第71話 人権擁護法案
いわゆるメディア規制3法案の一つとして、国会で審議されているこの法案。これについて、魚なりに一言。
とりあえず、この法案の主旨は、不当な人権の侵害を受け、被害を受けている人を救済するというもの。これ自体は、おそらく、誰も反対する人のいない、立派な目的なんやね。
じゃあ、なんでこんなに反対されているかというと、一番の理由は、人権擁護の名のもとに、報道の自由が侵され、国民の知る権利が奪われるのではないかという恐れがあるからなんやね。なので、特に規制される側のマスメディアが大々的に反対していると。
で、なんでこんな恐れがあるのかていうと、この法律の中で、取材方法について制限する事項があるから、てされてるからやねんね。
じゃあ、具体的に法案の中で、どんな風に取材が制限されているかていうと、
1.犯罪の被害者=A2.犯罪をおこなった少年、3.犯罪被害者の家族=A4.犯罪加害者の家族
に対して、この人たちのプライバシーに関わることを書き立てて、名誉を傷つけたり、生活しづらくさせたり、あるいは、相手が嫌がって断ってるのに、相手の気持ちを無視して、何度も家に押しかけたり電話をかけたりするのは、いくら取材のためといってもやり過ぎやと、それについては、報道機関には最大限の配慮はするけれども、人権委員会(法務省の設置する機関)からなんらかの措置はとらせてもらうこともありますよ、ていう形で制限≠ウれてるんやね。
で、こうやって、具体的に法律の中身を読んでみると、魚としては、ん(−−?)?、てな気分になるんやね。これって、あかんの?つーか、そもそも、そんな取材≠報道の自由の名のもとに、なんで保護してやらなあかんの?てな思いになるねんね。
この法案の場合、犯罪加害者自身への取材が制限されるのは2の少年の場合だけなんやね。で、これは元々少年法の規定があるから、まぁ、しゃあない。魚的には、少年法への文句はあるんやけど、少年へのある程度の配慮というのはやむを得ない面もあるんで、これはむしろ人権擁護法案の問題というより、少年犯罪に対する国家の姿勢の問題やから、チトはずさなあかんと思う。
すると、残りは、犯罪の被害者とその家族、そして犯罪加害者の家族の人権≠ニ、その人権を侵害することになっても仕方がないという報道の自由≠フどちらを保護するべきかていうことになるんやね。
で、犯罪加害者自身なら、ある程度は人権が侵害されても、報道の自由を保護しなければならない場合はあると、魚は思うんやね。やけど、加害者自身ではないその家族、ましてや、被害者とその家族の人権を侵してまで、保護しなければならない報道の自由てあるんやろうか?いや、マスメディアは人権を侵しているという意識はないかもしれない。でも、その人たちが、明確に取材を拒否する意思を示しているのに、それでもあえて、さっきの具体的な内容で書いたようなしつこい取材を繰り返す権利≠ェ、マスメディアにはあるんやろうか?そして、その取材の対象とされてる人は、その取材から逃れるすべはないんやろうか?どれだけ不快でも、取材を受けなければならない義務≠ェあるんやろうか?
この話で魚にパッと浮かんだのが、大きな事件が起こったときに、被害者の家のドアによく貼られている、取材自粛要請の張り紙。そして、その張り紙を取り囲んで大勢の記者たちがバチバチと写真を撮ったり、カメラを回して記者がしゃべったりしている図。
あるいは、嘆き悲しんでいる被害者の家族に、「今のお気持ちは」などという、陳腐というか、魚からすると無神経きわまりない言葉をかけながら、同じくカメラを回し、写真を撮っている図。
そして、小学校の児童殺害事件で、その事件の現場に居合わせた女の子にテレビカメラを向けて取材≠オていた記者や、一流企業に勤めていたOLが殺害されていた事件で、その女性の性に関する私生活について報道≠繰り返していた週刊誌。
一体、これらの報道≠フどこに守るべきものがあるんやろう?マスメディアは、我々の倫理や自主規制に任せるべきやて言ってるけど、その結果がこの状況なんとちゃうんか?なぜ、報道各社で窓口を一本化して、少しでも取材の際の心理負担を取り除けへんの?国民に何の利益もない一個人のプライバシーを垂れ流す報道機関や出版社に対して、なんで抗議とかせぇへんの?それが、報道の自由?国民の知る権利?
