◆2016.05.04 『LAST MOON 〜最期ノ月〜』
グランキューブ大阪公演2日目参戦記◆


(※映像やMCの内容等、記憶違いも多いと思われます。また、あくまで私個人の“日記”で、私自身のよけいな話&勝手な思い込みが多いです。ご了承の上、お読み下さい。)

 3月27日のオリックス劇場2日目に続きまして、グランキューブ大阪2日目公演にも行ってまいりました。たまアリのファイナルを諦める代わり、大阪に2回行こう!と。まぁ、グランキューブでの追加公演が発表されるまでは大阪1回で我慢しようと思っていたわけですが。日程がゴールデンウィークで次の日もまだお休みだったので「ここだったら行っていいのでは」と思ったわけです。平日の夜はちょっと出かけにくいけど、今回オリックス劇場も春休み中で翌朝5時半に起きてお弁当を作る必要がなく、主婦にはありがたいスケジュールでした。ゴールデンウィーク、ラフォルジュルネびわ湖に行く以外何の予定もありませんでしたし……。

 グランキューブ大阪(大阪国際展示場)へ行くのは初めて。場所がちょっと中途半端で、どこから行こうかと思ったのですが、結局環状線福島駅から歩きました。大阪駅から福島駅は電車でたったの2分。福島駅からグランキューブまでは徒歩15分と公式サイトに書いてあります。Googleマップで経路検索すると徒歩16分。駅を降りると「ABC朝日放送、右へ直進」という案内があり、まずは朝日放送目指してなにわ筋を直進、玉江橋を渡って横断歩道も渡ってから右へ折れ、また直進。リーガロイヤルホテルを越えると次の建物がグランキューブ大阪。頑張って歩くと13分くらいでした。徒歩15分は雨だとちょっと長く感じますが幸い当日は暑いぐらいの晴天。風は強かったとはいえ、たまに都会を歩くのは悪くなかったです。フェスティバルホールも大阪駅から歩くと15分ぐらいですけど、なんとなくグランキューブの方が近く感じました。(フェスティバルホール公式さんは「大阪駅桜橋口より徒歩11分」って書いてあるけど、電車降りてホームから桜橋口まで行くのに時間かかるからなぁ。その点福島駅は電車降りてからの実質15分で行けそう)

 メインホールは5階にあり、入場開始時間前に玄関先(建物の外)で入場待ち列ができ、順にエレベーターに案内されたのですが、あれって勝手にエスカレーターとかで5階まで上がっちゃいけなかったんでしょうか? 実は並ばなくても良かったんじゃ?と思わなくもありません。オリックス劇場では1階13列目で「自分史上最前列!」だったんですが、あっさり記録を更新してしまいましてですね。なんと今回1階7列目でした。わお! どうなってるんですか、このツアーで私のライブ運全部終わりですか!? オリックス劇場のチケット、発券の案内が来てわりとすぐに発券したらいい席だったので今回も験を担いですぐ発券に行ったんですが、関係あるんですかね? たぶん発券より前に座席ってもう割り当てられちゃってると思うんだけど……。ファンクラブチケットがe+に変わったことでなんか変わったんでしょうか(前はローチケだったよね。もう記憶が曖昧だけど)。

 ともあれ7列目! 近い!! 上手端だったオリックス劇場とは逆の下手端。それもかなり端っこだったけどグランキューブは縦に細長い座席構成なので壁際でも意外とステージ中央に近い。ただ、ちょうど7列目ぐらいまで床がフラットなので、お客さんがみんな立つと(当然立つけど)下の方が見えない。『斬』みたいにGACKTさんがしゃがんでると見えない。「GACKTさん立って!お願い!」って感じでした。それ以外はホント自分史上最高にステージが近くて、双眼鏡使わなくてもYou君の顔がはっきり見える。GACKTさんの顔もかなりちゃんと見える! 「LAST」と銘打たれたVISUALIVEをこんな間近で堪能することができるとは。ライブの神様ありがとうございます。

 開演予定は17時。ユウキ君の前説が2回流れました。「ルミトンライト・バージョン2」のお知らせ。バージョン1はライトの色変わりの順と演出の順がずれていたのが、バージョン2では「第一部→ボタン1回押し、第二部→ボタン2回押し」というふうにわかりやすくなったらしい。「3月4月にご購入されたお客様はそのままご使用いただけますが、ルミトンライト・バージョン2のご購入をお薦めします」とユウキ君が言ってました。

 だが断る!

