、どうも、そのあたりの動機が不純というか、純粋な報道≠フ視点を越えた、意識≠ェ隠れてるような気がして不快やねんねぇ。
その理由が、一体、なんなのかていうと、その雑誌の関係者が、曽我さんの住居を訪れて、わざわざその雑誌を渡していること。そして、その記事に書いた以外のことも知っているから、連絡をくれと言ったこと。
報道という観点から考えたら、これは不要なこと。報道の対象は、日本国民のはずなんやから。もちろん、曽我さんに取材をしたいという考え自体は理解できるけど、他にも情報を知ってるから、教えて欲しければ取材を受けろなんていう態度は、報道人として誠実な態度とはとても思えへんし、卑怯。
その一方で、一方、「週刊金曜日」側は14日会見した。黒川宣之編集主幹は「ご家族の気持ちは分かるが、被害者本人が自分の意思で判断できる材料を提供するのが我々の務め」と説明。さらに「家族を思う純粋な気持ちを(曽我さんに)伝えたのが悪いのではなく、お互いの気持ちを伝えられない不幸な状況を作ったことが問題。曽我さんが(記事を読んで)動揺したのなら、ではどうしたらいいのかを考えるべきだ」と述べた。(毎日新聞)
こんなことを記者会見で述べている。「被害者本人が自分の意思で判断できる材料を提供するのが我々の務め」て書いてあるけど、これは違うやろ?これは、報道の役目ではない。報道ていうのは、曽我さん個人ではなく、日本国民(もしくは、世界中の人々)に向かっているべき。曽我さんだけに伝えたいなら、記事にする必要はないし、取材前に曽我さんにこれから家族の方にあって来る旨のことを伝えて、曽我さんの立場に立って、望むべき。
曽我さんのためにといいながら、その曽我さんの気持ちを一向に考えていない、そして、言い訳だけに使って、「家族を思う純粋な気持ちを(曽我さんに)伝えたのが悪いのではなく、お互いの気持ちを伝えられない不幸な状況を作ったことが問題。曽我さんが(記事を読んで)動揺したのなら、ではどうしたらいいのかを考えるべきだ」と、責任逃れをする。非常に卑怯。
曽我さんのためにというのなら、少なくとも、曽我さんの気持ちを全く考えずに自分たちがあたかも「いいことをしてきてやった」とばかりに自分たちの善意(こんな風に思ってるのは、この人たちだけやろけど)≠押し売りする行動は、悪い≠竄し、それについての反省がないのはあまりにも傲慢やろね。
本当に、報道のために、日本に、世界に、情報を伝えるためにインタビューをおこない、その結果について、真摯に受け止め、それでも、自分たちの主張を謙虚な態度で述べる。それが、報道人としての極々当たり前の対応やと思う。それができないメディアなんて、新聞であれ、テレビであれ、雑誌であれ、報道の名に値しない。
ちなみに、魚は興味を持って、その日のニュース23を見たんやけど、その司会者の筑紫哲也氏は、キム・ヘギョンさんのインタビューとかと並べて、筑紫さんは「国の方針に水を差すような報道、取材はすべきではない、という議論になると、報道や言論は死んでしまい、私たちも北朝鮮と変わらない国になってしまう。それは決していいこととは思わない」などと話した。(毎日新聞)
と語っていた。この意見自体については、魚も賛成。ただ、先に書いてるように、週刊金曜日の場合は、「国の方針に水を差すような報道、取材」をしたからというわけではなく、その後の対応≠ノついて非常に問題があるから、魚としては不快に思っているわけで、世論の批判もこれに起因している部分が大きいと思う。
そして、一番がっかりしたのは、彼(筑紫哲也氏)が、週刊金曜日の編集委員であることを、前置きして述べなかったこと。今回の件については、彼は第三者としての評論家ではなく、当事者としての立場やったのに、いつもどおりの評論家として発言していた。
魚としては、彼がこの雑誌の編集委員やったことを知ってるからこそ、興味を持ってこの日の放送を見たのに、すごく残念やった。
これが、この雑誌の体質を表しているんやろねぇ、ぶくぶく。。。2002/11/17
第96話 裏ゼルダ
裏といっても、別に怪しげなモノではない、裏ゼルダ。ゲームキューブに出る新作のゼルダを予約したらついてくるという、おまけのゲームのこと。
今度のゼルダを予約したら、64のときに出たゼルダとそれのダンジョンを変更したゼルダ(これが裏ゼルダ)が、予約特典でついてくるという情報を聞きつけ、元々ゼルダを買うつもりやったお魚は、これは予約せねば(-_☆)キラリということで、チェックしておりやした。