この法案に対する反対声明で、筑紫哲也が、「国家機関とマスメディアと一体どちらが信用できるのか?当然我々マスメディアである」、ていう主旨のことを言ってたんやけど、魚からすれば、五十歩百歩、目糞鼻糞。現状を見る限り、どちらも信用も信頼もできひんなぁ。
魚も、報道機関に対して、どんな形であれ、なんらかの制約がかせられる法案ていうのは好ましくないと思う。やけど、そんな法案が出ざるを得ない報道機関の現状については、もっと憂慮すべきやと思う。
マスメディアが、法案に文句を言うのも結構、反対するのも結構、自主規制の体制ができていると胸を張るのも結構、ただ、そのためには、マスメディア自身で、自分たちが本当に信頼に足りるモノだという事実≠目に見える形で出して欲しい。
別に、これは、難しいことではないはず。だって、普段、マスコミの皆さん方は、これと全く同じことを政治家や企業に求めてるんやから。まずは、自ら範を垂れるべき。これもマスコミお得意のフレーズやんねぇ( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。
* 個人情報保護法案については、魚も明確に反対です。魚が、賛成してるのは、あくまでも人権擁護法案についてやしね。2002/04/26
第72話 魚の専攻
日頃、偉そうに(笑)、色んなことをあぶくで書いているお魚なんやけど、元々は、どんな分野が専攻やったかを書いておこうかなぁと思ってみたんで、今回、書いてみやす。参考になるかどうかはわからへんにゃけど、一応、その分野は強いはずなんで、そーゆーお話のときは、アテになる内容かも。
とりあえず、法律講座なんてのを書いていることから分かるよーに、お魚は法学部出身です。で、専攻は「刑事学」。これは、「刑事政策」ともいって、刑法や刑事訴訟法なんかの、刑事≠ノ関する法律全般の制度や、哲学、理念なんてものを研究する学問なんやね(なので、刑法なんかの個別の法律そのものにはあんまり詳しくはない)。
で、まぁ、こんな感じに抽象的に説明してもわからへんと思うんで、具体的にどんなことを研究するかていうと、例えば、「死刑制度」や「安楽死」、「心神喪失者による犯罪」、「犯罪者の更正」、「少年犯罪」などなど、昨今世間でも問題になって、また、魚のあぶくでもよく取り上げている問題が、研究対象なんやね。
ただ、魚自身は、上に挙げたようなメジャーなテーマは研究しておらず、じゃあ、一体どんなことを研究(まぁ、ゼミなんで、こんな大げさなもんでもないんやけど)してたかていうと、「売春」とか、「淫行」とか、「賭博」とか、「中絶」とか、なかなか怪しげな分野を調べてたんやね(笑)。ゼミの発表のときに、参考文献、「週刊プレイボーイ」なんてのを使ったりもして( ̄m ̄)。
なんで、こんな研究をしてたかていうと、それはもちろん魚がスケベやから・・・てのは否定はせずに(せーへんのかい( ̄□ ̄;;)、さらに付け足すと、これらは、全部、倫理上°ヨ止されてる罪にあたるていう共通点があるんやね。これを専門用語で、「被害者なき犯罪」ていうんやけど、例えば、売春なんて双方の合意さえあれば、一方は気持ちいい思いができ、もう一方はお金を手にすることができ、誰も困る者がいない。つまり、被害者≠ェ存在せーへん犯罪なんやね。賭博なんかもそう。賭けに負けて無一文になって、一家心中をしたり、強盗をしたりするのは副次的な作用であって、あくまでも賭博自体≠ナは、誰も被害者≠ノはならへん(運次第で勝つか負けるかていうのは、合意の上なんやから)。
そういった犯罪について、倫理上≠フ理由だけで、国家が強制的な刑罰を与えるのは、刑事法の理念に反するんではないのか?ていう見方があって、それについて魚は色々と研究してたんやね。ちなみに、研究することと、魚自身が上であげたような犯罪≠ノついてどう考えているかは、全く別問題。少なくとも、「中絶(法律用語では堕胎:だたい=j」なんてのは、犯罪でえーと思ってるし、「淫行」なんかも微妙なトコ(年齢制限の問題は、少年法もそやけど、難しい)。ま、あくまでも魚の個人的な意見やけど。
まぁ、それはさておき、なんにしても、こういった法律の中でも特に哲学的、観念的な問題を考えるのが、魚の専攻であったわけでやす。きっと、このときに、元々からあった魚のひねくれた考え方が、より強固になってしもたんやろなぁ(笑)。なにせ、解答≠ニいうものが全くない事案について、色んな立場の者どうしが、自分の説の正しさ≠論理武装して証明しあい、攻撃しあうんやから。そら、ひねくれもするて(^^;;。
で、結局、みんなが納得する結論はでーへんにゃからねぇ(笑)。まぁ、時間の浪費といえば浪費なんやけど、魚としては、色んな人の色んな意見が聞けて楽しかったなぁ(^^)。
てなことで、ちょっとした魚の昔話をしてみやした( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2002/05/01
第73話 誤診