 前回同様周りの方はほぼほぼ全員ライト持ってらっしゃって、なんか非国民になった気分でしたが、とにかくよけいなお金使いたくないんで……。ルミトンライト大きくて邪魔だし、強制されるのは違う気がする……(もちろん「強制」ではなくて、途中の『恋のFRIDAY!!!』振り説明の時も「持ってない方は手で」とユウキ君が言ってます。無理に買わなくてもいいのです)。

 「ルミトンライト」と書いた幟をしょった売り子さんが客席を回っているのにはびっくりしましたけどね。野球場やスポーツ観戦なら「ビールいかぁすかー!」と売り子さんが回ってくるのは当たり前、宝塚でも客席までパンフ売りに来ますけど、ロックのライブでこーゆーのあるんだ、って。

 オリックス劇場2日目はおおよそ5分遅れで始まりましたがさて今回は……? 10分遅れでした。17時10分に第一部の映像開始。参戦2回目でおおよそわかってるので、落ち着いてじっくり見られます。頼朝さん、涙ぐんでたんだね。「義経…」「もういいよ、兄者…」。互いの声が聞こえる距離ではないはずなんだけども、者ノ不だし兄弟だし、想いは通じていたのかな。涙ぐみながら、義経への最終攻撃の命を出すことを躊躇していた頼朝さん。「もういいよ」と言う義経にうなずいて、そうして。

 放たれるあまたの矢。かぶる『ARROW』のイントロ。

 いいよねぇ、この幕開き。この演出を見越しての「ARROW」というタイトルなのか!と。また曲がいい。好きだわぁ、この曲。「わかってるさ 震えるほど 怖いことばかりさ」「こんな終わり方で 別れの言葉さえも 何も言えないまま」……詞も好きだし曲も好き。こないだとは逆方向から見ているせいかMARROWコスの鬘の感じ(というかおでこの感じ)も良かった気がする。爪は最初から長くて赤かったね。そりゃそうだよね、途中で引っ込んでないんだし。第一部はGACKTさんのイッちゃってる表情を見たかったので時々双眼鏡でじっくりたっぷり見つめてたけど、好きだなぁ、GACKTさんのあの表現。第三部の素の可愛いGACKTさんも大好きだけど、表現者としてのGACKTさんのあの狂気。指の動きもじっくり見てしまった。妖しいよねぇ♪

 『RIDE OR DIE』「涙流すだけで何かが変わるのなら 泣き続ければいい 恐怖に怯えてるのはあなただけじゃない♪」ってとこが好き。そして『暁月夜』ではやっぱり涙が。さすがに1回目ほどは泣かなかったけど、あの曲と後ろの映像はグッと来る。

 第2部幕開きの頼朝と義経初顔合わせ映像の時のBGM、やっぱり素晴らしくてセトリCDマジ欲しくなったけど、もう『LAST MOON』Getしちゃったし……。Amazonさんで予約してたのキャンセルしてオリックス劇場でセトリCDとのセット販売を予約すれば良かったよね……あとのまつりやで。ライブDVDの発売を待つしかありません。そしてDVDから録音するしかっ。

