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目からうろこの赤飯レシピ!色がきれいでおいしく出来る、簡単お赤飯♪  登録日2011/2/10
 
お赤飯♪おいしいですよねぇ
でも家で作ると工程がややこしくて手間が掛かるわりに、色が薄くてあんまりおいしそうにできない、なんてこと、ないですか?
私も自分で調べて作っているうちはそんな感じの出来でした。
ところが長女の初節句のときに実家の母から教わった、母直伝のやり方に変えてからは失敗知らず!
日々のメニューに加えたくなるくらい簡単でおいしく出来ます。
皆さんもぜひおためしを!!
   





材料   3合分 5合分  我が家で使用している材料詳細
  もち米  3合  または420g  5合  または700g  スーパーで購入したひよくもち米
  小豆  60g    100g    スーパーで購入した北海道産あずき
  砂糖  大さじ2.5  または25g  大さじ4  または40g  スーパーで安売りしてたスプーン印の上白糖
   240g    400g    我が家の水道水
  30cc    50cc    スーパーで購入した料理酒
   少々    ひとつまみ    ゲランドの細塩 / ひとつまみは親指・人差し指・中指の三本でつまめる量




 作り方 
 1.前日の晩にしておくこと
   
今回は3合のお赤飯を炊きます。
前日の晩にもち米3合を洗米したっぷりの水につけておきます。
もち米は結構水を吸いますので、必ずたっぷりの水につけるようにしましょう。
小豆の下準備もしておきます。
小豆はさっと水洗いし、適量の水を加えて火にかけ、沸騰してから弱火で1分程度煮たのち、ざるにあけてアク抜きをします。改めて分量の水(今回は240g以下すべて3合時の分量)を小豆に注ぎ分量の砂糖(25g)を入れ、この状態で一晩置きます。砂糖を水に溶かすためにひと混ぜしておきますが、溶け残りがあってもかまいません。
 
 もち米は洗米して
一晩たっぷりの水につけておきます
今回は3合のお赤飯を作ります


 小豆はまずアク抜きのため
一度ゆでこぼしてから
分量の水と砂糖に一晩つけます






 2.下ごしらえの下ごしらえ・・・その1
 
翌日、お赤飯を炊く準備を始めたら、まず初めにもち米の水切りをしておきます。
今回は冬だったのでもち米は水に浸したまま室内におきっぱなしでしたが、夏場は冷蔵庫等で保管する方が良いでしょう。
一度、夏場の室内にもち米を浸したまま放っておいたら、米粒から小さな泡がぷくぷく浮いて発酵が始まってました・・・。
皆様はご注意ください。
 いの一番にもち米の水切りをして置きます






 3.下ごしらえの下ごしらえ・・・その2
 
次に小豆の下ごしらえです。
前日、砂糖水につけておいた小豆に更に酒(30cc)と塩(ひとつまみの2/3量)を加えて煮ていきます。小豆のゆで加減は小豆の状態や好みで変わりますが、大体沸騰してから弱めの中火で10分程度煮たくらいがお赤飯として蒸しあがった後も崩れが少なくきれいに仕上がります。ただ、しゃもじでつついても崩れない固さと言うのは人によっては食べにくいと思われるかもしれません。
お赤飯としての見栄えよりも食べやすさを求めるなら15分か、それ以上煮込んだほうが良いでしょう。
一粒食べてみて「かなり固めだけど何とか食べられる」くらいが一応の目安です。仕上がりで柔らかめにするには「ちょっと固いかな?」くらいまで煮ておけばOKでしょう。

また、小豆の煮汁は空気に触れさせると酸化が進み発色が良くなるそうです。
ゆでている最中にお玉で煮汁をすくい、こぼさない程度に高いところから煮汁を鍋に戻す作業を繰り返せば完璧ですね。ただ、この作業は省略しても十分きれいなお赤飯になります。
 前日に準備しておいた小豆に
酒と塩を加えて煮ます


 小豆が煮あがりました
次の作業までこのまま放置です






 4.もうひとつの重要な下準備がコレ!
 
「お赤飯」というと、蒸し布にこびりついた米粒の片付けも面倒なことのひとつです。
そこでもうひとつ重要になるのが、蒸し布の下準備。
蒸し布は作業を始めると同時に水を張ったボウルにつけ置きします。ここでしっかり水を吸わせておけば、蒸した後にもち米がくっつくことがありません。もし浸すのを忘れたときは、お湯につけて時間短縮をしましょう。
使用する直前にある程度しっかりと絞り、セイロにセットしておきます。
 
蒸し布は必須です
なるべく目の詰まった厚手のものを選びます
5合くらいまでなら
60cm四方程度のものが便利です


ここでしっかり水を吸わせておくと
まったくこびりつかず快適!




 5.ここからが今回のミソ! 
 
水をきっておいたもち米をフライパンに入れて弱火にかけ、水分を飛ばしていきます。
もち米をフライパン全体に敷きこむようにして効率よく火に当てつつ、時々はしっかりとかき混ぜ水分を飛ばします。水分が蒸発してきたら、底に膜が張ってきます。これを目安に、今度は小豆を煮汁ごとフライパンに入ましょう。乾いたもち米に小豆の煮汁をまんべんなく吸い込ませるようにします。煮汁がなくなり、再び底に膜を張り始めたら下ごしらえの完了です。

これはもち米を煎っているのではなく、あくまで水分を飛ばしたいだけなので、やりすぎにはご注意!!です。
この作業はフッ素樹脂加工のフライパンのほうが断然やりやすいです。我が家はもっぱらウーウェン・パン!中華なべ仕様なので大きさもあり、この後の蒸し作業にも使えるので非常に便利です。

