第61話 証人喚問の前に
例のムネオ(すでに呼び捨て( ̄m ̄))の証人喚問。どうやら、3/11頃におこなわれる予定。で、まぁ、本番前に(笑)、軽くお話を。
3/4に出た、外務省の報告。色々と不十分やという意見が出てるんやけど、あれはまぁ、あんなもんでしょ。ようは、与党が証人喚問を認めるための儀式であって、ムネオの関与があったということさえ認めておけばいいもんやから。不十分な部分は、証人喚問で明らかにすればいいんやからね。なので、あんなもんでいいと思う。ただ、それと外務省としての反省≠ヘ別問題。そっちの方は、きっちりと自分たちの身を削ったものを出してくださいな。少なくとも、外務省は被害者≠竄ネいんやから。
で、これに対する野党の対応。証人喚問はするていうてるんやから、予算審議は応じろよ(^^;;。予算ていうのは国政の中で、一番重要なもんなんやから。それを、予算委員会でもムネオ問題だけ≠ノこだわって、景気対策なんかを与党に任せたまま、なおざりにするなんて、無責任きわまりない。ましてや、審議拒否をちらつかせて予算案を駆け引きの道具に使うなんて論外。国会議員なら、せめて予算審議ぐらい真面目にしろよ。もちろんムネオ問題も大切やけど、今の情勢からすると、景気対策が最重要課題やん。それをほったらかしにして、国民の人気取りにだけ(今はムネオさえ叩けば賞賛されるから)必死になってるのは、情けないなぁ。少なくとも、ムネオ批判は政策≠ナはないからなぁ。政党には、やっぱり政策で勝負して欲しいものでやす( ̄m ̄)。
んで、与党(政府)の対応。完全にムネオ切りで固まったようで、喜ばしい。小泉首相としては、抵抗勢力が自滅してくれてるんやから、このまま静観するのが、自民党内の力学的には正しい対応なんやろうねぇ。ただし、国民の目からすると、他人任せで頼りなくも見えると。ま、痛し痒しというトコかな。川口外相をどう使うかによって、変わってきそう。ただ、まだ真紀子擁護=川口批判の論調が強いんで、苦戦はしそう。魚的には、田中前外相より、上手くやってるとは思うんやけどね。ただ、キャラが地味やから、インパクトが薄いのも事実。まぁ、世論にも部下(外務官僚)にも好かれるていうんは、難しいわなぁ。
象徴的なんが、NPGの大西さんの発言より、重家局長の発言を信じるて言ったこと。証拠がないことなんやから、どっちを信じようが川口外相の勝手。しかも、重家局長の発言を信じるていうんは田中前外相時代に¥oした政府見解のベースなんやから、勝手に否定もできひんわなぁ。やけど、叩かれてしまうと(笑)。この辺は、チト可哀相。
最後に、証人喚問の予想。まぁ、野党側の情報収集にかかわるんやけど、ムネオには、かなり軽率なところと、短気なとこがあるようなんで、上手く怒らせるように持っていけば、口を滑らせるかも。真実か、明白な嘘かはさておき、そうすれば、後で偽証に問える可能性もあるしね。
ま、ちょっと楽しみに待っておこっと( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2002/03/06
第62話 鈴木宗男の証人喚問
ついに、ムネオの証人喚問が今日、3月11日にあったね。各民放もリアルタイムで放送する異例の報道体制。魚の母もかぶりつきで見てたし、世間の関心も非常に高かったみたい。
さて、では、その実体は?・・・ていうと、残念ながらというか、案の定というか、期待はずれのままで終了。最初の与党側からの質問はまぁ、弁護側の証人尋問みたいなもんなんで、あんなもんでしょ。問題は、野党。なんの隠し球もなかったやん。あれじゃ、あかんわぁ。
唯一、新しい話やったんは、ムネオが実は、北方領土の返還自体には積極的ではなかったということ。北方領土返還は自分のライフワークやなんて言ってたくせに、陰では返還されても日本の利益にならへんて言ってたらしいから驚き。別に、個人がどういう考えを持とうが勝手やけど、漁業権だけを考えても、北方領土の返還は日本にとって莫大な利益になるのは事実。それを無視して経済支援だけをせかしていたのは、どう考えても、日本の利益ではなく、自分の利益だけを考えていたということなんやろうねぇ。