 三味線の曲もすごくいいもんねぇ。GACKTさんのバチ、キンピカだったよ。双眼鏡でGACKTさんと茶々さんが三味線弾いてらっしゃるのじーっと見ちゃった。幸せ♪ 『斬』はさっきも言ったとおりしゃがんでらしてあんまり見えなかったのだ……。『斬』のあの、ラップのところ、あれ茶々さんの声だったのね。茶々さんヘッドマイクつけてはったから「あれ?」と思って見てたらラップ歌ってはった。そうだったのかー。なんか勝手にYou君だろうと思ってました。言われてみれば茶々さんの声か、と思うけど、華奢で麗しい茶々姉(ねぇ)がああいう風に歌うイメージがなくて。ものすごい今さらな発見をしてしまった。『斬』って『雪月花』のカップリングで発売は2009年だもんね。その後YFCのライブで一回聞いてるんだけど、その時は茶々姉に注目してなかったらしい(^^;) あれもGACKTさん近かったんだぁ♪(その時のYFCライブレポこちら。ついでに『雪月花』リリースの際の記事こちら。「MOONサーガの曲かどうか言明されてないけどこれはMOONだ」とか言っちゃってますね。うん、MOONだったよ、合ってたよ、当時の私!)

 『傀儡の如く』で一緒に踊り狂い、一転バラードな謎の短い曲でしんみり。最後は「夢の中で僕は君だけを見てた」って詞だったな、たぶん。途中に「血だらけの頬に寄り添って」みたいな詞があって、「月」という言葉も入っていた気がする。あの曲、何らかの形でリリースされないのかしら? セトリCDには入ってるんだろうけど(ああ、返す返すも悔やまれるな、セトリCD……)。

 そして。

 第3部幕開きの「神威楽園」ネタ映像。今回の「イケメン研究部」は「相撲もどき」。なんか、小さい土俵で尻相撲みたいなのやって、土俵から落ちたら負け、っていう。「他の部活の女性徒呼んできました!」でキックボクシング部、レスリング部、SM部(って何?w)、オネェ部からゲストが来てたんだけど、映像にはメンバー同士の戦いしか収録されてなかった(^^;) 「男子はハンデとして両手を後ろで縛る」になってて、男子同士でもその状態だから、尻相撲というか脚相撲というか。VAL君「ブサイク対決」とか言われちゃって、茶々さん、Sato君ともう一人の3人対決は「弱斗三兄弟」と呼ばれていた。茶々さんがラオウ、Sato君がトキ、もう一人(覚えてなくてすいません)がケンシロウならぬケンタロウ。勝ったのは茶々さんでした\(^o^)/

 んでお約束。さっさと撤収しようとする性徒会長、そうはさせじと迫るしんのす先輩(だったと思う)。「会長のために相撲部呼んできましたー!」「え?相撲部なんていないじゃん?」 常日頃Twitter相撲部でお相撲実況しているわたくし、「え?私?呼ばれるの!?」とドキドキいたしましたよ。しかしもちろんそんなわけはなく、映し出されたのは安田大サーカスHIRO君の画像。うわぁ、本物の大相撲経験者! と思ったら「続きはさいたまスーパーアリーナFINALで!!!」

 

マ ジ か (´・ω・`)



 そんな反則な販促ありかよ……。たまアリには行かないって決めたのに。そのために大阪2回目来たのに。うぇーん、行きたくなるじゃーん! って、相撲見たさに(それもおそらく生じゃなく映像での対決)FINAL行くってどうなの? そもそもあれ「お相撲」と言っていいのかどうかもわからない競技だし。でもなー、お相撲クラスタとしてはなー、GACKTさんが「相撲取る」って冗談でも言われちゃったらなー。FINAL行かれる方、楽しんできてくださいね。しくしく。DVDには収録されるよね、きっと……。GACKTさんが軍配持ってる姿を拝めただけでも眼福でした。持ってるだけで行司役をしていたわけではなかったけど(^^;) 「春風」って書いてあったなぁ、あの軍配。その辺で売ってるのかしら(売ってたら買うのか?)。