その予約キャンペーンが11/28からということやったんで、早速、キャンペーン初日にヤマダ電気まで出かけ、ゲット。ネットの情報によると、入荷数量が足らずに当日渡しができないお店があったり、100人ぐらいの行列ができてるお店があったりで、意外に初日に手に入れるのは難しかったみたい。
魚はあっさりと手に入れられたので、ついていたのかも(笑)。時間があんまりないんで、ゲームの方は、まだ、そんなにしてへんにゃけど、サクサク動いていい感じ。
魚は64ゼルダをやってたんで、さすがにカートリッジから光ディスクに変わった分、読み込みとかで少し引っかかりを感じるところもあるけど、それでも、十分許容範囲。ま、なにせおまけやから、そんな贅沢も言えへんし( ̄m ̄)、これで十分。
とりあえず、新作ゼルダの発売日まで、まったりゲームで過ごそかなぁ(^^)。新作ゼルダもCMで見ると面白そうなんで、楽しみ楽しみ。
昔からのゲームは、テーマソングを聴くだけで、心がウキウキしてくるねぇ(^^)、ぶくぶく。。。2002/11/30
第97話 殿、ご乱心
代表選以来、ゴタゴタの絶えなかった民主党の鳩山代表が、辞任を表明したね。
後任人事はさておき、今回は、殿=鳩山代表のご乱心について少し。
代表選は、小差であったとはいえ、ひとまず勝って代表続投を決めた鳩山さん。魚的には、最大野党の党首にしては小物過ぎるという印象やったんやけど(ましてや、総理大臣なんて、とてもとても)、それなりに公正な選挙で再選されたんやから、少なくとも、民主党の議員と党員はささえるやろうと思ったら、結果はご覧の通りで。まず、幹事長の人選で非難され(ま、非難は当然といえば当然なんやけど)、衆院参院補選で惨敗、そこへ持ってきて、唐突というか、ほとんど思いつきだけにしか見えへん自由党との合流を独断でブチ上げた今回の騒動と、立て続けに自爆を繰り返してしまい、あっさりと見限られてしまったと。
ま、確かに、見限られるのもわかる。サッカーで例えるなら、自殺点2を含む失点3やからねぇ・・・。この間、代表に選んだばかりの人をこんなにすぐに蹴落とすなんて・・・などという批判があるのもわかるけど、ここまでひどい行動をされると確かに、引きずり落としたくもなるわなぁ。
元々の原因は、こんな人を(少なくとも、以前から、思いつきを口に出す癖があるのはわかってたはず)、自分たちの代表に選んだ民主党議員や党員の不徳の致すところなんやろけど、ま、ここまで乱心≠ウれたら、さすがに我慢しきれへんにゃろねぇ。
結局、鳩山さんていうのは、あまりに自惚れやさんやったんやろね。まぁ、その自惚れを潰さず、甘やかしてきた周りの人々にも責任があるんやろけど。なんやかんやいって、党首選では再選。辞職の声が大きくなってきても、最終的には自分を支持してくれるはずやという自信があったんやろなぁ。
ひょっとしたら、本心から、自分が代表の座にいるのは、自分の人徳からだ、と思ってたんとちゃうやろか?裏切りと打算が大部分を占めるのが政治≠竄トいうことを、ホンマに知らへんかったんかもしれへんね。その、あまりにも無邪気な″lえというのは、ある意味貴重な個性かもしれへんけど、小さくもない政党を仕切る代表≠ニしての役割を勤めるには、チト荷が重すぎたのかもしれへんねぇ。
ちなみに、今回、代表辞任の引き金となった自由党との合流構想の背後にいるのは、当然、小沢一郎。例のごとく、鳩山さんをおだてて、はしごに登らせてからはしごをさっさと取り外すという手法は健在。鳩山さんは、小沢一郎の後押しがあると思ったからこそ、唐突としかいえないタイミングで合流構想を発表したのに、その後の会談すら応じてもらえへんかったもんなぁ。
んで、背後にいるもう一人は、バカボンこと羽田孜。今まで、やれ、鳩山や、菅や、岡田や、野田や、横路やと民主党の幹部の名前が挙がる中、地味な存在やった彼が急にクローズアップ。元々、小沢と二人で仲良くやってきたんが、ケンカ別れしたんやから、相当仲は悪いはずなんやけど、こういうときは息が合うんやねぇ( ̄m ̄)
バカボンとはいえ、かりにも総理大臣までつとめた男(覚えている人は少ないかもしれへんけど・・・)。まだまだ、消える気はないやろし、これからの民主党の新たな波乱要因かと魚は思いやす。
で、民主党の今後については不明。仮に、自由党と社民党を加えた野党連合を作るにしても、所詮は負け組連合。こうもり公明を引っ張ってくることができなければ、まずもって与党との逆転はないやろね。さらに、今現在でも、旧社民党系と保守系との間で政策が割れてるのが問題やのに、それよりさらに開きが大きい自由党と社民党がくっつくことになって、はたして、どうまとまりをつけるのか?
