伝統行事「馬跳ばせ」が40年ぶりに復活!
平成14年7月14日 対馬上県町(かみあがたまち)瀬田地区目保呂ダム内の公園で、これまで途絶えていた伝統行事「馬跳ばせ」(草競馬)が復活し、6頭の対州馬が特設の直線コース250mを走りました。「馬跳ばせ」は、瀬田地区で明治から昭和40年(1965年)代まで、農作業が一段落する旧暦6月の最初の午(うま)の日に、端午(たんご)の初節句(5月5日)に代わって実施される初午(はつうま)祭の余興で、多い時は雄馬20数頭の出走があり盛んに行われていました。
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町おこしにつなげようと、町や地元住民でつくる「初午実行委員会」が復活を計画。町民らが飼っている対州馬を、福岡市内の乗馬クラブで約4カ月間調教し、騎手は福岡市の福岡第一高校乗馬クラブの生徒らを招きました。
島民は、2頭ずつの3レースで馬の調子を確認した後、6頭が一斉に走るメーンレースの上位3着を予想し、予想の的中者には対馬シイタケや佐護米など地元の特産品がプレセントされました。 対州馬の試乗会や乗馬クラブのメンバーによる馬術演技、子どもたちの竹馬レースなども行われ、大人も子供も、復活した「馬跳ばせ」の行事を楽しみました。
2000/12/1 読売新聞長崎版 「馬跳ばせ」復活計画進む
2002/7/16 長崎新聞 伝統行事「馬跳ばせ」復活!写真提供は黒瀬勝弘さん 2002/07/21 up