 気を取り直して第3部! 『ONE MORE KISS』キタ━━(゚∀゚)━━!!! これまで全然聞いてなかったのに、オリックス劇場で聞いてからめっちゃお気に入りになってる曲。素肌に赤ジャケットやっぱ格好いい〜♪

 そこからいつもの「GACKTーーーーーーーーーーっ!」「聞こえませぇ〜ん」になるわけですが、なんかGACKTさんがすっかり可愛くなっちゃってて、「おまえらのぉ本気の声をぉ聞かせておくれよぉ」みたいな。「聞かせておくれよぉ」という言い方が可愛いっ!!! その後MCで「もう43歳なのに“可愛い”はない」とかおっしゃってましたけど、むしろどんどん可愛くなってる感が(笑)。『MIRROR』での煽りは力強く、オリックス劇場以上に気合いが入っているように感じました。「大阪最後だぞっ!」って。うん、そうだよね。大阪どころか関西で最後。まぁ言うても関西での公演、大阪と神戸しかないんやけども。関西のDears(今はLOVERSだけどDearsの方が好きだ)、弾けろ! キレろ!

 私も頑張りました。オリックス劇場の時は難聴診断直後でめまいが怖かったこともありセーブ気味でしたが、今回はかなぁり叫びました! 最初はあんまり声出ないな〜と思ったけど、叫んでるうちにだんだん出て来る(ほんまかいな)。GACKTさんがこれだけ想いを放ってくれてるんだもん、こっちも全身全霊で応えないとっ!(ぜーはー)

 『MIRROR』の最後、GACKTさんもうふらふら。いつものことではあるんだけど、今回さらにふらふらで、最後の締めのギターの前にもう跪きそうになってて……。どうにか締めをかき鳴らして、即落ち……。うぉぉぉぉ、GACKTさぁぁぁぁぁん! こっちも慣れっこになっちゃって最近はあんまり本気で心配してなかったんだけど(すんません、ごめんなさい)、今回は「だいじょぶかな」って心配になりました。実際、次に出てくるまでの時間が長かったもの、こないだより。こないだと同じく、GACKTさんが倒れてる間ユウキくんがステージに出て来てトークをしてくれたんだけど、トーク自体こないだより長かったはずなのに、その後もしばらく間があったからね。嗚呼、GACKTさん。そんなに命を削ってくれなくても……。プリンスの急逝もあるだけに……。ちょうどこれを書いている時にGACKTさんblogで「声が完全に出なくなった」って言うてはって、VISUALIVEの大変さ、GACKTさんの命の賭け方にほんと頭が下がってしまうの……。

 長生きしてください。うう。

 で。

 ユウキくんのおしゃべりタイムです。当日はユウキくんのご両親もご観覧だったそうなのですが。みんなに「(登場を待ってたのは)おまえじゃねぇ!」と言わせたり下ネタ連発したり……。だいじょぶか、お父さんお母さんは泣いているぞ(^^;) GACKTさんが某アンケートで見事に「結婚したくない芸能人1位」に輝いたというネタ(ニュース記事こちら)を使って、その理由を調べてきました、と解説してくれました。「食事が1日1食というのについていけない」「筋トレやらされそう」「ご飯が辛そう」という3つの理由に、「GACKTさんの2食目はあなたですけどね!」といちいち下ネタをくっつけるという。

 いいんだけどね、うん。

 『恋のFRIDAY!!!』の振り付けレクチャーでも下ネタ言ってたよね。いいんだよ、いいんだけど、お母さん泣いてない?(笑) しかしユウキくん歌巧い! 実際に歌いながら振りを実演してくれたんだけど、何?何なの!?ってぐらい歌巧かった。俳優業、ダンサー業に続いて歌手業も始めるのかな。……って、ミュージカルに出てるなら踊れるのも歌えるのも当たり前? とにかくびっくりしました。滑舌いいしトークも滑らかでうまいんだけど、そつがなさすぎてかえってこっちは引いてしまう……みたいなところがなきにしもあらず(^^;)

