第51話 母の計略
先日、魚の母が近くのスーパーへ買い物に行ったときのこと。
鶏肉のパックが、ボチボチ日付が古くなってきたと言うことで、売場のオッチャンから、まけるから買ってぇなと言われたらしい。
で、当然のごとく(笑)、交渉へ。まずは、買うから、半額シール貼ってぇなと、最初から飛ばす母(^^;;。
いやぁ、それはさすがにきついなぁ、と、拒否するオッチャンに、じゃあ、100円引きシールを貼ってぇなということで、無事商談成立(^^)。
帰ってきてからほくほく顔で話す母が得意げに見せたパックの値札を見ると、元値が1パック197円。・・・オッチャン、半額よりも、100円引きの方が余計に安いやん( ̄□ ̄;;
大体、同じぐらいの値札の鶏のパックを4パックほど(笑)、母はいそいそと嬉しそうに冷蔵庫に直しておりやした。
その日の晩の味噌ちゃんこ鍋は、一際美味しゅうございました( ̄¬ ̄)ジュル。
オッチャン、店を潰さへんといてなぁ(笑)。で、また、母の計略に引っかかってやぁ( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2001/12/19
第52話 不審船発砲
海上保安庁の船が、22日に、日本の排他的経済水域内(いわゆる二百海里内)で発見した不審船を追跡、発砲して、その船が沈没してしまった事件について。
とりあえずこういう事件の常道として(笑)、朝日新聞のサイトをチェック(魚の家は読売新聞を取ってるんで、朝日の記事をチェックしておけば、大体左右両方の見方がわかるんで、ネットでは朝日をチェックしやす( ̄m ̄)。朝日を取ってる人は、逆に読売新聞(産経も可)のサイトを覗くといいかも)。
で、見ると、なんや、そんなに代わり映えせーへん記事やん(−。−)チッ。海上保安庁の過剰防衛やとか、行き過ぎやとか、犠牲者を出した責任はどうとるんだとか、吠えまくってると思ったのに(笑)。
つーことは、朝日から見ても、正当な行動やったというわけやね。あ、ちなみに魚としても、あれは当然の対応やと思いやす。
えと、一応問題となるのは、今回不審船を発見した場所が日本の領海やなくて、二百海里内やったていうこと。領海内やったら、別に不審船に向かって発砲しても構わへんにゃけど(もっとも、つい最近まではあかんかったという、恐ろしい状態やったんやけど(^^;;)、二百海里内ていうのは、日本の領海ではないんで、基本的には発砲はできひんにゃね。
ただ、二百海里内でも、不審船については調査したりできる権限は持ってるんで、それを拒否して逃げ去る船には、待て、停まらんと撃つぞぉバンバン(バカボンに出てくる本官さん風に)と、威嚇射撃はできると。
で、これが微妙な問題なんやけど、例えば、走って逃げる車を停めるためにタイヤをピストルで撃ち抜くのと同じように、船の操縦部なんかを撃ち抜くのは、威嚇射撃ではないけどえーんちゃうかという解釈で、一応、停めるために船体に向けて発砲するのはえーやろていうことになってんねんね。
で、今回、海上保安庁は船を停めるために、船体に向かって発砲したんやね。で、それでも逃げるから、さらに追跡。で、ようやく停めて、最後に乗り込もうとしたときに、相手から機関銃を発射されたんで、慌てて応戦したと。こっちの、後の応戦での射撃は、正当防衛なんで、船体はもちろん不審船の乗組員に対しておこなっても、これは全く問題ないと。
ただ、最初の船体射撃の方については、一応異論もあるんで(つまり、船体への射撃は行き過ぎ、単なる密漁船とかの場合は船もしょぼいから、それだけで沈没させるかもしれへんし、乗員を殺傷するかもしれへん。少なくとも、そこまでするほど悪いことはしてへんやろうと)、非難する意見もあるんやね。
とはいえ、今回のように機関銃で武装した船である可能性もあるわけで、初めから皆殺しにするような攻撃を認めるのはともかく、とりあえず捕まえて正体を突き止めるために必要な処置は、認めて当たり前やと思うけどねぇ。少なくとも、法令に違反して、停戦命令にも従わず、調査も受けずに逃げるような相手に対しては、船体発砲ぐらい認めな、逃げ放題やん。
とりあえず、こうやって、不審船には発砲することを知らせておけば、逆に密漁程度の犯罪者なら素直に投降するやろうし、何らかの意図を持った武装船もちょっとはおとなしくなるでしょ(=拉致被害者も防げる可能性が高いと)。日本のメリットと犯罪者のデメリットをなんでわざわざ天秤にかけなあかんのかなぁ・・・(−−?)。
