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◆地元の工務店(住宅屋)に依頼する
地元同士ということで共通の話題も多く、
比較的和気あいあいと打ち合わせが進みます。
打ち合わせをするのは、営業担当か現場監督もしくは社長本人です。
地元の工務店は地の利を生かし、いろいろなコネを駆使して
着工までの問題点を解消するのがうまいです。
建物のデザインは施主が特別な要望を出さないかぎり、
新建材の張り合わせになります。
(稀に新建材をなるべく使わない工務店もあります。)
着工後に変更があった場合なども比較的スムーズに対応します。
中小企業ならではの小回りのよさが発揮されます。
地元で工事をする以上、工務店側も落ち度がないように仕事をします。
施主側としては、いくら信頼していても現場には足を運ぶべきです。
工事には多くの人がかかわります。
全員がいい人とはかぎりません。
完成後見えなくなる部分の工事では写真の撮影をした方がいいでしょう。
工務店のミスや見落としなどもあるかも知れません。
工事中の現場で気をつけなければいけないことが
いくつかあるのでまとめてみます。
<工事中の注意点>
@たばこの吸殻を適当に捨てていないか。
@ジュースの空き缶を捨てずに現場の中に放置してないか。
↓
仕上がり部分に直接置くと丸く空き缶の跡が残ります。(窓枠をとくに注意) |
@養生をきっちりしているか
@立小便していないか
@そうじや後片付けをきちんとしているか
上記の注意点は工務店も気をつけていますが、稀にあります。
現場には多くの人が出入りするので施主も注意が必要です。
搬入される建材や設備器具なども
打ち合わせ通りか確認したほうがよいでしょう。
たいてい工務店と親しい建材屋から仕入れるので、
お互いに細かい確認などしないこともあります。
ざっくばらんな関係はミスを生みやすくなります。
引渡しの前は工務店の立会いで検査をしてください。
キズや汚れはもちろん、電気や水道などの設備も
正常に機能するか確認してください。
不備があった場合は遠慮せずに手直しを申し出ましょう。
敷地内の排水経路も確認してください。
引渡しのときは各設備器具の取り扱い説明書、保証書などはもちろん、
「確認申請書の副本」「中間検査合格証」「完了検査合格証」も
必ず受け取ってください。
<チェックポイントまとめ>
@打ち合わせ事項はメモを取る。 @見積書はなくさない。 @現場に足を運び写真を撮る。 @上記 <工事中の注意点> をチェック。 @建材や器具を確認(見積書と照合) @引渡し前に検査をする。(キズ、汚れ、電気、水道、排水など) @引渡し時に各書類を確認 |
◇◆親しい付き合いのある業者は信頼できる反面、
甘えを生じやすいです。
◇◆お金を払う以上、割り切って
親しい人でも厳しい態度で接してください。
◇◆一番大切なのはいいもの、納得できるものを造ることです。
業者が「こっちの方が都合がいい」「こっちの方がやりやすい」
と提案してくる場合がありますが、妥協しないでください。
◇◆完成すればその建物を何十年も使わなければなりません。
ささいな業者の都合で変更すれば必ず後悔します。
◇◆施主も工務店も最後には「いい家ができた」と
納得できる家造りをしてください。
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