色を挿していく前の最終状態です。結局また下塗りを一回行い、更に研ぎだししました。
中々自分で仕上がりに納得出来ないので作業が前にススマン。

台座も本番用を用意、(京都の美山に行った時に、道ばたの工芸みやげ店で端材が
うってましたので買いました→¥150!也)レイアウトを考え据え付けます。

いよいよ色を挿していきます。いつも通りアンバー系の単色でコントラストを
とりながら、スカーレット、ビリジアン系の薄く溶いた水彩で色を重ねていきます。
いっきに色を載せてしまうとノッペリとして立体感が損なわれます。調子を見ながら
それでも一気に描き込んでいきます。(実際に筆をさわらんとこの感覚はわかりませんナ)
まだ実際の色見とは全く違いますが、要は階調がちゃんととれているかどうかが大事です。
色調は最後になんとでもコントロール出来るので心配ありません。

色を重ねていきます。
かなり濃くなってはきましたがまだ
色みがイメージと違います。
しかし作品としては部分的には
作為的に変化させてそのまま置いておく
のも面白い結果として残る場合もあり
その辺の判断も難しいところデ・・・

このあと顔や畝などの表面にある
ディティールを描き込んでいきます。
この辺で一度あたりをつけておかないと
下書きが見えなくなってしまいます。

 

この色ではなんか焼き芋みたい
にしか見えませんナ

まだまだ先は長いゾ

腹部の畝を描き込みます。
薄く溶いたホワイトで下書きにそって
挿していきます。
胸びれの前縁の斑紋も描き込みました。

全体にやや濃いめのブルーをコーティング
するように塗り込み色調を調整していきます。

更に細部を描き込んでいきます。
だいぶソレらしくなってきましたでしょうか?

ここからはいつ作業を終了するかで
完成の判断をしていくのですが・・・
まだイメージにピッタリときません

次回アップロードで完成にしたいデス

 

細部を仕上げていきながら
全体の色調を整えていきます。
表面の細かなキズや塗料の固まりなど
ノイズ成分を修正します。

実際はボディはほぼ真っ黒なのですが
モデルとして見た場合単調すぎるので
色見をあえて残した表現としました。
如何なモンでございましょうか?

最終にほぼ完成としたイメージを
掲載します。
じっくりとご覧あれ。

ザトウクジラ(Humpback Whale)
世界中の広範囲な海で生息。長い胸びれが特徴的
生息地区により明らかな文様の違いがある。