きっと、社民党の議員あたりから文句が出るやろなぁて思てたら、最初の発砲について民主党の菅幹事長が先に言ってた(^^;;。まぁ、適正かどうかの調査を求めるやから、それ自体は正論やと思うけど、少なくとも今の時点で今回の対応にネガティブな発言は、民主党としては不味いと思うぞ。
防衛政策についても現実的な対応をとるていうてるんやから、とりあえずは今回の対応を評価した上で、全体的な対応が不審船を捕獲するという観点から%K切だったかどうかを調査するという形で追求していかへんと、発砲という行為そのものに否定的やというイメージがついてまうと思うなぁ。
少なくとも、今回の不審船が沈没してしまったんは(多分、自分から沈没させたんやろうけど)、捕獲≠ニいう観点からはミスなんやから、それを突けばえーのに。やっぱり民主は頼りにならへんていうイメージがついても知らへんよ。
ちなみに、今回の不審船は、状況を見る限りでは、マスコミでも言われてるように北朝鮮の工作船やと魚も思うけど、まぁ、そんな心配するような国際問題にはならへんと思うでぇ。少なくとも、北朝鮮は否定するだけやろし(つまり、表だった報復はできない)、日本としても、せいぜい抗議声明を出すだけやろし(そもそも、決定的な証拠が見つかるかどうかもわからへんし、見つかっても発表するかどうかわからへんから、抗議するかどうかもわからへん)。
まぁ、表立たない報復はあるかもしれへんけど(^^;;、じゃあ、今回のような対応もとらずに好き放題にやらしてる状態がいいかていうたら、そんなこともないし(少なくとも拉致事件なんかは起こってるし)、それよりも、沿岸警備を強化して、これからも不審船に対しては毅然とした対応をとるていうのが主権国家の対応としてはスジやと思う。
冷戦時代なんかは、北朝鮮の問題だけやなくソ連なんかの問題もあったから、ある意味腰の引けた対応ていうのも現実的な対応やったと思うけど、現状では、こういった毅然とした対応をとっていって欲しいなぁ。ただ、拉致されてる人の家族の方は複雑なんやろうなぁ(これ以上の被害者は出して欲しくないやろうけど、自分の拉致されている家族の解放については、障害にはなっても援護にはならへんやろうし)、ホンマに困ったもんです、ぶくぶく。。。2001/12/24
第53話 謹賀新年
皆様、新年明けましておめでとうございますm(_ _)m。本年も、よろしくねぇ(^O^)♪
で、近況報告と言うことで(笑)、元日のお話を( ̄m ̄)。
昨日、朝からおせち食べて、お雑煮食べて、お酒を飲んでお腹がポンポンやったんで、昼過ぎから腹ごなしにお散歩に(^^)。
で、途中で近くの電気屋に寄ったら、DVDプレイヤーが、妙に安い(@O@)。東芝の、SD−1500ていう機種が13000円( ̄¬ ̄)ジュル。
元々安い機種なんやけど(笑)、それにしても安い。ホンマはパイオニアのを前から狙ってたんやけど、安さに負けて衝動買い(笑)。
ポイントが、1万円近くたまってたんで、消費税も含めて、実質4千円ほどで購入(^^)。とりあえず、誰もくれへんから(笑)、自分で自分にお年玉を(^^)。
問題は、ソフトがない(爆)。つーことで、今度近くのレンタルビデオ店に借りに行くので、お奨めの映画があったら、お魚に教えてくださいな(^^)。ちなみにジャンルは、愛と感動と涙のない¥ヱRたる娯楽映画がお好みでやす( ̄m ̄)。
では、皆様、良いお年を(^O^)ノ~~~、ぶくぶく。。。2002/01/02
第54話 メモリ
なんだか、パソコンのメモリの値段が上がってきてるそうで。
ずっと下がっていくイメージがあったのでのほほんと構えていたら、メルコが定価をほぼ倍に引き上げたということで大慌て( ̄□ ̄;;。
そのうちOSをウインドウズXPにしようと思ってたんで、トータル256MBは欲しい。ホンマは、もうちょい安くなれば256MBのメモリを買って増設しようて思てたんやけど、仕方がないので128MBのメモリ(IOデータ製)で我慢。これでトータル256MB。
魚のパソコンはDELLのなんで、メモリの相性が厳しいらしく、動作保証のあるメルコかIOデータ(メーカーの名前ね)のしか怖くて買えへんかってん(^^;;。バルクなら、安かったんやけどなぁ。
結局、メモリの代金3800円也。
ま、メーカーもんでは一応ほぼ最安値で買えたから、よしとするかぁ。
メモリの増設を考えている方はお早めに、ぶくぶく。。。2002/01/21
第55話 嘘つきは誰?
