壱岐郡石田町石田上大川に水神社がある。そのわきに大松がある。周り3メートルあまりで、その上を木連子葛(いたびかずら)がまいている。
水神社跡・現在は大川橋浄水場になっており、
石の祠(ほこら)が祭ってありますある年大嵐ためにこの松が倒れた。ところが翌日は自然に起きあがっていた。土地の人はこれを起き松神といっている。
遠方の山の上から見ていた人があるが、川の中から小童が大勢出てきて引き起こしたということである。
上大川60メートル、下大川50メートル、その中に橋がある。
<西海の伝説 山口麻太郎編著 第一法規出版 昭和49年9月発行より>
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