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◆建売住宅を買う

建売住宅を買う場合、いったい誰から買うのでしょうか。
ほとんどが不動産屋さんから買います。

その家は誰が建てたのでしょうか?
ほとんどが地元の工務店(住宅屋さん)です。

お店で買い物をするような感覚で完成した家を
見比べて選べる建売住宅は手軽で便利です。

一見よさそうに見える建売住宅ですが、実際はどうでしょうか。

外観、内装とも見えるところはピカピカに仕上げられています。
問題は見えないところです。

ほとんどの業者はきちんと施工していますが、
ごく稀にずさんな施工(手抜き)が行われます。

なぜ手抜きが行われるのか。
簡単に説明してみます。

不動産屋さんも商売である以上、
 @早く売りたい。そのためには
    ↓
 @安く売りたい。そのためには
    ↓
 @工事金額を減らす。

工事を請け負った工務店は、
 @通常より安い金額で請け負う
    ↓
 @いつも通り工事をすれば赤字
    ↓
 @材料、人件費で減らせるところは全て減らす
    ↓
 @工期もできるだけ短くする

現場で働く職人は
 @普通より安い日当
    ↓
 @工期が短いから毎日残業
    ↓
 @丁寧にやっていたら間に合わない

この結果、誰にも悪意がないのに
できあがった家は手抜き住宅になってしまいます。
(ほとんどの建売住宅は健全な手抜きのない家です。)

この悪循環は建築業界の構造を変えない限りなくならないでしょう。

では実際に打ち合わせや交渉は誰とするのか。
不動産会社の営業担当とします。

「不動産屋=建築の専門家ではない」ということを認識して話をしてください。
打ち合わせのときは家の図面を必ず見せてもらいましょう。

自分で納得いくまで家と図面を見比べてください。
家を見るときはメジャーを持っていって間取りや、
建物と敷地境界との開きの寸法などが図面通りか確認してください。

まず家の中に入ったら間取りが自分たちの生活スタイルに合っているか、
各部屋の日当たりと風通しはどうか、
両隣の家との関連性(窓やトイレの位置)はどうか、
などを頭の中でシミュレーションしてください。

次に外に出て敷地境界のポイントを確認してください。
敷地境界にブロック塀などがある場合、
それの修理は誰の負担かなども聞いておかなければなりません。

敷地内には排水マスがあります。
通常、雨水マスと汚水マスの2種類です。
これらの排水経路も確認してください。

とりあえずよく分からないことは納得するまでとことん質問すべきです。

最後にその建物の「確認申請書の副本」と「中間検査合格証」と
「完了検査合格証」を見せてもらい自分の目で確認してください。

<チェックポイントまとめ>

@図面をよく見る → 家が図面の通りか

@家の中をよく見る → 使い勝手、日当たり、風通し

@家の外をよく見る → 敷地境界、排水経路

@両隣の家をよく見る → 窓の位置、トイレの位置

@何でも質問する → 相手の知識を試す、自分の知識を増やす

@各書類を確認する → 違反建築でないか

◇◆これらの作業は慣れていない人にとってはわずらわしいと思います。
しかし人生最大の買い物に後悔するようでは寂しすぎます。
行動を惜しまずにいい家を手に入れてください。




建売で失敗しないためにぜひ読んでください。

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建売住宅 Q&A

◆坪数について

【Q】 広告などでよく見かける表記なのですが、「敷地が36坪で建物が30坪」とかよく見ますが 建物の坪数の意味がよく分かりません。



【A】 一般的に建物の坪数は各階の面積の合計です。2階建なら1階の面積と2階の面積の合計です。 3階建なら1階〜3階までの合計です。この面積のことを建築用語で「延床面積」といいます。

実際に敷地に建物が建っている面積(1階の面積)は広告などでは建坪と表記されていることが多いです。 この面積のことを建築用語で「建築面積」といいます。

 



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