シンプルな材料でこだわって作る!カンタン手作りおやつ♪ | 記事登録日:2013/06/30 |
最終更新日:2013/06/30 | |
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本格的なお菓子作りに挑む場合、身近に売っていない材料が必要になることも多いですよね・・・。 今でこそネットショップで何でも手に入るようになりましたが、普段のおやつ作りにそこまでこだわるのも・・・・ねぇ。 と、いうことで! 普通のおうちに、普通にある材料を使って作る、とっておきおやつをご紹介! ただし! 作り方にはこだわります。 下準備には手間がかかるかもしれませんが、手間をかけるだけの価値がある仕上がりをお約束します?! ぜひ、お試しを♪ |
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とろーり卵黄プリン | 出来上がり量/150ccのプリンカップ5個分 | ||
材 料 | 重量の例 | ||
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卵黄 | 4個分 | 80g (M玉卵黄の標準@20gの場合) |
全卵 | 1個 | 50g (M玉全卵の標準@50gの場合) | |
砂糖 | 卵総量の0.6倍 | 78g (上記卵総量130gの0.6倍) | |
牛乳 | 卵総量の3倍 | 390g (上記卵総量130gの3倍) | |
バニラビーンズ等 | 少々 |
おうちおやつの定番、プリンです。 超メジャーな手作りお菓子の代表なので、レシピとしては、正直言って、出尽くした感もなくはないですが・・・。 「他と違うプリン」には、牛乳の代わりに生クリームを使うなど素材にこだわる方法もありますが、 今回ご紹介するのは家庭の冷蔵庫に普通にある材料でちゃちゃっと作れるプリンです。 ただし! 作り方にはひと工夫。 こだわったのは「熱の通し方」。 ゆっくりと湯せんにかけてクリームのような食感を目指します。 温度計を使用して温度管理をしつつ加熱しますので、ちょっと面倒ではありますが、「85度までゆっくりと加熱」というポイントさえ押さえれば失敗はあり得ません。 オーブン不要で思い立ったらすぐできる! とろーり卵黄プリン♪ぜひお試しを! こちらのレシピはクックパッドにも投稿しています。 レシピの印刷にはこちらのサイトが便利です。 ![]() こちらのレシピは元々クックパッドのみで公開していたものです。 作り方や材料についての注釈を書き過ぎて、クックパッドからレシピの改善要求があったため、補足事項を削除するにあたり、それらの項目をこちらのサイトに移動しました。 私としては、細かい注意点やなにげないコツもレシピのうちだと思っているので、今回の要求に対しては不満が無いわけではありません。 ですが、「クックパッド」というサイトを利用してレシピを載せてもらっている、というのも事実。 間借りしている身としては「サイトの方針には従うべきである」、と考え、今回の変更に至りました。 実際、あれこれ書き過ぎるとレシピが見にくくなる、というのは当たっていますしね。 と、いうことで、一応、レシピ改編についてのご報告です。 |
作り方 | ||
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材料は卵黄・全卵・砂糖・牛乳、そしてバニラエッセンス 牛乳と砂糖の量は卵の重量を計り、毎回計算して出しています 一見めんどくさく感じられるかと思いますが、S/M/Lどのサイズの卵でもイケるレシピなので案外便利です (自分で言うな??) |
卵黄と全卵を合わせてほぐし、砂糖を3回くらいに分けて入れていきます 泡立てないように注意しつつ、砂糖をきちんと溶かすようにしっかりとすり混ぜます |
牛乳を3回に分けて加えます 加える都度、しっかりと混ぜ合わせます この作業は、砂糖の溶け残りを無くす、というのが最大の目的です |
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牛乳を入れ終わりました 泡立てないように、と言いつつも、結構泡が浮いていますね・・・ 気になる方には、キッチンペーパーを表面にそっと落とし泡を吸わせる、という方法があります 日常のおやつなので私はそこまでしませんが・・・ |
濃し器でプリン液をこします 漉し器は茶漉しなど、なるべく目の細かいものが◎ 省略可能な作業ですがこのひと手間でなめらかさが変わってきますので、やった方が良いと思います |
バニラビーンズまたはエッセンスを加えてひと混ぜします 最後にバニラを入れるのは、バニラビーンズを漉す前に入れると漉し器にかかってもったいない、と言うのが理由です エッセンスの場合には、もちろん最初に入れてしまってもかまいません |
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プリン液をプリンカップの八分目くらいまで注ぎ入れ、アルミ箔で蓋をします アルミの蓋はお弁当用のアルミカップを広げて使うと便利!です カップには今回120度まで耐熱のプラスチック製を使っています この商品は深さがあるので追加のデコレーションも可能、底に足が無く湯せん煮する際に空気が入らないのも使いやすい点です |
かぶせたアルミホイルの端はカップの蓋部分にたくしあげておきます そのままにしておくとアルミを伝ってカップに水が入り込むので要注意!!! |
鍋に温度計をセットし、水をはります プリンカップを並べ水の量を調節 水は出来るだけ多めに入れるほうが温度調節が容易になります プラ容器を使用の場合、プリン液部分全体がが水につかり、プリンカップが浮いている状態にします |
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鍋に蓋をして火をつけます 湯温が45度を超える程度までは強めの火でも大丈夫 水からスタートすることで、プリン液にゆっくりとムラなく火を通すことができます |