最近、色々とニュースになっている医療過誤事件。最近特に増えたのか、それとも、前からあったんやけど、最近ようやく表に出てくるようになったのか。それは魚にはよう、わからへんにゃけど、多いのは多いねぇ。ただ、今回のテーマは、一般的な、ていうのも変やけど、その結果人を亡くならせてしまうような誤診ではなくて、死者≠ノ対する誤診の話。
死者なら、それ以上被害が出るわけでもないんやから、誤診でも大した問題とちゃうんちゃうか?て思う人がいるかもしれへんけど、実はそれは違うねんね。
例えば、ホンマの最近に話題になってる元看護婦4人組の保険金詐欺殺人事件。あれも、犯人の一人が自首したから、事件として表沙汰になってるわけで、それがなければ、おそらく殺人事件としてわかることはなかったはず。しかも、まだはっきりとはしてへんけど、その前にも人を殺していたかもしれへんとか。
つまり、死体を診断するときに、殺害されていたにもかかわらず、自然死だと誤診≠ウれてしまうと、殺人事件そのものがなかったモノになってしまうんやね。
で、これは、かなり恐ろしいことなんやね。もちろん、殺人犯がのうのうと大手を振るって生きていけるていうのも困りものなんやけど、それ以上に、それに味を占めた犯人が、犯行を繰り返しやすくなってしまうていうんが怖いねんね。なんや、こんなチョロいもんなんか、こんなんで大金が手に入るんか(一般的に、こういう紛らわしい殺人は、保険金詐欺が多い)と、新たな獲物を狙って、殺人を繰り返してしまいがちなんやね。今回の事件もそやし、埼玉の保険金詐欺事件なんかもそう(あの、外国人妻と結婚させて殺してた事件)。
あるいは、徳島の保育所で幼児を折檻死させてた園長がこないだ逮捕されたけど、あの被害者の子かて、外傷があったにもかかわらず、当初は突然死て診断されたりしてた。あの被害者家族の訴えがなくて、マスコミが動かへんかったら、ひょっとしたら、あの園長は今でも折檻を繰り返して、新たな犠牲者が出てたかもしれへん。
このように、死者が相手であっても、その誤診によっては、新たな事件が起こり、新たな被害者が出てくる可能性ていうのも出てくるんやね。なので、死者を診断するお医者さんにも、是非とも、生きている患者さん同様、しっかりとした診断をして欲しい。
ところが、このエッセイを書く前に色々と調べてみると、実は、死体を診るのは、多くの場合は死体専門のお医者さんやないらしいんやね。一般的に、死体を専門に診断するのは「監察医」ていうお医者さんなんやけど、実はこの監察医制度ていうのは、東京23区内と、横浜、名古屋、大阪、神戸の各市だけで、他の地域ではないねんね。じゃあ、他の地域ではどうしてるかていうと、死体が専門ではない、普段生きている人間ばかりを診断してるお医者さんが診るようになってると。
なので、その他の地域では、専門家が診るわけではないんやから、必然的に誤診の可能性が高くなると。確かに、今、魚が例で挙げた事件も、全部その他の地域での事件やしねぇ。
ということは、まずは、各県単位でもええから、全国で監察医制度をとるのが、少しでも死者への誤診を少なくしていく方法なんとちゃうかなぁ。
もっとも、監察医にも、胡散臭い話はあって、横浜で、事故を起こして車の中に倒れてた男性を警官が放置して死なせたてされる事件で、死体解剖もせずに病死やて虚偽の診断をしたと、監察医をその男性の遺族が訴えてるんやけど、その監察医が解剖をした証拠として出した臓器の一部が、実はその男性のモノではなかったていう鑑定結果が出たとか(これは、監察医が嘘をついている証拠になる)。こんなん聞くと、監察医制度をとっててもなぁ、て思えてしまうのも事実。
とはいえ、これは監察医に関わらず、全ての職業の人に出てくる職業倫理のお話なんで、これはこれとして、制度自体は固めるべきやと思う。とにかく、死体は死体の専門家が診るべきやていう、監察医制度を全国単位で充実させるべきやと思うねぇ。新たな犯罪を防ぎ、現にある犯罪を咎(とが)め、社会正義を守るていうのは、生きている患者さんの命を救うのと同じぐらい、意義のあることやと思うんやけど。なんにしても、生者にも死者にも、誤診がなくなりますように( ̄人 ̄)、ぶくぶく。。。2002/05/08
第74話 総領事館への亡命事件
中国の日本総領事館に亡命を求めた北朝鮮難民に対し、中国の武装警察が日本の総領事館の敷地内にまで押し入って、難民たちを拘束した事件について。
その一部始終をとらえていたビデオ画像があったこともあって、世界的にも大きな話題になっているらしいこの事件。日本は当事国だけに、当然大きく連日報道されてるねぇ。
で、その論調は、日本の大使館員は情けない、もっと毅然とした対応をとるべきだ、体を張って難民を保護するべきだてな論調に終始していると。
いやまぁ、魚も確かにその通りやと思うし、大使館員の対応は適切ではなかったとは思うんやけど、それ以上に一番問題なんは、中国の対応やろ?なんで、日本の大使館だけ≠日本のマスコミは責めるんやろう?