お魚がホムペ改装工事にいそしんでいる間に、こんなに色々とネタが出てくるなんて( ̄□ ̄;;ガーン。ま、遅ればせながら、ちまちまと書いてアップしていきやす( ̄m ̄)。
つーことで、まずは、例の外務省問題。アフガン関係で色々と尽力したNGOの団体を、外務省が、鈴木宗男の横やりで会議への出席を辞めさせたとかいないとかていうお話。念のため、一応@髢リ宗男の横やりで辞めさせたという事実は確認されてはいません・・・今現在( ̄m ̄)。
最初、魚がニュースで聞いたときは、事実はさておき、野上次官が田中外相にわざわざ鈴木宗男の名前を出したていうことはないて思てたんやけど(そんなもん、鈴木宗男と田中外相が仲が悪いのを知ってるんやから、宗男寄りの野上次官が宗男の名前を出す意味がないから)、委員会での局長さんの答弁を聞いてると、どうやら、ホンマに言ってたみたいやね。つーことは、次官はよっぽど田中外相を舐めてたんやねぇ。
ま、確かに、真相は藪の中で、誰が真実を言ってるのか、嘘をついてるのかは、第三者である国民にはわからへんにゃけど、誰を信じるのかていうのは、それは国民一人一人の勝手。そして、それの結論は出た感じ( ̄m ̄)。
28日の、田中外相の委員会での演説は、カッコ良かったねぇ。やっぱ、政治家としてのセンスはあるわ。外交センスは相変わらずみたいやけど(笑)。ま、あれの演説と、後の官僚のお役所言葉満載の答弁を両方見たら、やっぱ田中外相の方を信じてみたくはなるわなぁ(一応、念のため。お魚はあんまり田中外相は好きではないです。まぁ、宗男よりはえーけど(笑))。
まぁ、この問題のホントの問題は、色々とニュースなんかでも言われてるように、誰が嘘を付いてるいないとかいう問題ではなくて、外務大臣でも、総理大臣でもない、副大臣ですらない、単に官僚の一部とくっついてる一議員の言葉一つで、外交政策をころっと変えてしまうというあまりにも情けない外務省の実体なんやけどね。
ただ、こんな問題中心に据えても、面白くはないからなぁ(笑)。こうやって、誰が悪い、誰が嘘つきだなんて言い合ってる方が、見てて面白いもん( ̄m ̄)。
ちなみに、参考までに、政府見解(確定ではないみたいやけど)で言ってる「特定の議員の主張に従ったことはない」ていう文章の読み方は、
「元々の外務省の考えが、たまたま%チ定の議員の主張に沿ったものであった可能性は否定しない」
ていう意味やしね( ̄m ̄)。一応、この表現なら、後で鈴木宗男の干渉が立証されても誤魔化せると。政治の世界て、嫌やねぇ(笑)。
p.s.局長さん、自殺はしなやぁ(^^;;、ぶくぶく。。。2002/01/29
第56話 雪印
今度は、乳業やなくて、雪印食品の方の不祥事、というか、詐欺事件。
内容は、みんな良く知ったはると思うんやけど、ようは、輸入牛を国産牛と偽って、国から補償金をせしめたり、北海道産の牛肉を熊本産と偽って市場に流通させてたりしてたと。
背景には、狂牛病のせいで牛肉の消費が激減したていうのがあるみたいなんやけど、そんなもん言い訳で、結局は、この会社の体質なんやろうねぇ。狂牛病のことがなかったとしても、他の理由で売り上げが落ちたら、適当に理由を付けて色々なことを誤魔化してたんやと思う。
確かに、今回の事件自体は、消費者の健康には直結しーひん問題なんやけど、こういうことをするていうことは、今までもしてきたんやないか、また、これからもするんやないか、今回バレたのは、たまたま、健康には関係ないけど、バレてへんなかで、例えば食中毒事件を起こしててもおかしくないような食材も売ってたんやないか、なんていう疑問が浮かぶのも当然やし、正直それを否定できひんわね(もちろん、今回の詐欺も悪質なんやけど)。
価格の適正さや品質、安全性は、消費者も勉強すればわかる。ただ、それはあくまでも、業者の出している情報が真実であればこそ。その情報が嘘八百やったら、わかるはずがない。