一般の蒸し器を使う際には、この作業に入る前に蒸し器で湯を沸かし、蒸し作業の用意をしておきます。

 
もち米をフライパンに入れて
水分を飛ばしていきます


水分が飛んだら
このように膜を張り始めます


次に小豆を煮汁ごと投入します
再びフライパン底に膜を張り始めるまで
もち米にしっかり煮汁をすわせます
すでにお赤飯のきれいな色がつきました






 6.お赤飯を蒸します   
   
セイロに蒸し布を敷き、煮汁を吸わせたもち米を広げます。
均一に蒸気が当たるよう、もち米はなるべく平らに広げておきます。あまった蒸し布は上からかぶせておきます。
蒸気が上がった下鍋にセイロをセットし蒸し作業開始、蒸気が上がり始めてから3合で35分、5合では45分ほど蒸していきます。

ウーウェン・パンを使う場合は作業が終わったフライパンに熱湯を注ぎ、蒸す準備に入ります。スチームプレートに蒸し布を敷き、もち米を広げ、湯が再沸騰したらフライパンにプレートを置き蓋をします。
ウーウェン・パンの蓋にはスチームコントローラーがついており蒸気の吹き出しを3段階で調節できるようになっています。おこわなどを蒸すときには蒸気穴を2つ開け、蒸篭と同じように適度に蒸気を逃がすのがおいしく仕上げるコツ。
べたつかず、それでいて粘りのあるおこわが出来上がります。

 
煮汁を吸わせたもち米を
蒸し布の上に広げます
フッ素加工のウーウェン・パンなら
先の作業後も洗わずに熱湯を注いで
蒸し作業に入れます


スチームプレートをセットして
蒸し作業開始!
ウーウェン・パンの場合
蒸気穴を二つ開放し適度に蒸気を逃がしつつ
蒸しあげていきます


    




 7.蒸しあがりました!! 
 
蒸し時間は大体の目安ですので、もち米の蒸しあがり具合は味見して好みで加減することが出来ます。

蒸しあがったら火を切り、箸で蒸し布をつまんで広げます。
蒸し布はすぐに手で持てるくらいまで冷めますので、もち米を中央に集めるように四隅を持って持ち上げ、皿もしくは桶に転がすように出します。

蒸し布にお赤飯がのった状態のまま、しゃもじ等でかき混ぜないこと。転がすように押し出せば、お赤飯は塊でポロンと取れます。しゃもじ等でつつくと蒸し布に米粒がついて後始末が大変になります。

事前にしっかり蒸し布を湿らせておけば、蒸し布にはほとんど米粒が残らないはずです。

 
蒸しあがりました!
このときの蒸し布は激アツです
やけどにご注意!

蒸気の蒸発とともに蒸し布はすぐに冷めます
四隅を手で持ち上げてもち米を
中心に集めます


布の中で転がすように押し出せば
お赤飯が一塊になって
コロンと簡単にはずれて出てきます


見えにくいですが
作業終了直後の蒸し布です
もち米はほとんどついていません

 8.ごま塩をふって、召し上がれ♪
 
お皿に盛ってからしゃもじで形を整え完成です!
小豆の煮汁にもち米をつけ置きしたり、蒸している最中に煮汁を差し水する方法に比べ、ムラ無く濃い色がつくので断然仕上がりがきれいです。
小豆ともち米があらかじめ混ざっているので仕上がり後に切り混ぜる手間が無い分、小豆やもち米の型崩れが少ない点も◎。
蒸し器をつかうので面倒と言えば面倒なやり方ですが、炊飯器で炊くよりも粒がしっかりていて味わい深いお赤飯に仕上がります。
是非お試しください!!!
 
出来上がりました!
寿司桶が無いので萩焼のお皿で・・・
買ってきたお赤飯よりもきれいな色です!!
赤飯好きの旦那さんもマジ大絶賛♪


こちらのレシピはクックパッドにも投稿しています。
印刷にはこちらのサイト↓が便利です。
Cpicon 色がきれいで美味しくできる!絶品お赤飯♪










ポイント&雑感

  • このレシピの砂糖の分量はおおめだと思います。
    子供やお年寄りには大人気のレシピですが、若干甘めに仕上がりますので、お好みで加減していただけます。
    3合時小さじ1(6g)5合時大さじ1(10g)まで減らせます。

  • 本当のお赤飯はささげを使います。
    が、スーパーなどではまず売られていないので、よほどの場合でない限りほんもののささげで作ることは難しいですよね。
    私もささげでは作ったことがありません。
    ささげは小豆に比べに崩れしにくいようですが、お赤飯としての味には大差はないようです。
    ささげを使う一番の目的は豆が腹割れをおこさないからということだそうです。(豆の腹が割れるのは切腹を連想させ縁起が悪い)
    また、「ささげ」という名前には「神様へのささげもの」という意味もあるそうなので、お祝い事等で本格的なお赤飯を目指す方は是非「ささげ」でつくってみてください。
 腹割れって???  
私も注意して見て初めて気がついたのですが、おそらくコレが「腹割れ」です
硬めに炊いた蒸したてのお赤飯ではあまり起こりませんでしたが、電子レンジで温めなおしをした際にぱっくりいってました。
たしかに切腹を連想させる裂けっぷりです。
この「腹割れ」、普段頂く分にはどうということはないですが、一度気づいてしまうと結構気になるもので、お祝いの席で小豆のお赤飯が避けられるというのも理解できます。
昔の人は本当に細かい心遣いで場を仕上げていたんだなぁと、改めて感心したしだいです。
おそらくコレが「腹割れ」といわれるもの
たしかにおなかがぱっくり・・・


   





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