まぁ、今までの流れから、日本の外務省がろくでもないしろもんやていうのが明らかにされてきてるし、その延長で外務省=大使館をバッシングするていうのもわかるんやけど、今回の事件の場合は、少なくとも中国≠一番に批判するべきなんとちゃうんか?一体、どこの国のマスコミなんやろう?
マスコミは、こんな映像が流れて、日本の情けなさが世界に広まったて言ってるけど、真に悪いモノを棚上げして、自国の役人のみを叩いているマスコミの態度ていうのは、情けなくないんやろうか?
過ぎた時が戻せない以上、現在の一番の命題は、本来は保護されるべきであった難民を保護しなおすことで、そのためには、中国に、今拘束している彼ら難民を解放させなあかんやん。で、そのためには、中国に対して抗議するべきやろ?とりあえず、日本政府は今、それをしている。なら、それを後押しするのが一番素直な態度とちゃうかなぁ。難民が可哀相や、大使館員は彼らの人権を守らなかったて、文句を言うのなら、難民の保護を一番に求めているのなら、それを実現させるための方策をとるべきやと思う。
反省すべきは、後でもえーやん。今現在、問題が継続してるんやから、今は今の問題に対処せな。
ま、難民の人権や保護がマスコミの目的でなく、外務省を責めるのが一番の目的やていうんなら、確かにその目的通りに報道してるんやけどね( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2002/05/11
第75話 亡命
中国の日本総領事館への亡命事件について、とりあえず亡命を求めてた北朝鮮の方たちが無事に韓国に亡命できたんで(ホンマは、アメリカへの亡命を希望してたらしいんで、万々歳ではないんやろうけど)、魚なりの総括を。
今回の事件の問題点は二つあって、一つは、亡命問題。で、もう一つは、国家の主権問題なんやね(外国における大使館は、その大使館の属している国の主権が及ぶべきていうお話ね)。
とりあえず今回は、そのうちの一つ目、亡命問題についてのお話を。
亡命ていうのは、簡単に説明すると、自国にいると危険なんで、よその国に脱出することやね。で、単に危険ていう理由だけなら、あまりに幅が広すぎるんで、基本的には、政治的な理由や差別的な理由で危険な場合に認められると。一般的には、難民≠ニして認められた人たちが、他国に脱出することを亡命≠トいうことやと思っておけば、まぁ、正しいと思う。
世界史なんかのお話では、革命が起こった後の王族なんかが国外に脱出することが亡命なんやていうイメージがあるかもしれへんにゃけど、現代では、むしろ、今回の北朝鮮の難民のように、一般市民においての亡命をどう考えるかが、重要な問題になってきてるねんね。
で、今回のケースについて、魚もそやし、マスコミや日本政府の見解もそうみたいやけど、北朝鮮から中国に逃げてきた人が難民≠ナあるていうことを前提としてるんやね。でも、これが果たして正しいことなのかどうなのかは、実は結構、微妙な問題なんやわ。
なんでかていうと、難民ていうのは、先の亡命の説明と同じで、基本的には、政治的な迫害や差別的な迫害(人種、民族、宗教など)を受けてる人に対して認められるもので、原則としては、経済的な理由や、戦争や飢えから逃げる場合は認められへんねんね。なので、北朝鮮の場合は、政治的な弾圧、迫害から逃れる場合はえーんやけど、単に飢えや貧困から逃れてくる場合は、無条件で難民て認められるわけではないねん。
やので、中国は、原則として、北朝鮮から中国に逃げてきた人たちは難民やて認めず、不法滞在者として、つまり、犯罪者として扱うんやね。これについての批判なんていうのは当然あるとは思うんやけど、現実に数万人にも及ぶ北朝鮮の国民が逃げ込んできてる中国の対応としては、これを責めるのが当然ていうものでもないと、魚としては思う。
結局、今回の亡命事件の根本は、北朝鮮という国にあるとしかいいようがないんやね。今回亡命した家族も、亡命事件に関わった中国、日本も、本来はその犠牲者とその巻き添えをくらったものにしかすぎひんにゃね。中国の対応も、日本の対応も、当然それなりに責められるべきところはあると思うんやけど(国家主権の問題は、全く別ね。どちらの国にも、文句は山ほどある。前回のあぶくでの批判は、主に主権問題についてやし)、それを直したからといって、北朝鮮という国が難民を生み出さない国に変わらへんかぎり、根本的な解決は絶対にありえへん。