しかも、純粋に北方領土の返還を求めている人たちを騙し続けての裏切り行為。これは、政治家としても人としても、最低のクズでしょ。
ただ、残念かな、これは法律に反する行為ではないねんねぇ。なので、証人喚問≠フ場で暴露しても、政治家としてのムネオにはダメージにはなるんやけど、喚問自体には、あんまり影響ないねんなぁ。
ただ、使い方によっては、もっと面白かったと思う。これをもっとツッコんで、苦し紛れに嘘付かせるようにしむけたら良かったのに、詰めが甘いなぁ。これは、ムネオにとっての生命線ともいえる問題なんやから、こんなことを事実なんて、とてもやないけど認めがたい。やけど、本当に事実なら、嘘を付いたら偽証になるんで、嘘も付けない。せっかく、もっと困らせるチャンスやったのに、他の、今までから言われてて、ムネオも準備万端で答えられる質問に変えたから、せっかくのチャンスが消えたやん。
野党も、自分の調べたことを全部必死になって言わなあかんて思ってるから、当意即妙の追求に持って行けへん。せっかく、こんな美味しい情報のリークがあったのに生かせへんなんて、情報提供者も泣いてるで。
結局、野党もカッコつけすぎなんやねぇ。自分が恥をかきたくないから、自分が十分に調べたこと以外は聞きにくい。相手の反応を見極めてから対応する余裕がないから、自分の予習したことだけを述べるので精一杯。
社民の辻元議員は嫌いやけど、ムネオをワザと%{らせるていう程度の小細工は使ってただけまだマシ。確かに品位には欠ける部分もあるやろうけど、あれぐらいのことはせーへんと。鳩山代表の党首討論のときも感じるんやけど、民主党の議員はどうも、表面だけの上っ滑りな追求の感じがする。
証人喚問なんやから、もっと、相手を責めへんと。魚も含めて国民は、議員の演説を見るために、これだけ関心を持っていたんとちゃうんやから。ま、とはいえ、証人喚問自体≠フ結果はどうあれ、ムネオの政治生命自体は終わったみたいやけどねぇ( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2002/03/11
第63話 最近のやなニュース
ムネオ問題がいまだに真っ盛りの中、特に犯罪事件でイヤな事件が多かったねぇ。自分には関係ない事件なんやけど、なんか、落ち込んだ気分になってくるなぁ。
まずは、北九州の少女監禁事件。カギとかお金とかを預けてたみたいなんで、典型的な監禁事件とは違うみたいなんやけど、小学生ぐらいのときから恐怖を植え付けて支配してきたんやから、いくら自由度が高かったからていっても、決して犯罪でないと、いえへんと思う。
しかも、その女の子自身に足の指の爪をペンチではがさしたりとか、その子の父親を、その子の目の前で殺したとか、ホンマに恐ろしいし、他人事ながら怒りを覚える行為をしてたらしい。ホンマ、許せへん。
次が、神戸で起きた、大学院生のリンチ殺害事件。彼を殺した暴力団員ていうのが、もちろん一番悪いんやけど、きちんとした捜査をせずに、彼を見殺しに≠オた警官も同じぐらい悪いと思う。
大体、ヤクザに脅されて警官が引っ込むかぁ?事情聴取が任意か強制かて、んなもん、血を流して立ってる人間がいるんやから、強制捜査でえーに決まってるやろ。誤認逮捕て、人の命がかかってるときに何を悠長な。現にケガ人がいるんやから、そんなもん、正当業務行為なんやから逮捕せーよ。
別に魚かて、警察が強権発動して誤認でも何でもとにかく逮捕してしまえみたいな対応を望むわけやないけど、実際に血を流した人がいる状況で、任意同行に応じひん奴がいたら、それはどう考えてもおかしいし、状況として加害者である可能性が高いんやから、現行犯逮捕でも緊急逮捕でも、逮捕すべきやろ。