 ユウキくんが引っ込んでしばらくしてGACKTさん復活。はぁ、ご無事で何より。まずはペットボトル投げと最前列のお客様への水掛け。2階までペットボトル飛ばしてはりましたよ〜! 素晴らしい投擲力! 下手側は私のいた列のすぐ前ぐらいの方が無事Getなさって、もしかしたら私がGetすることもあったかもしれないと思うと武者震いしてしまいます(笑)。うっかりGetなんかしちゃったら捨てられなくて困るよね。

 MCではまず、場内からの「可愛い〜!」の声に「いやいやいや」と否定。私の斜め後ろにいたお兄ちゃん二人組が頑張って声出してて、二人の「可愛い〜!」に「もう43歳なんだよ。43歳で男から“可愛い”って!」(爆) しょうがないよね、可愛いものは。このGACKTさんの“可愛さ”を愛でられることがライブの醍醐味の一つでもあるわけで。テレビでしかGACKTさんを見たことがない人には「は?GACKTが可愛い???」って感じだろうから。ふふ。

 「可愛い」の話から「ボクも格好いい歌い手になろうと思ってはいたんだ」みたいな話になり。え、十二分に格好いいですけど!? 「性格的に無理だった。ボクは2.9枚目だから」 GACKTさんが2.9枚目なら世の中の3枚目と呼ばれる人たちは5枚目とかいっそ10枚目ぐらいでは。まぁGACKTさんの格好良さは表面的なものじゃなくて生き方全体、信念の話で、「イケメン」とか「V系」みたいなところで勝負してないっていうのはね、うん。わかってる。

 で、西川貴教アニキの話になり。たぶん「彼みたいに格好つけられたら」という話の流れだったと思うんだけど、「前髪をこう右へ流して」「また左に流して」「邪魔なら切れよ!」と(笑)。仲いいからこそネタにできるんだろーなー。西川くんは今年デビュー20周年。年齢的にもGACKTさんより3つ上だよね。GACKTさんもあと3年でソロ20周年かと思うと……あと3年は元気でいなくっちゃ! 『BSET OF BEST U』ってツアーが来るかな(気が早い)。

 「17年、よくここまでやってこれた」ってGACKTさん言ってた。「この世界は、どんなに今良くても来年生きてるかどうか、残ってるかどうかわからないから」って。「この世界」ってもちろん「いわゆる芸能界」のことだけど……、命そのものが残ってるかどうかわからない……私がGACKTさんを知った頃は、文字通りの意味で「来年生きてるかどうかわからない」って言ってはったよね……。筋トレだって生き続けて私たちに想いを届けてくれるため(だと私は思ってる)。「ボクはほら、マニアックだから」ってGACKTさんは言う。こんなマニアックな世界を支持してくれるみんながいて、と。「だってこんなセット作るのボクか聖飢魔Uぐらいだよ!」(笑)。いやいや、GACKTさん聖飢魔Uのミサ行ったことないでしょ。聖飢魔Uのセットがどんなのか知らんでしょ。私も行ったの30年近く前だからもうどんなセットだったか覚えてない(笑)。でも密かに「聖飢魔UとGACKTさんは世界が繋がってる。だって私が両方好きだから」と思っていた人間としては妙に嬉しかったです。マニアック上等! フツーなんて、つまんないじゃん。

 「友だちに連れられて初めて来た人は“へっ、悪魔!?”(※MARROWさんのことだろね)ってびっくりしてるかもしれないけど」「初めて同士で来た人は“どれがGACKTだよ!?”“どのサングラスだよ!”って思ってるかもしれないけど」――でも。

 「最後まで見終わった時には“GACKTすげーーーーーー!!”って思うと思う。これは絶対、自信あるから」

 ……必ずしもこの通りの言葉ではなかったけど(何せ記憶力が(´Д`))、GACKTさんこんな話をしてた。うん、それは間違いない。唯一無二のライブ体験。GACKTさんの世界観――『MOON』という物語に浸り、GACKTさんのお茶目さを堪能し、みんなで踊って歌って。涙して。