正直な感想を言うと、今回の事件で、今回亡命できた家族5人はえーかもしれへんけど、今なお中国に滞在していて、亡命を望んでいる北朝鮮の人たちが、今後同じように亡命できる可能性はかなり低くなったと思う。ビデオ画像を撮り、世界にメッセージを発信したNGOの役割は確かに大きかったと思うけど、それだけ中国の取り締まりを強化させてしまうことにもなってしまった。これから、ニュースにもならずに、ひっそりと北朝鮮に強制送還される人たちが増えていくやろうね。そして、それに対して、国内犯≠逮捕し処分するだけの中国政府を非難する根拠を誰も持てへん(非難をすること自体はできるけど、抑止効果がない)。
残念やけど、彼ら(NGOのことね)の果たした役割は、北朝鮮を変えるという根本的な問題の解決にはならへんかったと思う。もちろん、それが彼らの元々の役割であるということはないんやけどね。
ただ、じゃあ、それは一体誰≠フ役割なのか・・・。ホンマ、難しい問題やねぇ、ぶくぶく。。。2002/05/23
第76話 国家主権
今回は、すでに風化しつつある(笑)、中国の日本総領事館への亡命事件についての二つ目の問題、国家主権の問題について。
マスコミの報道でもよく言われてたけど、外国にある大使館、領事館(まとめて、「公館」ていうね)ていうのは、外国の領土内にあるんやけど、その公館を出している国に主権があるんやね。つまり、中国にある日本大使館や領事館には、日本の主権が及ぶと。
なので、例え外国の領土内にあっても、公館の敷地内は、日本の領土と同じやねん。だから、その敷地内に、例え受け入れ国の警察や検察であっても、勝手に入ることはできひん。これが、大前提なんやね。
で、今回の事件。日本の領事館側の同意について、真偽はわからへんけど(多分、このままはっきりせーへんやろねぇ)、少なくとも、ビデオを見ている限りでは、女の子とお母さんを捕まえているときの中国の武装警官は、事前の°哩ツは取ってへんね。門に駆け込んだところを追いかけて、敷地内にそのまま入って&゚まえてたから。その現場で同意を取ってる映像はなかったからね。
やので、少なくとも、その時点での中国の武装警察の行動は、条約違反なんやね(外交関係に関するウィーン条約ていう条約がある)。で、さらに、中国の武装警察はそのまま領事館内に入り、先に逃げ込んでいた北朝鮮の亡命者を連行していったと。こっちの方については、その連行の際に、同意があったかどうかは不明。ただし、そもそも、領事館の中に入るときに同意がいるんやけど、そっちの方はなかったようなニュアンスやね。
ただまぁ、事後でも同意があったなら、まぁ、中国の方にも正当性はあると。で、このあたりの真偽はホンマに不明。日本側が感謝してたとか、亡命申請の手紙を突き返したとか色々と言われてるけど、中国側も、初めは同意があったとは言わずに、領事館に危害が及ぶ緊急事態やから入ったとか言ってたから(同意があったなら、最初からそういうはず。緊急事態でなかった証拠のビデオが出てから、説明を変えている)、こっちも胡散臭い。
ま、確かに外務省は嘘つきやから(笑)、中国の方が真実を言ってるんとちゃうかぁて思うんも自然なんやけど、中国が正直な国か言われたら、それもちゃうからなぁ(笑)。良くも悪くも、中国いうんは、非常に強か(したたか)な国やから。
ということで、真実は、わからへんやろなぁ。亡命した北朝鮮の人がある程度は真実を知ってるやろうけど、彼らが言うことが真実かいうたら、それもわからへんしね(第三国への移送の条件で、どんな話し合いがついてるかわからへんから)。
なので、これからは、国外にある日本の大使館についての一般論を。今回の事件について言われている批判は、日本の外交官は頼りないということにつきるね。これには、魚も全く異論はありません。ホンマ、頼りない。ただ、今の状態で、頼りになれる存在になれるかいうたら、それはそれで疑問もあるねんね。
今回の事件では、侵入者が亡命申請者やったから、色々と騒ぎになってるわけやけど、これが実は武装テロの犯人で、それが侵入しようとしているところを、中国の武装警察が公館の敷地内に入って取り押さえていたら、日本政府は武装警察に大いに感謝していたやろうね。今回の事件を受けて、じゃあ、中国政府は、日本の公館にどんな不審者が侵入しようとしていようが、一切止めませんて姿勢になったら、日本政府が一番困るんとちゃうんやろうか?