そして、その後の対応も、何の誠意も感じられへん対応。これは、さらにひどい。殺した暴力団員たちと比べる話ではないけど、別の次元の問題として、ひどすぎる。こんな奴ら、全員警官なんて辞めてしまえ。つーか、クビにしろよ。勇気も力も何もない魚やけど、おまえらよりはマシな自信は確実にあるぞ。ホンマ、腹立つなぁ。
山口の、母子殺害事件の判決についてもちょっと言いたいんやけど、これは結構難しいお話なんで、次かその次ぐらいにでもゆっくりと・・・。
うーん、読み直したけど、かなり怒ってるなぁ(^^;;、ぶくぶく。。。2002/03/17
第64話 コーイチくんと、キヨミちゃん
ムネオ騒動がいったん収まって、政界では、加藤紘一議員のスキャンダルに移ったところ、さらに、社民党の辻元清美議員のスキャンダルが急に湧いてきたね。
まず、加藤議員の方は、すでに自民党を離党したんやけど、彼の場合は、実は今のところは、彼自身のスキャンダルではなく、彼の元秘書というか、元事務所代表の人の犯罪で、窮地に立たされたんやね。
しかも、その犯罪ていうのは脱税で、基本的には政治に無関係な犯罪やと。やけど、そんな人を事務所の代表に据えていたのは、自分の監督不行届やということで、道義的責任をとって、離党したと。
これだけ見たら、自分のせいでもないのに、なんか可哀相に思えるんやけど、魚には、可哀相に思えへん。まぁ、ひょっとしたら加藤さん自身が関わってるていう裏もあるのかもしれへんけど、魚は、それはないような気はする。多分、ホンマに加藤さんはこの代表の犯罪を知らへんかったんやろうね。でも、同情できひん。それは、実際は、彼が知らなかったからではなくて、より正確には、知ろうとしなかったから。もっと言えば、知らせることすら拒否してたであろう、から。
少なくとも、この秘書が胡散臭い人物であるということは、彼は知っていた。でも、事務所にわんさかお金を運んでくれるから(これ自体は、適法≠ネ集金らしいけど)、あえて、その胡散臭い部分には目を向けへんかったんやと思う。下手に、知ってしまうと、その代表を切らなければならなくなってしまうから。切ってしまったら、お金の集まりが悪くなってしまうから。だから、わざと目を背けてた。人からの意見があっても、耳をふさいでいた。確かに、彼は知らへんかったやろう。でも、それは、故意に£mろうとしなかっただけなんやね。
まぁ、別にこういう人は珍しくない。というより、普通やと思う。会社なんかでもそう。色々な不祥事のあった会社は、ホンマに、たいていの場合社長はその事実を知らへんかったはず。あくまでも、現場レベルの判断で、部長なり、その部署の担当取締役なりが、個人の判断でその不祥事を起こしたかもみ消してたはず。
もちろん、社長が一声かければわかるねん。でも、何かありそうやと思っても、社長は聞かない。聞いてしまうと、自分が最終的な責任者になるから。担当者も社長に言わない。なぜなら、社長が知りたくないことを£mっているから。いいか悪いかはさておき(つーか、魚的には悪いと思うけど)、これが組織防衛≠トいうもんなんやね。
で、加藤さんの場合もそうやったと。きっと、彼は、本心から、なぜ自分がこんな目に?て、思ってるやろうね。ホンマに、知らへんかったんやから。ムネオの件がなければ、離党もしなくて良かったと思ってるかもしれへん。確かに、魚も、彼自身は悪く≠ネいと思う。ただ、卑怯者≠竄ニ思うだけで。
次に、辻元議員の件。こっちは、彼女の雇ってた政策秘書の給料を(ちなみに、これは国から支払われる)、彼女に少ししか渡さず、残りを自分のものにしていたという疑惑。
これは、もし事実なら、論外。ただの犯罪者なんで、逮捕されて刑務所に入ってください。じゃあ、事実でなければいいのか?ていうと、魚的には、それでも納得いかへん。
なんでかていうと、政策秘書の仕事ていうのは、その名のとおり国会議員の政策を立案、補佐するために重要な役職のはずで、だからこそ、安くもない給料が国から支払われているんやから。それを、他の国会議員の事務所に毎日のように勤めてた人が、片手間にホンマにできるんか?
