中国の「カズノコ加工場」


1999年の夏に、中国大連にあるカズノコの加工場を見学してきました。
3日間だけだったのですが、中国人民の持つ潜在的な「大きなエネルギー」を感じました。
この工場は、日本の企業から委託されて、カズノコの異物除去をしている工場です。
カズノコには、アニサキスのような寄生虫や血栓・薄皮などを除去する作業が必須であり、細かい手作業が要求されます。
この作業は、機械でするより人がする方が確実です。しかし、日本でやるとすると人件費が高く、大きなコストアップ要因と
なるため、人件費の安い中国で行われています。(ここで働いている人は、中国の一般企業より高い賃金を貰っています。)
行った日は、気温が39度〜40度という猛暑。
街頭にいる中国人男性の多くが、上半身ハダカでした。

これが、事務所のある建物です。
建物の壁には、「一流企業になろう」という意味の
「スローガン」が書かれてありました。

部屋は、クーラーがきいてなくて暑かったです。
これが、工場の外観。

工場の内部は、クーラーがきいていて、涼しかった。

白衣に着替えて、これから工場に入ります。

上部のスローガンは、「Well Dress Please!」
つまり「服装はきちんとしてますか。」と
英語と中国語で書いてあります。
これが工場内のほぼ全景です。

左の奥が一次、中央が二次、右のほうが
三次の異物チェックになっています。

左にあるのは消毒場で、30分に一回、手の消毒をします。

加工場内で、消毒をするという施設は、
日本国内では見たことがありません。

働いておられるのは、ほとんどが若い女性です。
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