基本的には、大使館員が、大使館を守ってくれてる現地の警察官やらと仲良くやっていくていうんは、大切なことやと思うんやね。それをせずに、ホンマに、外国の大使館は日本の領土であり、自分たちの手で国家主権を守るんや、ていう姿勢で臨むなら、外国の警察の護衛に頼らない防衛体制がどうしても必要になる。どんな不審者が侵入してきても、自分たちの手で取り押さえられる、防げる体制を整えてへんと話にならへん。
外交官に、毅然とした態度をとれ、国家の主権を守れていうんは簡単やし、また、実際に必要なことやとも思うし、現在の日本の外交官が頼りないていうんも事実やと思う。でも、実際にそういう姿勢をとれる体制を整えることもなく、ただ言うだけていうんは、無茶やと思う。誰かて、自分の身は可愛い。死にたくはない。そんな命にかかわるような危険に、何の備えもなしにさらさせるいうのはひどい話やと思う。
外交官に、ホンマに日本の国家主権ていうのを外国で守れ言うんやったら、最低限、他国の警察力に頼らず、自前で自分たちの身を守れるぐらいの体制を整えることは必要やと思う。自衛官の派遣があかんなら、機動隊員でもえーやん。門のトコに24時間体制で武器を持った護衛が複数立ってるぐらいでないと、絶対に、主権は守れへんと思うで。
ま、それとは別のレベルの話で、日本の大使館員がお粗末な対応をしているていう話は聞くし(真偽は不明やけど、ネット上にもボロボロ落ちてるし、雑誌の記事なんかにもなったりしてる)、せめてそれだけでもなくせというのは、大いに同意するけど、国家主権の問題ていうのは、突き詰めると、物理的暴力にどれだけ屈しないかていうことやから(話し合いや、法律で収まらない場合、当然物理的な強制力のお話になるから)、それの手当をしーひん限りは、これでもう、大丈夫b(^^)、てなわけにはならへんやろうね。
まぁ、相手の国の警官を信用して守ってもらえるんやったら、それに越したことはないやろうし、警備をつけたからいうて、外務官僚の体質が変わるかどうかはわからへんけど、基本的には、在外公館での警備は必要やと魚は思うけどねぇ、ぶくぶく。。。2002/05/31
第77話 ゲームキューブ
6/3から、ゲームキューブ(任天堂から出てるテレビゲームのハード)が19800円に値下げされるということやったんで、マリオが出たら買おうと思ってたお魚は、時期は早めやったけど、思い切ってその日に買いやした( ̄m ̄)ノ。
最初に買ったソフトは、ルイージマンションとピクミン。今は、まずルイージマンションの方をやってるんやけどえーねぇ(^^)。ゲーム自体も面白いんやけど、何より動作が速い。起動も読み込みもセーブもアッという間。プレステではかなりイライラしていたお魚も、ノンストレスで大満足。
下手したら、ロムを使ってた64より速いんとちゃうかいうぐらい、快適。グラフィックも思ってたよりもさらに綺麗で、なんというか、しっとりと濡れたような質感が何とも言えず好みでえー感じ。
結構忙しいんで、1日に1〜2時間ぐらいちまちまとやってる程度なんやけど、楽しいなぁ( ̄▽ ̄)。ただ、ゲームの中でルイージが鼻歌を歌うんやけど、そのメロディが耳について離れへん(^^;;。
とりあえず、魚にとっては、良い買い物でやした( ̄m ̄)。ま、たまにはこんな軽い話題もいいっしょ、というか、初期はこんな話題ばっかやったはずなんやけど(−−?)、ぶくぶく。。。2002/06/06
第78話 ワールドカップあれこれ
始まってから、やたら盛り上がってきたワールドカップ。今書いている現在、日本−チュニジア戦はまだ始まってへんにゃけど、それの結果次第では日本は決勝トーナメントに進めるかも。とりあえず、決勝トーナメントに進めたらえーんやけどねぇ(^^)。
でまぁ、それはさておき、ワールドカップを巡って色々と事件や問題も起こっているので、まだ途中なんやけど、思いついたことをあれこれと。
1.なんで日本人のサッカー選手は髪の毛を染めている者ばっかりなのか?
てな、批判があちらこちらであるそーな。いや、日本人でもサントスなんか、黒いままやんとか魚は思うんやけど(笑)、ま、魚的にはどーでもいいです。似合う似合わんはあるやろけど、本人が染めたいんやから、別にどーでもえーやん。ただ、批判すること自体も、魚は勝手やと思うけどね。こういう批判に対して、頭が古いと馬鹿にしたように反論する人もどーかと思うが。あ、でも、選手はさておき、ニュースステーションの久米宏(なんか、青とか銀とか、やたら色んな色に染めてた)には、思いっ切り引いてしまったなぁ(^^;;
2.英国バイロム社
これは、最低。なんで、こんな世界的なイベントを、イギリスの中小企業というよりも、零細企業に任せなあかんねん。結果として、きちんとした仕事ができてるなら別にえーけど、できてへんし。FIFAの会長との癒着が指摘されてるらしいけど、そういう理由でもなければ、確かにおかしいわなぁ。元々、FIFAの会長いうんには、他にもお金にまつわるスキャンダルがあったんやけど、それでも会長選で信任されるし。オリンピックもそうやけど、せっかくの世界的なイベントが、腐った組織のせいで水を差されるなんて、ホンマ残念やなぁ。
3.業務中の試合観戦はダメ?