個人的には、例え勢力は弱くなっても、不良債権(魚の考えでは、旧社民党系議員のこと)は叩ききって、与党に変えて政権運営を任すことのできる健全野党の道を目指すのが、民主党のためでもあり、国民のためでもあると思うんやけどねぇ。
魚は小泉内閣を支持はしてるけど、他に選択肢のない状況というのは、非常に困ったもんなんやけどなぁ・・・ぶくぶく。。。2002/12/06
第98話 最近書きたかったこと
最近、仕事で忙しくてあんまり更新できなかった中で、あぶくでチト触れておきたいなと思うことを、今年の最後に少しばかり書いてみるね。
ま、事件性のあるモノなら、ニュース速報の方で、簡単に意見は書いているんで、重複している部分は、ご容赦を。
1.流行語大賞
毎回思うんやけど、これって、流行語≠ソゃうんちゃう?今年の「たまちゃん」なんて、たまちゃん自身が流行っただけで、決して流行語ではないと思うし、W杯にしてもそう。単なる大きなイベントやん。なんか、ピンとこーへんねんなぁ。
流行語いうんは、その言葉が実際に使われたシチュエーションだけやなくて、一般人が自分たちの日常生活の中で、その言葉を面白がって使うもんやと思うんやけど。そういう意味では、以前のだっちゅ〜の≠たりは流行語やったと思うけど、たまちゃんとかはちゃうと思うなぁ。ここで、選ばれてるのて、単なる流行現象≠セけのモノが多いような気がする。
そんな魚の思う、今年の流行語は、「いかがなものか」。受賞者はもちろん、ムネオ。新しいツッコミの言葉の一つとして、テレビでもよく聞いたし、日常でも流行ったと思うんやけどなぁ。
2.新潟少女監禁裁判判決
例の少女監禁事件の高裁判決。以前、第一審判決が出たときにも魚のあぶくで取り上げてるんやけど(第58話)、やっぱり無理のある判決やったために、万引き事件については1年分に減刑されて、懲役11年の判決に。
ようは、監禁致傷は10年分で当然やけど、万引き分の刑罰はせいぜい1年分やから、足しても11年が限度ていう判決なんやね。正直、法律的には、適切な判決やったと魚は思う。やけど、それでも、感情的には納得できない判決なのも確か。地裁も高裁も、裁判官、裁判所としての立派な職務を果たしたと魚は思います。なので、最後は是非、最高裁できちんとした判断を示して欲しい(検察は上告を決定)。
もちろん、いまだに刑罰の変更に手を着けていない国会については、より誠実な対応を求めたいけど。
3.ノーベル賞受賞の田中さん
いや、まぁ、騒がれて大変やなぁとは思うんやけど、それより、ノーベル田中≠ト略称はいかがなものか(笑)。売れてへん、三流お笑い芸人の名前みたいやん(^^;;
4.滋賀県豊郷小学校、校舎解体問題
ま、そもそもの町長のやり方がおかしくて、実際に補修して使うかどうかはさておき、あんなに歴史的に価値のある建物を壊すていうのは無茶苦茶でしょ。ましてや、裁判所の仮処分が出てるのを無視するなんて、まるでヤクザやん(^^;;。とりあえず、建造物損壊で告訴されたのによっぽどビビったのか、町長は降参して建物保存に方針転換したね。
で、後は、新校舎を別に建てるか今の校舎を補修して使うか、費用対効果だけの話のはずなんやけど・・・案の定、揉めてるよーで。基本的に、市民グループていうのは、今回の件での対町長ていう点では応援できるんやけど、それ以外の点ではどーも、好きになれへんタイプの人らやからなぁ。
今も、なにがなんでも今の校舎で授業を受けさせたいて言ってるらしいけど、元々の校舎解体の話は、建物の老朽化による危険からきてて、補修がされてない状態で使用しろていうのは、その危険性が全く改善されてへん状態で使えていうことで、これはこれでひどい話やと思うけどなぁ。
補修にしても、新校舎建設にしても、とりあえず今の校舎が危ないのには代わりがないんやから、とりあえずは、よりマシなはずの仮説校舎の授業に変更するのがえーと思うけどねぇ。歴史的な建物を保存するのと、子供たちの教育環境を整備するのとは、全く次元の違う問題やと思うけど。
では、今年のあぶくはこんなところで。皆様、よいお年を( ̄m ̄)ノ、ぶくぶく。。。2002/12/31