 MCの話の流れ、前後するかもしれないんですが、YOSHIKIさんが一時期Globe(小室哲哉さんのあれね)に参加していたという話で、GACKTさんのところにYOSHIKIさんから電話があったらしいんですね。「今度Globeやることになったんだ♪」みたいな。で、GACKTさんはその時Globeが何のことかわからず「グローブ???何、野球やるの???」「うん、小室くんのさー」「え?小室さんて野球チーム持ってんの?????」という噛み合わない会話を1時間ほど続けたそうです。YOSHIKIさん……(笑)。もう一件YOSHIKIさんの焼き肉ネタを披露した後、「でも何がおかしいって、ボーカル一生懸命歌ってるのにスポットがずっとドラムに当たってるのが一番おかしいよね!ボクなら嫌だよ!!ボクが歌ってんのにドラムにさぁ」という振りでおずおずとVAL君登場。VAL君かなりいじられてました(笑)。

 他の面々も舞台に登場し、メンバー紹介。茶々さんの更年期ネタはもうお約束ですが、「茶々は日本で3本の指に入るギタリスト。もう70になるのにあんなに指が動く」っていきなり古希(笑)。「VISUALIVEを最後にするっていうのも一つにはメンバーの年齢が……。もう先が長くないから……」 ここで客席から「茶々ーっ!」と声が入りGACKTさん慌てて「いやいや、『先が長くない』ですかさず『茶々!』って反応するのやめてもらえます?名指ししてませんから!」(爆)。茶々さん、本当は56歳だけど――見えないよね、美人だよね!!!

 「うちの可愛い子風」と紹介されぶりっ子(死語)ポーズを決めるSato君。そしてYou君の紹介では「Youとは26年の付き合い。さっき声がもう出ないかなと思った時Youが背中を押してくれた」と。「さっき」ってたぶん『Mirror』でのことでしょうね。GACKTさんほんとふらふらだったから……。26年。もう銀婚式も済んでるよねぇ。すごいな。

 で。時間がないので「生声叫び」は一人だけ。誰がいい?と客席に聞いた結果茶々さんが叫ぶことになったんだけど。「みんなとー!一つになるためにー!『六甲おろし』を歌いたいと思いまーす!」 ええっ!? ホントに歌っちゃいました。「じゃあイントロから!」って茶々さんのボイスイントロから会場みんなで『六甲おろし』大斉唱。マジかwwwwwwwww 大阪公演だからって客席がみんなタイガースファンとは限らないと思うんですが(よそから来てる人もいるだろうし)、それでも強引に六甲おろし歌わせちゃう茶々さん素敵すぎる。ええ、私も歌わせていただきましたよ。別にタイガースファンじゃないけど茶々さんに歌えと言われたらねぇ。大阪育ちなんで1番だけなら一応歌えます。GACKTさんが後ろでめちゃめちゃウケてて「ボクのライブで何“よその歌”歌ってんだよ!」ってホントにね。まさかLAST VISUALIVEのセトリに『六甲おろし』が入るとは夢にも。

 GACKTさん生声は「声が続くかどうかわからないけどー!最後までー!突っ走るからー!」みたいな感じでした。「だからみんなもー!歌いたいヤツは歌ってー!踊りたいヤツは……あれ?」みたいな。途中で「あれ?これで合ってた?」みたいなお茶目さん♪