本人は、国会議員に成りたてで、実務的なことの補助をしてもらってただけなんで、その程度でも助かったとかほざいてるみたいやけど、それなら、なんで政策秘書≠ニして、雇っててん。そんな程度の仕事で政策秘書として登録するなんて、どう考えても税金の無駄遣いやん。普段、偉そうなこというなら、そんな制度に甘えて税金を無駄遣いするなよ。そもそも、その程度のアドバイスしかできひん人間を政策秘書にしてたら、一体、自分がホンマに政策を進めたいときに誰を頼るんや?
結局、彼女は、国会議員のくせに、政策≠ネんてどうでもいいと思ってたんやろねぇ。でなきゃ、どう考えても、そんな人物を政策秘書に据えるなんておかしい。ホンマは、政策を考え、進めて行くんが政治家の仕事なんやけど、一体、彼女はどんな仕事をしてたんやろう?あぁ、ワイドショーのコメンテーターやったか(−。−)ボソッ。
そもそも、政策秘書制度の主旨から考えて、こんな議員に政策秘書は不要やろ。つーか、それ以前に、議員としても不要なんやと思うけど。確かに、彼女は犯罪者ではないかもしれへん。でも、国のお金をくだらんことに使って浪費したというのは事実。自分の潔白をとうとうと述べるより、まず、反省すべきはそこやろう。声が大きいだけで、耳のない人というのは迷惑なもんなんやけどねぇ。そーいや、最近どこかでそんな人のことを聞いたような気が・・・?あ、ムネオか( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2002/03/20
第65話 辻元議員の疑惑について
んーと、疑惑というか、議員本人が認めてるみたいなんで(笑)、すでに疑惑ではないんやけど、本人自身は、本気で悪いことやと思ってへんみたいで・・・。
なんつーか、魚なんかは、脱力しやす(^^;;。
なんか、ワイドショーとかニュースとか見てたら、社民党は自民党と違って弱小政党やから、悪いとは思わへんとか、貧乏政党やから仕方ないとか(辻元本人まで言ってたなぁ)、私用に使ったんではなく、政治活動に使ってるんやからえーやろとか、むちゃくちゃなこと言って擁護してる人がいるんやけど、頼むから、そんなこと公共の電波使って言わへんといてぇな(^^;;。あまりにも、非論理的な論調で情けなくなってくる。
社民党が貧乏なんは、議員も支持者も少ないから。ただ、それだけ。つまり、国会議員として必要だと思ってる国民が少ないから、献金とかも少なく、結果的に貧乏になってると。だから、そんな政党の政治資金が少ないのは、民主主義国家≠ネら、極々当たり前のことやねん。
それを、棚に上げて、自分たちの勝手な考えで、税金≠ちょろまかすから、あかんねん。社民党が貧乏政党で可哀相と思うなら、そう思う人が自分の意志で献金したらえーやん。魚みたいに、1円たりともあんな政党のために渡したくない国民もいるねん。それを、強制的に取られた税金から、騙し取られるなんて、魚としては、絶対に許せへんねん。合法な政党助成金ですら不服やのに、こんな詐欺行為のために貴重な税金が使われるなんて、許せへんねん。
こんな風に、色んな考えをした国民がいるからこそ、税金ていうのは、法律で定められたとおりに厳格に使われへんとあかんねん。法律そのものが悪いのは仕方がないとしても(もちろん、改正するべきやとは思うけど)、法律に違反して使われるなんていうのは、論外。
今回の辻元議員の事件については、政策秘書として雇われた人が政策秘書としての役割を果たしておらず、しかも、その人自身の手元に5万円しか渡っていーひんかったんやから、完全に政策秘書の主旨を逸脱した脱法行為。以前の裁判の事例を見ても、魚は同罪の詐欺やと思う。