業務中なら当たり前やん、て魚なんかは思うんやけど、そうとは思わへん人も多いようで。なんでも、山形県で、人事課が公務中に試合観戦をしないようにと呼びかけたら、職員にも不評やったらしいけど、役所に抗議電話がかかってきたとか。テレビもこれぐらい本人の判断に任せればいいとか言ってたなぁ。つーか、日本−チュニジア戦を放映するテレビ朝日の番組(これもニュースステーション(^^;;)で、そんなことを言っても説得力がないと思うが(笑)。まぁ、テレ朝にかかわらず、テレビ局はテレビ見てくれるもんの味方やろからドコの局でも、同じ様な意見やろけど。
ちなみに、魚はテレビ観戦しやす( ̄m ̄)(笑)
4.赤ちゃんにもチケットが必要?
まぁ、怒らはる人の気持ちも分かるけど、それが規則なら仕方ないわなぁ。昼のニュースで、韓国では入れるとか言ってたけど、それって、韓国が規約を破っているんじゃ?ただ、隣接して、託児所を用意しておくなどの配慮はしておいてもえーんとちゃうかなぁ。それなら、規約にも反しひんやろし、みんなも喜ぶやろに。
5.和製フーリガン大騒ぎ
外国人はおとなしいけど、逆に日本人が暴れてるとか。まぁ、基本的には、サッカー好きというより、騒ぎたい奴が、ワールドカップに便乗して騒いでるていう感じやけどね。モノを壊したり、無関係な人を傷つけたりするんはあかんと思うけど、道頓堀に飛び込むぐらい、本人の勝手でえーと思うんやけどなぁ。その結果、ケガしようが、死のうがそれもその人の勝手なだけで。普段マスコミは、自己責任がどーのこーのて言うてるんやから、こういうときも、自己責任でえーやん( ̄m ̄)
6.韓国、アメリカに抗議のスケートパフォーマンス
オリンピックのショートトラックで、失格になって金メダルを取り消された韓国人選手のため(アメリカのアポロ・オーノいう選手の演技に騙されて、審判が失格にした)、アメリカ戦でゴールを決めたときにスケートのパフォーマンスをおこなった韓国人選手。正直、全然関係ないワールドカップでそんなんするのは魚としては感心できひんかったんやけど(まぁ、オリンピックのとき、アメリカのテレビキャスターが韓国人を中傷したいうのもあるみたいなんやけど、それにしてもねぇ)、それを受けて、アポロ・オーノ選手いわく、「フォームがなっていない」。このコメントに、お魚はにやり( ̄ー ̄)。ちなみに、肩は水平に、腰はもっと下ろした方がいいらしいφ(..)めもめも(笑)。人間、やっぱ、余裕がある方がえーと思うよぉ(^^)
7.中田英寿引退?
てな記事を、日本が初めてワールドカップで勝ち点を挙げた翌日の一面で堂々と書いた朝日新聞。その日の関西のテレ朝系情報番組では、スクープ扱いで大はしゃぎ。なのに、中田自身に記者会見であっさりと否定され、こんな大切な時期に憶測や嘘の記事でムードを壊され大迷惑とけちょんけちょん。そもそも、ワールドカップのオフィシャルスポンサーのくせに、なんでこんな盛り下げるような記事を一面で扱うのか?相変わらず、不思議な新聞です( ̄m ̄)。
とまぁ、こんなとこで。ボチボチ日本−チュニジア戦が始まるので、見よっと(^O^)、ぶくぶく。。。2002/06/14
第79話 誤審騒動
誤審が続いて、とうとう、FIFAの審判委員長が辞任を表明するにまで到った、今回のワールドカップ。
せっかく、日本で共催して、日本もそれなりに盛り上がってたし、実際に素晴らしいサッカーの試合も見られたのに、なんでこんなことになったんやろ?
