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◆ハウスメーカーに依頼する

敷地は確保したものの、肝心の家をどこに頼んだらいいか分からない。
知り合いに工務店も設計事務所もいない。

こんなときたいていの人はまずハウスメーカーを考えます。
莫大な宣伝費の効果がここに現れます。

実際にハウスメーカーの営業力はすさまじいものがあります。
TVのコマーシャル、新聞・雑誌の広告、モデルハウスなど
数々の宣伝をバックに営業マンが親切丁寧に対応します。

営業担当と打ち合わせを繰り返し、間取りを決めます。
内装や外観のデザインは写真やモデルルームが豊富にあるので
分かりやすく便利です。

契約して着工します。

ここで認識しておくことは、
「ハウスメーカーは工務店ではない」 ということです。
実際に工事をするのは下請けの普通の工務店です。

「契約金額=ハウスメーカーの利益+工事代金」

契約金額を大まかに説明するとこうなります。
直接工務店に発注するより高くつきますがその分、
大企業ならではの安心感が得られます。

住宅業界ではハウスメーカーが圧倒的な強さを誇っています。
ブランドに対する日本人の弱さがここにも現れています。

敷地は千差万別です。
それぞれの敷地に合う建物のデザインはそれぞれ違うはずです。

また建物は街並みを形成します。
その街に適したデザインの家が並ぶ街並みはとても美しく、
歩いていても楽しい気分にさせてくれます。
今も残る日本の宿場町やヨーロッパ諸国の街並みがいい例です。

残念ながら圧倒的シェアを占めるハウスメーカーの住宅は
敷地に適したデザインをしているとは思えません。
全ての敷地に同じような建物を並べているように感じます。

もしハウスメーカーに発注を検討しているのであれば、
以上のことを踏まえてメーカーを選んでください。

メーカーにより少しずつデザインが違うので、
敷地や町並みに合う家を建ててくれそうなメーカーをよく検討してください。

<チェックポイントまとめ>

@敷地、街並みを確認 → イメージを創る

@雑誌などでいろいろなメーカーの家を見る → どれがイメージに近いか確認

@打ち合わせ → イメージを具体的に伝える

@契約 → 見積もりの項目と金額を確認、不明なところは質問

@工事中 → 嫌がられるくらい現場を見に行く → 肝心なところ、見えなくなるところは写真撮影

@引渡し → キズ、汚れをチェック → 外の排水経路を確認

◇◆建物のイメージを創るのは難しいです。
一生に一度のことなので楽しみながら頑張ってください。

◇◆工事中の写真はトラブルのとき重要です。
何かあっても一般の方は専門家に言い負けます。
またしょっちゅう現場に足を運び、
写真撮影していれば自然と手抜き工事防止にもなります。

◇◆大企業相手にトラブルを起こすと
大げさでなく裁判沙汰に発展しかねません。
全ての面において念には念を押してください。



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