本人は、議員は辞職せずに戦う、同じ行為をしてる議員は他にもいるて名指しで言ってるらしいけど、なんて、往生際が悪いんやろう。清美のくせに、全然清くないやん(いや、まぁ、関係ないけど(笑))。大体、雑誌の記事を強い調子で否定する記者会見までしておきながら、すぐに自分で5万しか払ってへんかったって認めるなんて、どういうことやねん。記者会見のときは忘れてたんかぁ?ど忘れ禁止法、自分にこそ適用しろよ。
あかん、むかつきがさらにヒートアップ(^^;;。あ、ちなみに、辻元議員が名指しした人たちが、ホンマに同様の詐欺行為をしてたんなら、当然、彼女同様に詐欺での逮捕を求めやす。これは当然。例えこれが小泉首相であっても同じ。そんな議員は、とっとと逮捕されて刑務所に入ってください。ただ、辻元議員も例外でないというだけで。
ホンマ、情けないわぁ、ぶくぶく。。。2002/03/24
第66話 山口母子殺人事件の判決
チト時期は遅くなってしまったんやけど、予告もしてたんで、ようやくアップを。
とりあえず、事件を簡単に振り返ると、当時18歳やった少年が、強姦目的で女性を襲い、抵抗されたために殺害後に強姦、その母親に泣きついてすがった赤ちゃんも殺害したという、むちゃくちゃ非道というか、鬼畜な事件。
基本的に、18歳になってた場合は、例え少年であっても(法律上、20歳未満は少年)、死刑判決を出すことは可能(18歳未満の場合は、死刑にできひん)。なので、裁判の焦点は、少年であっても、事件の凶悪性から、死刑判決が出されるかどうか、やったわけやね。
で、結論として、死刑判決は下されず、無期懲役になったと。
とりあえず、魚の感覚としては、不服。これは、死刑で仕方がないと思う。というより、死刑にすべきやと思う。あの、友人に書いたと言われる手紙を見ると、正直、更正も何も、出所したら(無期とはいえ、最短で7年後には仮出獄できる可能性がある)同様の犯罪を起こす可能性の方が、むしろ高いと思う。
一応、更正を重視するていう考え方も、理解は出来るんやけどね。これは、少年だけでなくて、成人でも一緒。考え方としては、更正をして、真人間になった人間を死刑で殺害するのは、かえって国益に反する、国家による殺人やという考え方。
この考え方が比較的(あくまでも、比較的。不服な人も当然多くいる)受け入れられたのは、オウムの地下鉄サリン事件で、本来なら死刑であるべき事件で無期懲役になった、林被告人(医師の方。正確には、検察官の求刑の時点で無期だった)。この人の場合は、裁判の経過も通じて、真に更正している(だろう)ということが明らかにされたので、賛否両論はあるものの、この考え方の合理性を示す、いいモデルケースにはなった。
でも、今回の事件は全然違うと思う。この考え方は、あくまでも真摯に更正したと見られる人間に対して、それすらも演技でないのかという冷静な目で見て、その上で、悩んで悩んで悩み抜いて下すべき判断で、少なくとも、更正の可能性がある≠ネんていうような消極的な#サ断でくだすべきものではないと思う。
突き詰めると、死刑制度全体の話になるんで、簡単に済ませるけど、魚としては、刑罰ていうのは、特に死刑ていうのは、被害者(遺族)感情と、社会感情と、加害者の更正ていう、3点のバランスで考える必要があると思う。この3つのバランスが崩れると、法律≠竍司法制度≠トいうものの、根本から崩れてくると思うねんね。
残念ながら、今回の判決は、すごくいびつな三角形やったと思う。だからこそ、遺族が怒り、国民からの批判の声も大きく、加害者がほくそ笑むという展開になったんやと思う。
まぁ、今回の(前回も無期やったけど)裁判官の判断も分かるんやけど、今回のような凶悪事件においては、更正の可能性≠ナはなく、更正が確実だと言える程度の確信≠ェ感じられなければ、死刑にすべき≠竄ニ魚は思う。
こうやって、書いてても辛い話やねぇ、ぶくぶく。。。2002/03/26
第67話 桜散る・・・
いや、試験に落ちたとかやなくて(^^;;、ホンマの桜が散ってしまったなぁと。