雪印は、結構、味が気に入ってて好きなブランドやったんやけど、残念やね。正直、こんな悪徳企業は潰れた方がいいと思う。真面目な従業員が可哀相ていうのは、そらそうなんやけど、それは、どの倒産した企業も一緒。残念ながら、どれだけ真面目な従業員がいても、不真面目な管理職がいたら、その会社はダメ。
それが嫌なら、管理職も一般の従業員も関係なく、全ての人が力を合わせて、信頼できる会社に変わったということを目に見える形で′ゥせてくださいね、ぶくぶく。。。2001/01/30
第57話 田中外相更迭
多分、多くの人にとって、電撃的な更迭やった、田中外相(すでに前外相やけど、とりあえず今回は外相でいくね)の更迭事件。
魚的には、外交面での失策は多かったものの、外務省改革には期待してたので、ちと残念。少なくとも、今回の件では、更迭の必要はなかったていうのは、魚もそう思う。まぁ、あくまでも今回の件では、やけど。
今回の更迭は、田中外相にとっては最高のタイミング(今までの失策を押しのけて、非常に有能な人が詰め腹を切らされたみたいに思われる。単に、外交上の実績だけを見ると、秋頃にでも更迭されててもおかしくはなかったのに)、逆に、小泉首相にとっては最悪のタイミングと言えるやろうね。
当然、連日マスコミからも批判されて(ただし、読売系列は、ぼちぼち小泉首相擁護に回るはず。朝日、毎日は依然として批判するはず。あくまでも、魚予想やけど)、支持率も急降下。ま、こんなもんでしょ。
ただ、支持率の方は、今後の国会で、抵抗勢力を相変わらず悪者に仕立て上げて(つーかまぁ、悪者なんやけど(笑))乗り切ることができれば、50%代には回復するはず。もちろん、このまま弱い姿を見せれば、崩壊するけどね(魚も当然見限りやす)。
まぁ、ある意味、50%ぐらいがバブルの弾けた適正値やから、これからが本番といえば本番。毅然として、抵抗勢力の要求さえはねつけていけば、小泉政権自体は、まだ支持されていくと思う。
今回の更迭の背景は、やっぱり、今までの度重なる田中外相の失策があると思う。いわば、田中外相は官邸にとってオオカミおばさん≠竄チたから、今回の件も、多分、田中外相の失策やと官邸からは判断されたんやろうね。で、正直、支える気力も限界に来てしまったと。
事実、田中外相が正しいという証拠≠ェないにもかかわらず、田中外相は、外務省と鈴木宗男にケンカを売ってしまったわけやから。そして、その結果、予算審議を空転させてしまったと。とりあえず、次官や局長に勝手なことをするなと言って、後の分だけでも、NGOを参加させるようにしておくだけで、わざわざ騒ぎ立てなくても丸く収まる話やった。それを、証拠≠ェないにもかかわらず、先に書いたように、ケンカを売ってしまったと。
もちろん、僕は、この田中外相の行為が間違った行為やとは思ってへん。外交政策に、首相や外相の意向以外に不透明かつ不純な横やりが入っているとするならば、それは当然ただすべき。ただ、行為は正しいとしても、やり方がとにかく下手くそ。騒ぎだけをやたら大きくして、不必要に敵を作り、不用意に味方を窮地に追いやってしまう。そら、愛想も尽かされるわね。特に、外務次官を辞めさせるためやろうけど、民主党の菅幹事長と連携したら、さすがに小泉さんにキレられるやろ。
とはいえ、それがこの人の魅力なのも、また事実。だからこそ、これだけ多くの国民が支持しているわけやし、普通≠フ有能≠ネ政治家≠ネら、政治的に上手く対処して、なんら国民に関心を持たれるようなことの無かった問題を、これだけ明るみにしてくれたのも彼女の功績。
とりあえず、この後国民の期待に添って(笑)、大暴れして小泉政権と対決していくか、それとも、おとなしくしているか、むしろ、積極的に小泉政権を支えていくか、それが見所やねぇ。