第99話 憲法9条
日本国憲法9条といえば、いわずと知れた、平和憲法。世界に誇る日本国憲法の特徴として、中学の公民あたりで習うことやと思いやす。
で、細かい学説(学者の考え方)の対立はわけがわからん話になるのでほっとくとして、この条文の内容を簡単に書いておくと、ようは、日本は国際的に起きた紛争=国家間のケンカ、について、戦争を初めとした、暴力による解決はしませんよ、で、それを証明するために、戦争に使えるような兵器とかは持ちませんよ、てなことを書いているんやね。
なので、この条文を素直に読むと、今現在ある自衛隊ていうのは、完全に憲法に違反したモノになるわけやね。だって、自衛隊ていうのは、日本が攻めてこられたとき(国際的なケンカの状態)に、その相手を武力で攻撃して撃退するためにあるもんなんやから。自衛戦争であろうが、国際的なケンカであることには間違いなく、そのために武力=暴力を使用するのは、憲法が禁じている。つまり、日本ていう国は、国民がよその国に好き放題に殺されても、その行為を武力≠ノよって止めることは禁じられている。せいぜい、拡声器かなんかで、そんなんするの止めてください、暴力反対、と叫ぶことしかできない国やと。
しかも、実際に武力を使うことができひんだけでなく、そもそも、日本に攻めてくる相手の人々を殺してしまうかも知れないような武器を持っていること自体がとんでもない。日本国民がどれだけ殺されようが、話し合いで解決しなければならないし、日本に攻め込んでくる相手国民を殺すなんて、そんな大それたコトがあってはならないから、そのための武器も一切持ちませんよ・・・。
これが、日本の法律の根元となる日本国憲法に定められている、日本が世界に誇る¥文なんやね。別に、これはむちゃくちゃな解釈やない。あくまでも、条文を日本語として素直に読めばこういう意味になる解釈やねんね。で、自衛隊は違憲や、日本は軍隊を持つな、ていう政治家や識者≠フ方々なんていうのは、この条文がこういった意味を持っていることを当然、踏まえた上で、主張しておられるはずと。
ただ、実際問題、こんな解釈、考え方はとんでもない、自衛権の認められない憲法なんて、正当防衛の認められへん刑法と一緒やないか、自分たちがわざわざ他の国に攻めていくことは禁止するにしても、自分たちの身を守るぐらいのことはさせてくれよ、ていう、まぁ、現実的なというか当たり前の意見が当然大勢を占めるわけで、そういう理由から、いわゆる解釈改憲(憲法の条文自体は変えずに、その条文が表す内容を別の角度から考えてみて、無理がなければ、その新しい別の考え方を定めている条文であることにしようていうこと)ていう方法で、自衛権ていうのは、憲法に特に書かれてへんけど、それは国家にとって極々当たり前のことやから書かれてへんだけであって、当然、日本国も持っている。だから、憲法9条についても、自衛権についてだけは別なんやで、ということで、自衛隊は合憲ていうことにされてるんやね。
なんで、唐突にこんな憲法第9条の話をしたかていうと、次が魚のあぶくの100話目なんで、チト重いテーマやけど、戦争≠ノついて取り上げてみたいと思ったから、その前提となる知識のために書いてみやした。
別に、魚個人は、憲法9条に他意はありやせん。素晴らしい理念やと思うし、期待する思いもわかるんやけど、第二次対戦終了当時の、戦争がやっと終わって、平和の始まるバラ色気分やったときはさておき、今となっては、あまりに無邪気な条文やと、どうしても思えてしまうねんねぇ、ぶくぶく。。。2003/01/09
第100話 戦争と平和
第100話目のお話は、前回の予告通り、戦争のお話で。
つい最近には、アフガニスタンで戦争があり(ま、正確には、アメリカが一方的に攻撃してただけやけど)、今現在でも、イラクや、インド・パキスタン国境ではいつ戦争が起こってもおかしくない状態。パレスチナでは、ここ何十年も戦争状態が続き、それ以外の地域でも、小規模な内戦状態の地域は珍しくもない。
正直、戦争というモノが地球上でおこなわれていない瞬間なんて、一瞬たりともないんちゃうかていうぐらい、世界の歴史ていうのは、戦争で溢れている。