例年やったら、ボチボチ花見にぷらつこかぁ、て時期やのに、もう、散ってしまってるし(ノ;)グス。しかも、今年の3月下旬から4月の頭は、バイトで塾講を入れてしまって、むっちゃ忙しくなってしまったのに(TOT)。
なので、結局、今年はゆっくり花見ができひんかった・・・。例年なら、ビール片手に、美味しいパン屋さんのサンドイッチでも食べながら、まったりと花見をするものを、今年は少し暇を見つけては、その合間にパチパチと気ぜわしくデジカメで写真を撮るだけ。夜桜を撮りにも行けへんかったなぁ。
見頃を逃したのは、お魚だけでなく、他の方々もそーやとか。そら、年度末の決算やら、新年度を迎えてバタバタしてるときに花見ていわれても、落ち着いてできるわけないもんなぁ。観光地なんかは、もっと切実やろねぇ。
お酒の消費量なんかも、大げさでなく、例年よりも減るかも。景気が悪いときぐらい、桜を楽しませてくれてもえーのに、神様も意地悪やねぇ。
などと言いつつ、とりあえず、桜を見逃した方は、ちょこちょこと撮ってきた魚の画像でもご覧くださいませませ、と宣伝をば( ̄m ̄)
チト重い話が続いてたんで、とりあえず、軽めの話題にしてみやした(^^;;、ぶくぶく。。。2002/04/06
第68話 世論調査
土曜日の昼下がり。魚が特製フィッシュフライサンドを作って(といっても、スーパーで売ってる魚のフライと同じく総菜のマカロニサラダにタルタルソースをかけて、パンで挟んで軽くトーストしただけのお手軽サンド)、まったりと昼食を楽しみ、テレビを見ながらボーっとコーヒーの残りをすすっていた至福のひととき。
そんなときに、一本の電話が。母魚がでたんやけど、なんやよくわからへんということで、お魚にバトンタッチ。で、なんかの悪徳商法かとチト身構えながら電話を代わると、なんと、毎日放送系の報道リサーチ会社からの調査電話(@O@)。
よく、新聞やテレビで世論調査の結果を報道したりしてるんやけど、実際にその調査の電話がかかってきたんは初めてで、びっくりしてしまった。あれって、やっぱちゃんと真面目に調査やってるんやなぁ(笑)。
内容は、内閣への支持とか、最近の秘書疑惑にまつわる社民党の対応とか、武部農相に対する公明党の対応等々に関するものやったんやけど、魚は妙に嬉しくて(笑)、張り切って答えてしまった。今になって思うと、あなたがもっとも首相にふさわしいと考える人は?の質問に、鈴木宗男、とか答えてやれば良かったかなとも思ったり( ̄m ̄)。ま、でも、せっかくの調査なんやから、正直な方がえーわなぁ(笑)。
とりあえず、貴重な体験をさせてもらいやした。今度の調査結果は、週明けの「ニュースの森」や「ニュース23」で発表されるらしいんで、ちょっと見てみよっと♪
ついでに、世論調査の信頼性について一言。大体、せいぜい2〜3千人程度のサンプルで、一体どれだけ正しい′級ハが出るんやろうか、てな疑問を、ここに来たはる人らは、持たはったことてないやろうか?魚は結構、うさんくさく思っている方やったりするんやけど( ̄m ̄)。テレビの視聴率なんかもそうなんやけどね。
一応、統計学的なお話では、みそ汁の味見をするのに、鍋一杯飲む馬鹿はいない、てな説明をされるんやけどね(これの一体どこが、学問的な説明なんやろう(笑))。少なくとも、サンプルさえ偏ってなく、適切に選べれば、2〜3千人程度でも統計学的には十分らしい。
ま、とはいうものの、調査結果なんていうのは、意識的にしろ無意識にしろ、質問する方も答える方も余計なバイアスがかかってることが多いんで、あんまり信用はしない方がいいと思いやす( ̄m ̄)ノ、ぶくぶく。。。2002/04/07
第69話 夫婦別姓法案
結構、前から法案の作成に入ってるんやけど、反対派、賛成派が入り乱れて、なかなか決まらへん法案やねぇ。ようやく、試案が固まって法案提出の準備ができてきたみたいやけど、反対議員の力も強いんで、実際に提出されるかどうかも微妙な感じ。少なくとも、与党議員の自民党に反対派が多いから、難しいねぇ。