朝日新聞のホームページにワールドカップ用の掲示板があるんやけど、そこでも連日のように誤審騒動が大きな話題になってて、特に韓国戦での誤審が取り上げられている。YAHOOの速報ニュースを見てても、イタリア戦の後から誤審騒動が取り上げられ出して、スペイン戦以降は、サッカーの話題の半分以上はその話題になってる。海外メディアの論調も厳しくて、当事国のイタリア、スペインだけでなく、オーストリアの新聞でもぼろくそに書かれてる。
なのに、なんで日本のマスコミは書かへんにゃろ?放送せーへんにゃろ?別に、韓国の悪口を言えと言ってるわけやない。ただ、3試合も連続して、韓国戦で韓国に有利な判定がくだされ、しかも、得点に関わるような決定的なシーンや、ビデオで観ても明らか≠ネ誤審がくだされるていうんは、異常やろ?客観的な報道だけは、せめてして欲しい。
もしも、日本戦で、日本に有利な判定ばかり続いていたら、逆に日本のマスコミはおかしいと騒いでたと思う。ホスト国として、むしろ、日本から率先して、誤審をなくすよう求めるべきやと言ってたと思う。そして、魚は、その報道こそが正しい姿勢やと思う。
やのに、なんで、韓国が関わってると、それができひんにゃろ?繰り返し言うけど、何も、韓国の悪口を言えと言ってるわけやない。ただ、一国だけが有利になるような偏った判定は、おかしい、全ての国が納得できる、質の高い判定を審判に要請するていう論調の記事が、報道がないのがおかしいて言ってんねん。そして、それは韓国の勝利に水を差すものではあるかもしれへんけど、決して、悪口ではない、非難ではない。
審判のひいきがなければ勝てないとか、イカサマで勝ってると言えば、それは確かに韓国のチームに対する侮辱やろうし、記事としては問題あるやろ。やけど、事実、誤審があったことを指摘し、公正なジャッジを求めることのどこがおかしいコトなんやろう?
韓国の方も、自国の人間がFIFAの副会長で、FIFA内における大きな政治力を持っていることをわきまえて、こんな騒動になる前に、せめてイタリア戦の後で、自国に有利な判定であったことに関わらず、正しいジャッジを求める声明を出しておけば、どれだけイタリア人の怒りを静められたことか、また、逆に世界の国から、尊敬を受けていたことか。非常にもったいないことやと思う。
誤審がなければ、ポルトガルや、イタリア、スペインが韓国に勝っていたかどうかはわからへん。例えば、スペインは、韓国戦で明らかなゴールを2回取り消されているけど、それが認められていたら、そのまま勝っていたかどうかはわからへん。それに発憤した韓国の選手が、素晴らしいゴールを決めて、逆転していたかもしれへん。逆に、スペインの選手が、ゴールを取り消されるという怒りや落胆を覚えずにすみ、流れに乗った素晴らしいプレーを見せてくれたかもしれへん。そういった可能性すら奪ってしまうからこそ、今回の誤審騒動はより罪深いんやん。
馬鹿騒ぎするのはまだいい、ただ、せめて事実は伝えて欲しいとマスコミには思うなぁ、ぶくぶく。。。2002/06/24
第80話 韓国の現実
家の仕事とバイトの塾講、家庭教が重なってしまって、更新がむっちゃ滞ってしまってたお魚です( ̄m ̄)ノ
7/1の月曜日から、7/10現在まで無休状態。さらに、12日の金曜まで休みなしで働けば、ようやくお休みが(^O^;;
てなことで、その間に書きたかったけど、更新できなかったネタをちょろちょろと。まずは、先月、6月の29日に、黄海で北朝鮮と韓国の間に起こった銃撃戦について。
原因については、漁業権の争いだとか、2年前の銃撃戦についての報復だとか、W杯の3位決定戦に湧く韓国に水を差すためだとか、単なる偶発的な紛争だとか様々な意見が出てたけど、どうやら、2年前の銃撃戦についての報復が有力な理由らしい。
で、まぁ、この事件自体についての論評はさておき、この事件を知ったときに魚の頭にパッと浮かんだのが、韓国のW杯代表チームの選手たちが兵役を免除されたということ。
確か、決勝トーナメント進出で兵役が免除されたはずなんやけど、そのときは、なるほど、韓国らしい特典やなぁて思っただけなんやけど、それから半月もしない間にこういう事件が起こって、彼らと同じ年ぐらいの人たちが、その事件によって亡くなっていく現実≠ニいうのを、こうはっきりと見せつけられると、彼らにとっては戦死≠トいうのが非常にリアルな出来事としてとらえられているんやろなぁ、て、今更ながら実感してしまった。
韓国の男性たちが、どういう思いで兵役についているかはよくわからへんにゃけど、こういった特典≠ニして兵役免除が与えられているということは、やっぱりできれば避けたいて思ってる人が多いんかな、とは思う。
確かに、今現在も北朝鮮と戦争中である韓国にとって(朝鮮戦争は、終戦ではなく、休戦状態なだけ)、徴兵制度ていうのは必要不可欠なものなんやろうし、魚ら日本人とは比べものにならへんほど、愛国心というか、国を守るんや、ていう意識は強いと思うんやけど、それでも韓国の青年たちにとって兵役義務ていうのは、大きく大きく、重く重く、のしかかる現実≠ネんやろなぁ、て思う。
ただ、実は、隠されて見えないならともかく、露(あら)わにされてしまっても、すでに麻痺して読み飛ばされてしまう北朝鮮の現実(今回の銃撃戦での被害も、北朝鮮の方が大きかったらしい)の方が、実はもっと重くて大きい現実≠ネんやろうけどねぇ・・・ぶくぶく。。。2002/07/10