 MC明けはこれまたお約束『U+K』から。猫ダンサーと一緒に踊るGACKTさんほんま可愛い。嬉しそうで楽しそうで、そんなGACKTさんを見ているとこっちも嬉しくて楽しくて。『舞哈BABY!!』から『恋のFRIDAY!!!』への流れもGACKTさん楽しそうだったなぁ。いいよね、『恋のFRIDAY!!!』。アガルわ〜。テープ落ちてくるのここだったっけ? どの曲だっけ? 前回オリックス劇場でも3本ほどGetしたんだけど、今回さらに席が前の方だったせいもあってそれ以上にGetできました。持って帰ってどうするってもんでもありませんが、LAST VISUALIVE参戦記念として大事にしたいと思います。

 シンプルな白シャツに着替えての『ボクだけのキミでいるから』『P.S. I LOVE U』。リア充曲でもあり、すごく好きとはいえないんだけど、それでも聞いているとつい一緒に歌ってしまっているこの2曲。ライブで聞くとやっぱりホロッとしてしまう。最初「ん?」と思っても結局どの曲も好きになっちゃうのよね……。GACKTさんマジック♪

 そして第四部。死に行く義経の見ている夢。愛しい仲間たちとの再会。……なんか、ユウキくんが二人いたみたいに見えたけど気のせいかな? 銀狼丸がユウキくんなのはいいとして、佐藤兄弟の弟の方?もユウキくんに見えた。佐藤兄弟って舞台では義仲編と第二章とで役者さんが変わってたと思うんだけど(うろ覚え。間違ってたらごめんなさい)、どうしても舞台の役者さんに来てもらうことができなかったんだろうか……いや、全然ユウキくんじゃなかったかもしれないんだけど……。(ちなみに佐藤継信・忠信兄弟のお墓と伝えられる石塔が京都国立博物館の庭にあります。私が行った時は補修中だったのですが説明板の写真こちら

 最後の曲、『雪月花』。そしてエンディング映像。頼朝兄ちゃんが息絶えた義経に寄り添って「ゆっくり休め」って言ってるみたいに見えるシーン、ほんとに好きなんだけど、あれの直前に頼朝兄ちゃんと義経が腕相撲してるシーンあったんだね。オリックス劇場で見た時にはどういう場面なのかちゃんと理解してなかった。頼朝兄ちゃん、ほんとはいいヤツだったのかなー。どーなんだろ。誰の中にもいい面と悪い面があって、義経だって必ずしも「100%善」ではなかったんだろうけれど。父を同じくするとはいえずっと長い間互いの顔も知らないままで、でも腕相撲に興じるような「兄弟としての時間」がわずかでもあって。だからこそのオープニングの頼朝兄ちゃんの逡巡。涙――だったのかな。そうして勝者になった頼朝兄ちゃんのその後も、あんまり幸せなものとは思えないけど……。最期の時に、迎えてくれる仲間が義経にはあんなにたくさんいたけど、頼朝兄ちゃんがあの世へ旅立つ時には――義経は、迎えに行ってあげるのかなぁ……。

 本当に、人はなぜ、同じあやまちを繰り返すのか。

 何度も、何度も。



 終演はだいたい21時でした。開演が17時10分くらいだったので、3時間50分! オリックス劇場の時より長くなってる!!! うん、MC部分がだいぶ長かったよね。21時半くらいまで延びても電車は大丈夫だったけど、ちょっとドキドキしました。ちらちら時計見ながら「大丈夫?楽しいけど六甲おろしなんか歌ってて大丈夫?」と(笑)。たまアリのファイナルは16時開演予定になってますけど、やっぱり21時くらいまでありそうですよね。5時間の長丁場!!!どんだけ!!! でもファイナルだもんね。「LAST VISUALIVE」のラストなんだもんね。ああ、ファイナルが大阪だったら……。



 GACKTさん、メンバー、スタッフの皆さん、素敵な時空間を本当にありがとうございました。VISUALIVEは最後かもしれないけど、ライブはまだまだ続くよね? また近いうちに同じ時間を過ごせますように――。



(※この記事はライブ参戦直後から書き始め、2016/05/25に書き上げたものです。めっちゃ時間かかってしまった。ああ、記憶が…熱狂が……遠ざかる………)


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