お魚の考えは、結論から言うと、夫婦別姓を強く望む人がいるんやから、その人たちに選択肢を与えてあげることはいいことやと思うんやけどね。自分がどうするかはさておき、それを望む人たちに同姓を強制するほどの理由はないと思うから(逆に言えば、別姓を禁止しなければならないほどの弊害はないと思うから)、別にえーと思うんやけどねぇ。
魚的には、夫婦別姓ていうのは、夫婦だけならどうでもえーんやけど、子供ができたら親子別姓≠ノもなってしまうから、ホンマはイヤなんやけどね。果たして、子供たちは、家族≠ニいうものの中で一人だけ(子供は同じ姓になるので)姓の違う人がいた場合、どう考えるのか?全然気にならないのか、それともその人だけ他人≠フような感じを持つのか?夫婦別姓を選択したことについて、家族よりも自己のアイデンティティ(その他にも色々と理由はあるやろうけど)を選んだという、親のエゴを感じひんにゃろうか?
などなどと、当人にとって、全くもって余計なお世話なことを考えてしまうんやね(笑)。この辺りは、この法案に反対してる頭の固い°c員の方たちと、魚の感覚は同じなんやろうねぇ( ̄m ̄)。
ま、こんなことを言っても、親の選択が子供に影響を与えるのは別に姓だけではないわけで、つける名前や、教育方針、さらには家族≠ネんてのを壊す(悪い意味では使ってないよ、念のため)離婚なんてのもあるわけで、その選択が子供にとって≠「いか悪いかはそれぞれやからねぇ。
* 余談なんやけど、名前の件では、以前、自分の子供に「悪魔」てつけるいう親の意見を役所が受け付けへんかったていうことがあったねぇ。親の真意もよくわからへんかったんやけど、世論としては、役所支持の意見が多かったみたい。これも、親にしてはお節介な話やったんやろうけど、私(わたくし)≠フ決定権の世界に公(おおやけ)≠ェどこまで踏み込めるかについての、世論としての判断基準の興味深い例やったなぁ。最近では、日本とちゃうけど、子供の名前に企業名をつける権利を売り出したていう親の話もあって、親の子供に対する権利≠ニいうものについて、あらためて考えてみるのもまた、いい勉強かも。
で、話を戻して、なんにしても、本人たちが自信を持って、本気で(理解されるかどうかはともかく)子供のことも考えた上での判断なら、お魚は何も言いません、というより、言えません。ただ、どちらかというと、マスコミなんかで取り上げられてる別姓論者さんたちの意見は、なんか本人の理由だけが強調されてるように感じるんで、魚としては否定的(というか、嫌いな考え方)に見てしまうんやけどね(^^;;。それはある意味、家族というモノについても真摯に考えられている、別姓論者の方たちにとっても、不幸なことなのかも。
まぁ、そもそも、子供と、親としてではない個≠ニしての自分のどちらをより優先するのかていうのも、それはそれで難しい問題なんやろうけど(ここでは、子供を優先すべきていう論調で勝手に書いてるけどね)。
ま、最初に書いたとおり、法案自体は早く通ればいいのにねぇ、というのが魚の意見でやす、ぶくぶく。。。2002/04/14
第70話 有事関連3法案
最近の新聞でもトップニュースになってたけど、4月16日に、有事関連3法案ていうのが閣議で決定されたんやね。
まず、有事≠トいうのが何かていうことなんやけど、基本的には戦争時≠表しているんやね。元々は戦争だけでなく、大地震とかの大きな事件、災害が起こった場合一般を指すんやけど、法律論や政策論で使う有事ていうのは、まぁ、大体戦争に限定されてるね。
なんで、今回の有事関連3法案ていうのも、ようは、戦争時にどうするかていうマニュアルを定めた法律の案を3本作ったていうことなんやね。
