板のクリーニング

スキー板の掃除です。クリーニングには表面側と滑走面側の清掃があります

表面側の清掃については濡れたウエスやキッチンペーパーなどできれいに汚れを拭き取った後、乾いたウエスで乾拭きしておけば良いでしょう。
汚れがひどい場合はリムーバーを浸してこするときれいになります

滑走面側のクリーニング方法としてはリムーバーでの清掃とホットワックスでの清掃が考えられます。板の汚れがそれほどひどくない場合はホットワックスでの清掃を心がけた方が良いようです。マイショートスキーのシーズン前の状態はかなりかわいそうなことになっていることが多いので、私の場合は最初のお手入れ時はリムーバーを使います。
雪が少なく土が出ていたりしてかなり汚してしまった時などにはリムーバーを使って、シーズン中の通常のクリーニングはホットワックスを使うといった方法を取ると良いでしょう。(←あくまで提案です。めんどくさがり屋の私の実際はと言うと、シーズン前に一気にきれいにしてシーズン中は気が向いたときにその時のやる気具合で方法を決めています。)


作業に必要な主な用具

リムーバーでの掃除のみを行うのであればリムーバーとスクレイパーかウエスだけあれば作業はできます。この項目については作業台についてもなければ板を壁に立てかけてもできますし、簡易的な台でも十分です。

・チューンナップテーブル
・バイス
・アイロン
・リムーバー
・ワックス
・スクレイパー
・ウエス(トイレットペーパー、キッチンペーパー)
用具の説明についてはこちらから→ショートスキーのお手入れに必要な道具たち


リムーバーでの掃除

リムーバーとは、滑走面のごみを取り除くものです。
一種の溶剤で古いワックスやゴミを取り除けます。
滑走面を傷めることになり兼ねない両刃の剣ですが、手入れをしていない板や汚れがひどい場合はリムーバーをかけてクリーニングするのも一つの手だと思います。
作業は至って簡単です。
まずリムーバーをスキー板のソールがまんべんなく浸るように流します。そのあと汚れが浮き上がるようにしばらく待ってからキッチンペーパーを使って拭き取ります。
拭き取る代わりにスクレイパーをかける人もいます。トイレットペーパーの繊維などが滑走面に付くことを嫌ってのことだと思いますが、私の場合はそこまでナーバスにはなっていないのでキッチンぺーバーを使う方法でやっています。汚れ具合も拭き取ったペーパーを見れば一目瞭然です。


ホットワックスでの清掃

通常ワックスはスキーをより滑らす為に使うものですが、クリーニングをする時にも使います。
比較的高い雪温に対応した柔らかいワックスを使って板に付いた汚れを浮かせてからその汚れをワックスごと剥ぎ取るという方法です。
実際のホットワックスの作業手順については次項に記載しますが、作業としては通常のワックスを塗る時と同じで、違うのはワックスがまだ冷えて固まる前に剥ぎ取るだけです。


まだワックスが湿っているこんな状態のうちに

スクレイパーでシャッシャーと剥がします。
剥ぎ取ったワックスのかすを見るとどれだけ板が汚れていたかよくわかると思います。


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