東山焼

染付尾上鐘型徳利  
染付尾上鐘形水注

東山焼は姫路焼ともいわれ、文政年間におこったもので、染付や青磁を特色としている。姫路藩酒井家の御用窯として発達しました。作風は静謐で、その情緒ただよう美しさは、観る者の心に深い感銘を与えます。
尾上鐘型は尾上神社にある朝鮮型の釣鐘を模したものといわれ、この型の徳利はおそらく東山焼独特の型です。




尾上茶釜

播州高砂「尾上の釜」釣鐘の形で釜の正面に「播州」と「高砂」の文字があり裏側に「尾上」の文字がはっきり読み取れます。釜の両脇にわっかを通して吊るします。
落語 「竹の水仙」より
・・・「殿、このたびはたいそう風格のある釜を釣っていただきましたが、細川家伝釆のお宝で?」
「これは、何時のころからか当家に伝わる尾上釜と申して、播磨の国、いまでいう兵庫県加古川市の尾上神社にある鐘をかたどったものじや。正面に『播州、高砂』の二行、裏側に『尾上』の文字があってな、共蓋の摘みの形が朝鮮の鐘であることを顕しておる」
「と申しますと?」
「朝鮮の鐘は、日本のように釣って撞くのではなく、棒に差して撞くので、蓋の摘みのところに棒差し用の管がついているであろう」云々


尾上神社 兵庫県加古川市尾上町長田字尾上林518 Tel:0794-22-5676 Fax:0794-22-0433
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