今のとこは、おとなしくor政権を支えていく方向みたい。このまま、政権を支えていければ、お魚は田中外相を見直しやす。それによって、国民の人気も、政治センスも、頭の良さも持ち合わせていながら、唯一足りなかった人望≠得ることができるはず。人間的には嫌いやけど(笑)、政治家としては魚も好きになるかもね。
なんにしても、他の選択肢(民主党政権や、従来の抵抗勢力主体の政治)がない以上、魚にとっては、このまま小泉さんに踏ん張っていってもらわへんと。そのためにも、私怨は捨てて、支えていってあげてくださいな(^^)、ぶくぶく。。。
* 55話とは、一応視点が違うんで(^^;;、矛盾はしていないとお魚自身は思ってます(55話は、面白がってるテレビ視聴者としての視点、今回は、ちょっと真面目に政治的な見地からの視点)。2002/02/02
第58話 懲役14年
新潟の少女監禁事件で、被告人佐藤に、懲役14年の判決が先月の22日に出たね。
刑罰は、監禁致傷+未成年者略取誘拐の最高刑10年に、万引きによる窃盗罪の5年(併合罪いうて、窃盗の最高刑の懲役10年の半分まで加算できる)を足した懲役15年から算出された量刑。
はっきりいって、むちゃくちゃ重い。あくまでも、犯罪の内容ではなく、犯罪の名前から見た場合はやけど(少なくとも、たいていの殺人犯よりも重い)。にもかかわらず、逆に、犯罪の内容から見たら、むちゃくちゃ軽いんやけど・・・。
でも、裁判官から見たら、辛い判決やったやろうね。なんで1年でも減らすんや、ていう批判も続出したけど、この判決は、逆に言えば、タダの万引きに懲役4年ていう、むちゃくちゃ重い量刑を科しているわけやから。そもそもが、監禁とかの量刑では、この事件の場合は軽すぎるのが原因で、それを補うために万引きによる併合罪ていう無理を検察側がしてるから、どうしても、他の犯罪との整合性を考えると、無理が出てくる。いくらこの事件が特別やとはいえ、裁判官としては、極端な判決は出しにくかったんやと思う(1年を引いた理由としては、被告人の人格障害を理由としてる)。
とまぁ、検察も、裁判官も、後、多分弁護士も、それぞれが苦悩し、なんとか世間的にも一応の理解が得られる線を法律の枠内で&K死になって模索した判決なわけなんやけど、ホンマはこれだけではおかしいねんね。
なんでかていうと、今回の事件が、今後になんら生かせていないから。同じ様な事件が今後起こっても、あるいは、ひょっとしたら発覚してへんだけで、今なお同じ様な事件が起こっていたとしても、結局は同じことが繰り返されるだけやから。ぶっちゃけた話、同じ様な事件で万引きをしていなければ、10年監禁してようが、20年監禁してようが、最高でも懲役10年だけしか科せられへん。
被害者の方や、その家族の方には当然納得できひんやろうけど、ただ、残念ながら、日本が法治国家である以上、今回の事件についてはこの裁判で法律的には一杯一杯の判決になってしまってる。これは、いい悪いではなくて、どうしようもないことやねんね。やけど、これからのことについては、法律を変えるだけで、もっと被害者や国民の感情に沿った対応ができるようになるはずやねん。やのに、やらへん。事件が発覚してから、2年も経っているのに、やってへん。
誰がやらへんのかていうと、もちろん、国会議員。あの人らしか、法律が作れへんにゃから。で、彼らは、これまたもちろん、今回の判決でも文句を言っている国民が選んだ人たち。
一体、なんでなんやろねぇ・・・自戒も込めて、ぶくぶく。。。2002/02/04
第59話 傘
魚の家は、そこそこ人通りの多い道路に面していやす。
なので、雨が午後から降ってくるような日は、不用意に傘を表に出しておくと、盗られたりすんねん。
そこで、魚の家では、使った傘が雨で濡れてるから、外に出しておかなあかん日は、以前100円ショップで買って使ったビニール傘を自転車のカゴにかけておいて、一番盗りやすい位置に置いとくんやね。
そうしといたら、わざわざ壁に立てかけてある傘よりも、盗りやすいビニール傘の方を持っていくやろうと。
