コラム

社員の化学日記 −第41話 「無題」−

私は,普段試験をしているのですが,その時にガスバーナーを使う場合があります。 以前,たばこを吸っていたときは,肌身離さずライターを持っていたので,ガスバーナーに火が付けられないということはありませんでした。 たばこをやめてからは,手元にライターがないため,準備してあるライターのガスが切れている場合は,買いに行かなければならなくなるので,すごく困ってしまいます。

昔使っていたライターは百円ライターではなくてZippoでした。 風で火が消えにくいこともありましたが,百円ライターだと簡単に買い替えることができるので,どうしてもすぐに失くしてしまうという理由もありました。

Zippoはオイルライターなので,専用のオイルを綿に染み込ませて使用します。 Zippoを見ていると,形が似ていることや同じ様に燃料を綿に染み込ませて使用することから,私が子供の時に親が使っていたハクキンカイロを思い出します。最初に火を近づけるので,Zippoと同じように燃料に火を付けているのだと思っていましたが,白金の触媒反応によって燃料の酸化発熱が始まるまで温度を上げているだけなのだそうです。 燃料を燃やしているわけではないので,ハクキンカイロは,二酸化炭素と水しか発生しません。 また,何度でも繰り返して使用できるため環境に優しいことも特徴となっている様です。

今,カイロを使うときは袋を開けるだけなので手軽なのと,どこでもすぐに買うことができるので使い捨てカイロを使っています。 ここ何年か,充電池を使ったカイロも試してみたいと思っているのですが,迷っているうちに季節が変わってしまい,結局買わずに終わってしまうということを繰り返しています。今年こそはと思っているのですが,どうなるかわかりません。

これから,もっと寒くなってくると思いますが,風邪などひかないよう体調管理にはお気を付けください。

【三津 和次郎(ペンネーム)】

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