湯温が45度を超えたあたりで火を極弱火に落とします (この時点の温度は大体でOKです) この先はゆっくりと、30分以上の時間をかけて85度まで加熱していきます 私はタイマーを使って温度の上がり方をチェックしています |
蓋をしていると極弱火に落としても60度くらいまでは結構早くに温度が上がりますが、それ以降は温度の上がり方が緩やかになります 場合によっては途中で火を切るなどして、なるべくゆっくりと加熱するよう心がけましょう とにかく、ゆっくりと加熱して出来るだけムラなく中心まで温めるのがミソです |
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温度計の表示が85度に達したら、速効で火を切り、温度計をはずして蓋を完全に閉め、そのまま30分程度保温します |
30分程度保温した後、プリンカップを鍋から引き上げます その後、粗熱が取れたら冷蔵庫で2時間程度冷やしてプリンの出来上がり! |
※ここからは作る際の注意点です※ (注1) アルミの蓋をそのままにしておくと、水滴が結露して表面に水がたまります |
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結露を防ぐにはカップの蓋に箸などで穴をあける・一度アルミ蓋をはずして取り換える等の対策をします |
(注2) 今回は自家製バニラシュガーを使っているので表面に木くずのようなものが浮いて見えています |
バニラエッセンスやバニラビーンズを使えば、もっときれいに仕上がります 写真はバニラビーンズを使用したもの |
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(注3) 容器についてですが、耐熱のガラスカップを使って作ることもできます ただ、温度の伝わり方が違うので、仕上がりは若干変わり、全体的にちょっと緩め、カップの大きさによっては中心部分になかなかうまく熱が伝わらなかったりします 写真はモロゾフのプリンカップを再利用して作ったもの |
ガラス製のプリンカップを使用する場合、浮かないので底がなべ底に触れるため、その対策が必要です 私は使用時は蒸板や手ぬぐいを敷いて熱を和らげるように工夫しました この他、プリンカップには金属製のものもありますが、熱伝導率が良すぎるのでこちらは避けたほうが無難です |
(注3) 湯せん煮用のセッティング 鍋、蓋、温度計を上写真のようにセットしています 蓋は温度計分をずらして置くと鍋中に落ちるので割りばしでつっかえ棒をしています |
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この時セットする温度計ですが、個人的には温度の上がり具合がわかりやすく、熱源付近で安心して使用できるガラス製の棒温度計がオススメだと思っています |
で、 このレシピの一番の悩みどころが温度計の固定方法なんですね 私はホルダーを自作しましたがホルダーが無い場合、温度計が鍋底に直接触れないように、ペーパータオル等で先を巻いて熱のあたりを和らげ、鍋に差し込んで検温する方法もあります |
使用する際はこんな感じになります 温度計ホルダーは本職用を購入するとかなりお高いのですが、お手軽にこんな商品 (ただ、こちらの商品に付属する温度計は50度までなので、100度までのものに付け替える必要があります) |
更に、レシピの補足です。 (おおむねこの部分がクックパッドより削除した内容になります) ①卵黄と卵白の量について 卵黄と卵白の割合はお好みで変更可能です。 卵白の量が多くなるに従い、味は淡白になっていきます。 卵黄のみでもできますが、味も食感も何か物足りない感じに仕上がりますので、1個分くらいは入れるのがオススメです。 もちろん、「白身が余るのがもったいない!」と言う場合にはすべて全卵で作ることもできます。 白身が多くなると食感がちょっと寒天で固めたようなサクい感じになります。 その場合の牛乳と砂糖の量は②に書く通り計算して出た量を加えます。 (大きめの全卵2個でつくると、だいたい分量例の重量くらいになります) ②砂糖と牛乳の量について 砂糖と牛乳の量は卵の重量に応じて毎回変えています。 使用する卵のカラを除いた全体量を計り、砂糖は×0.6、牛乳は×3で量を出します。 卵黄と卵白の割合を変えた場合でも、卵の総量に砂糖(0.6倍)と牛乳(3倍)の割合を掛け算し、量を計算すればOK。 毎回計算機が必要で、手間ではありますが、レシピ通りに卵の量を調節するよりは楽な方法だと思います。 レシピに例として挙げた分量は一般的なM玉卵の重量を基準にしています。 毎回計算するのはどうしても面倒!と言う方はレシピ例の分量で作ってみてください。 ③砂糖について 砂糖は上白糖、グラニュー糖、三温糖、きび砂糖、等々なんでもOKです。 味は変わりますが、仕上がりには大きな差はありません。 いずれにしても、砂糖分はしっかりと溶かすこと! 溶け残りがあると出来上がりの生地に「す」が入ったような穴が空きます。 ④湯煎の温度について 卵液の固まり具合は卵白&卵黄の割合や糖度、牛乳との濃度で変わってきます。 そこで毎回の仕上がり具合をおおむね一定とするために、砂糖と牛乳の量を毎回計算して出すことにしました。 この割合であれば85度で少し柔らかめのプリンができます。 もっとクリーム状のトロトロプリンがお望みなら84度まで加熱、逆に堅めがお好みなら86度まで加熱するとよいでしょう。 ⑤使用する鍋について 湯せんに使用する鍋は厚手のステンレス製が一番使いやすいと思います。 他には厚手のアルミ鍋もいいと思います。(薄手のものは温度が上下しすぎるので微妙) 逆にル・クルーゼ等の鋳物製鍋は不適です。 この種の鍋は蓄熱性があり過ぎて火を切っても鍋内の温度が上がってしまうので温度管理が難しくなります。 このレシピは加熱の仕方がキモなので、温度管理のしやすい鍋を選ぶこと、が成功へのカギになります。 蓋も必須。 加熱後に保温する際には出来るだけ85度をキープした状態(実際にはすぐにそれ以下に下がりますが)を保ちたいので、鍋にしっかりとあった蓋があると安心です。 |
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