で、こないだの雨の日もそうしといたら、その100円傘が盗られててんね。まぁ、これは別に予想通りやし、他のもうちょい高い傘は無事やったんで、魚の家としては、別にそれで良かってん。
ところが、今日、小雨混じりの中、外から帰ってみると、盗られたはずの傘が玄関先に・・・。
壁に、ちょんと立てかけて置いてあってんね。
おー、人情も捨てたもんやないねぇと、母魚と話してたんやけど、考えてみると、元々は人のもん、勝手に持っていったはるんやねぇ(笑)。
うーむ、いい人なのか、悪い人なのか(−−?)?ちと、悩んでしまった、日曜の午後でした、ぶくぶく。。。2002/02/17
第60話 参考人招致
2月20日におこなわれた、田中前外相と鈴木議員(以下「ムネオ」という(笑)。)の参考人招致。
魚的には、あんまり意味ないんとちゃうかなぁ、て思ってた。なんでかていうと、例のNGO問題(あぶく、55話参照)について、新しい証拠が出てきたわけでもなく、どちらかがウソをついてましたて言うはずもなく、結局は、以前の国会審議と同様、言った言わないの水掛け論の応酬だけになるて思ってたから。
で、実際問題、田中前外相の方は、何の意味もなかった(笑)。まぁ、こんなん言うたら真紀子ファンに怒られるかもしれへんけど、少なくとも、目新しい証拠≠ヘなかったから。単に、田中前外相とそのシンパが溜飲を下げるだけのセレモニーやったねぇ。ま、それはそれで、別にえーんやけど。
物証のない、単なる言い争いに、税金を使って何度も両者の意見を聞いても無駄。絶対に結論は出ぇへんにゃから。前にも書いたように、後は、どっちの言い分を信じるか、有権者が判断するだけ。それを、この事件の真偽を明らかにするために・・・なんてくだらないお題目を唱えて、もっと審議をせぇなんて言ってる一部のマスコミには、お魚はあきれやす( ̄m ̄)。もう、この件に関しては、打ち止めでいいと思う。とにかく、明白な証拠≠ナもって判断できひんにゃから。後は、今後も同じ様な問題が起きるかどうかを注視する方向で、マスコミは頑張ってくださいませ。
ただ、ムネオの方は、面白かった。やるなぁ、共産。民主も自由も社民も、全部共産に質疑の時間を与えろよ(笑)。外務省の内部文書を握ってるとは、思わへんかったなぁ。あーいうのを、物証≠トいうねんね。田中前外相も、ああいった物証を握っとかな。そんなんもなしにケンカしても、そらあかへんて(^^;;。
で、まぁ、ムネオの方は、すでに別件なんで、大いに審議、詰問していってもらいたいところ。こっちに時間をかけるのは、魚は一向に反対いたしません。こういった、害悪でしかない政治家は、どんどん駆除していって欲しいところ。その意味では、田中前外相が出ることにより、国民の関心が高まった場で(視聴率が、15%ほどあったとか・・・)、ムネオの不正が明らかになったんで、今回の参考人招致は魚が思っていた以上に意義があったのかも。
ただ、NGO問題は、もう、お腹一杯。NGOの代表の大西さんを呼んだところで、物的証拠のない、水掛け論の主人公が一人増えるだけ。とりあえず、今後は、景気対策とムネオ問題に注力してくださいませ。
p.s.田中前外相は、結局おとなしいままではいられへんかったねぇ(^^;;。残念ながら、人気はさておき、人望は集められへん模様。ま、まだ、若いから、やり直しはきくやろうけど・・・。後、福田官房長官との対立を、角福戦争(親の田中角栄と福田赳夫との対立)の遺恨を持ち出して、したり顔に語ってる人がいるみたいやけど(テレビで見た記憶が・・・)、魚的には、今までの流れを全然見てへん意見やと思う。仲は確かに悪そうやけど、それを角福戦争に結びつけるのは安易かつ幼稚。今までのトラブルの尻拭いを全部福田官房長官がやらされてきた事実をまずは見ぃひんと。わかりやすくても、不正確な説明はあかんと思うよぉ、ぶくぶく。。。2002/02/22