中国の「カズノコ加工場」(2)


上は一次チェック。
下は、ラインのチーフ(青帽子)による二次チェックです。

ここは、出来高制の賃金で、二次チェックで引っかかって、
戻ってきた場合は、その分は出来高に計算されません。

したがって、丁寧に仕事をしなければ賃金が少なくなるのです。

二次チェックが通っても、三次で引っかかる場合もあります。
その場合、二次チェックしたチーフの賃金も減るわけです。

非常に厳しい管理がされています。

しかし、利用する私たちから見れば、安心できますよね。
アニサキス・血管・卵の黒い部分・その他の異物などは、
こんなにたまります。(これは一人分)

これらの異物は、一次チェックで排除された物です。
・ チェックが終わると、サイズ選別に入ります。

一羽(1本)ずつ、電子秤で計量します。

日本なら、コンピュター選別が多いのですが、
中国は人件費が安いので、人手での選別をしています。
これは「中」サイズ。
← 容器は、こんなのです。

これに、15kgの数の子を入れます。

こんな風に、きれいに並べて、ペールに詰め込みます。

ここに飽和塩水を入れれば完成です。

これが日本にきて、日本の加工場で製品になるのです。
中国の「カズノコ加工場」3へ

お魚情報館
.
Copyright(C) Apr.25,2000 by Toshio Yabe. All rights reserved