で、この戦争ていう言葉の対極にあるのが、平和ていう言葉であると、一般的には考えられてるね。まぁ、別にそれはそれで間違いではないんやけど、ただこれは、一面的な関係でしかないのも事実。
侵略戦争の場合、攻撃を仕掛ける側からすれば、確かに戦争をしなければ平和であるんやろうけど、される側の場合は、戦争の対義語は、滅亡≠ナしかない。あるいは、せいぜい、降伏≠ゥ、従属≠ゥ。
この間の、アメリカの対テロ戦争の場合では、戦争の対義語は恐怖(いつまた、テロ攻撃をされるかわからない、恐怖)≠ナもあったやろう。また、侵略戦争を仕掛ける方も、戦争をしなければ、貧困≠ニいう対義語が待っているのかも知れない。
そして、多くの場合、戦争には正義≠ニいう同義語が与えられる(もちろん、自分勝手な正義≠竄ッど)。その意味では、戦争の対義語は、不正義≠ナあるのかもしれへん。
別に、ここで魚は言葉遊びをしたいんやない。先に書いてるように、戦争の対義語として平和しかない、ていう常識が一面的な常識にすぎひんよ、ていう事実≠指摘しておきたいだけなんやね。
で、前回の話にも通じるけど、日本の平和′尠@のお話。戦後の日本が戦争に巻き込まれなかったのは、この平和憲法のおかげや、ていう認識が、多分、日本では強いと思う。実際、憲法制定50年とかの報道番組で、日本が平和やったんは、平和憲法のおかげやったていうアンケート結果が多かったのを、魚は覚えている。
これは確かに、間違いではないと思う。平和憲法がなければ、朝鮮戦争やベトナム戦争の時に、日本が参戦していた可能性はあったやろうし、そうすると、ベトナム戦争はともかく、朝鮮戦争では、日本も戦場になっていたかもしれへん。
やけど、これはあくまでも日本が戦争を仕掛けずにすんだ、ていう意味での平和であり、日本が他国に攻撃を受けずにすんだ、ていう意味の平和ではないねんね。日本が戦争を仕掛ける仕掛けないは日本の意思やけど、日本が攻撃を受ける受けないていうのは、他国の意思にゆだねられるしかない。
戦後ソ連は、東ヨーロッパ地域を戦車でドンドン占領し、従属していった。中国や北朝鮮という、日本と政治理念・形態が違い、日本を憎悪し(ま、憎まれる理由(先の戦争)はあるけど)、軍備を増強し続ける国も周囲にはある。そんな状況下で、侵略されずにすんだ、攻撃されずにすんだ、少なくとも、戦争にならずにすんだのは、日米安全保障条約と自衛隊の役割がとても大きい。
特に、日米安全保障条約は、日本に戦争を仕掛ける=アメリカにケンカを売ることになるから、ソ連に対して非常に大きな抑止力になった。いくら自衛隊があっても、ソ連の軍隊には、歯が立たへんからね。そのソ連が唯一恐れる国がアメリカやから、この効果は非常に大きい。日本みたいに、資源もない国を占領するなんていうことはない、ていう意見を聞いたこともあるんやけど、これは大きな間違い。日本には、かなりの額の金もあれば、ドルもあれば、貴金属もある。1億を超す、人ていう資源もある。備蓄されている石油もあれば、自動車、飛行機、船、鉄材、発電設備、コンピューター、各種設計図、など、数え上げたらキリがないぐらいの資源≠ェある。これが、さした労力もなく(自衛隊もアメリカ軍もいなければ、戦争、なんていうものにすらならない)手に入れられるなら、攻め込んでくる国はあると思うで。
とりあえず、この、二つの働き(憲法9条と日米安保)によって、戦後の日本は平和でいられたていうことの両面を見つめるバランスのよさていうのは必要やと魚は思う。私はモノを盗まないから、人を殺さないから、犯罪を犯す人はいないと信じるから、警察なんていらない。そう考えるのは自由やけど、魚はそこまで、お人好しになれへんねんねぇ。
戦争とは日本が侵略する側の侵略戦争≠セけではありやせん。被侵略戦争≠フ可能性を無視して、平和だけ≠叫ぶのは、仲間内での集会だけにしておいて欲しいモノでやす( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2003/01/18