具体的にどんなことが定められているかていうと、大きく分けて、「首相の権限の強化」と「自衛隊の活動の円滑化」の2つが今回の法案では大きなポイントになってるね。
前者については、戦争時には、指揮命令系統が1本化されてへんと、特に現場のレベルで大きな混乱が起きるもととなるんで、とにかく首相が最高責任者で指示するんや、ていうことを明確にしてるんやね。具体的には、例えば県とか市とかの地方自治体が、それぞれの考えで勝手に対応したら困るんで、地方自治体を直接首相が指示、指揮できるし、電力会社やガス会社なんかの公共機関についても命令できると。
後者については、実際に戦争が始まる前に、事前に陣地を作ったりして、攻撃に備えることができるようになるし(今までは、正確には現在でもやけど、できひんかったということやね)、道路や河川もスムーズに使用できるようになると(現状では、道路交通法や河川法の規制を受けてしまうらしい)。
つーことで、魚としては、んなもん、極々当たり前のことやんかて思うことばっかなんやけど(^^;;、一方では、不十分やていう意見があるかと思えば、戦前の軍事国家に逆戻りやなんていう意見もあって、かなりの批判も多く、実際に今国会で法律として成立するかもわからへん状況らしい。
まぁ、法案の内容自体に色々と意見があるのは当たり前やと思うし、侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を国会でも、マスコミでも、世論でも、するのは非常に好ましいことやと思う。ただ、そもそも、こういった有事の際の議論をおこなうこと自体が≠ッしからんていう意見があって、これが魚にはさっぱり理解できひんねんね。
いや、戦争ていうのが、絶対にないんなら別にえーんやけど、そんな保証てないやろ?今、魚がこの文をキーボードで叩いてるこの瞬間に、誰かがこの文を読んでいるその瞬間に、どっかの国から攻撃を受けてしまうかもしれへんやん。そのときに、戦争時に対応するためのマニュアルがなかったらどないするん?
基本的に、有事法制を議論するのがイヤな人ていうのは、このことによって、戦前の軍国主義国家に戻ってしまうんやないか、独裁者のもと、国民全てが戦争に駆り立てられるんやないか、てな危惧を抱いている人が多いみたいなんやけど、それは違うねんね。というより、全く逆やねん。
そんな軍部独裁体制みたいなんを許さへんために、あらかじめ法律で縛りをかけておくんやん。非常時でも、ときの権力者が場当たり的な対策をとったり、国民が狂気に走らへんために、戦争時を想定したマニュアルをあらかじめ作っておくんやん。日本ていうのは、法治国家なんやから、有事の場合でも、あらかじめ法律でどないするか、規定しておく必要があるねんね。でないと、非常時には、法律によらない対応をとらへんとあかんようになってしまい、そうしたら、何をするならいいのか、悪いのかが国民に事前に分からず、結果的に、ときの権力者の好きな解釈によらなければならへんようになってしまうやん。そっちの状態の方が、よっぽど恐ろしいと魚は思う。
だから、その内容については色々と議論をするべきやし、その議論の過程で時間がかかることは仕方がないにしても、とにかく、有事の際に、どういった対応をとっていくかの法律は絶対必要なんやね。
やので、今回の法案の内容の評価はさておき、いつ戦争が起こっても対処できるような有事法制というモノを、国民の多数が納得できる範囲で≠ナきるだけ早く作って欲しいと魚は思いやす。まぁ、憲法9条については、そのうちあぶくでメインに取り上げるつもりはしてるんやけど、憲法9条ていうんは、日本からは戦争をしないて保証してるだけで、他国からの侵略もされへんていうことを保証してるもんやないからね。どうも、憲法9条さえあれば、日本では戦争がありえへんと勘違いしている人が多いような気が・・・(−−?)、ぶくぶく。。。2002/04/19