コラム

社員の化学日記 −第159話 「毒やらデマやら」−

ワクチンやコロナウイルスのお蔭で、毒というものをまた考えるようになってきた。

多少の毒では直ちに影響ないとか、病の報告は確認されていないとか、受け取り方を考えさせられる情報が多く目につく。

コロナウイルスが流行る以前に癌や糖尿病などの生活習慣病を治せるナントカ免疫療法を知ったのだが、陰謀論に近い主張が展開されていた。 日本に輸入される食品がナンカラカントカその中でも、なるほどと思える内容の物もあった。 現在は石油由来の添加物を人間は、摂取しすぎで生活習慣病を引き起こしているとこと。 とくに日本人は防腐剤を過剰に摂取しているため、死体が腐らないとの情報には目を疑った。 ただ各食品メーカーは安心安全を謳っているので、深くはかんがえず、もしかしたらその可能性は、あるだろうなとぼんやりと認識していた。

しかしその後、噂の流行り病、コロナウイルスが蔓延し始めた。 そのとき重傷者、また死亡者には、肥満体系の方が多いとの情報を得た。

石油由来の添加物は脂溶性(油に溶ける)ため脂肪に溜まっていく、そのため肥満体系の方は基本的に添加物を多く保有していることになる。 体内の溜まった添加物が何か影響を与えているのではないのかと考えるようになった。

薬と毒は基本的には同じものだ、生体に良い影響を与えるものを薬といい、悪い影響を与えるものを毒という。 毒と薬は基本的に同じ物だ。毒物であっても時として薬として使用されることがあり、また薬も用法を誤れば毒となる。 添加物を安心安全と謳っていたとしても、脂肪に溜まっていくのであれば、安全な基準値を超え毒として作用し始めるのではないだろうか。 もし、そうであれば、それは毒劇法関係なく毒物と認識へ考えを改める必要があるのではないだろうか。

怪しげな免疫療法では、食事や運動によって体脂肪を落とすことから始めるらしいが、体に溜まっている毒を減らすにはとても効果的らしい。 コロナウイルスの重症者の発生率から考えて間違いなく思う。おかしな、商材への誘導は頂けないが、すべてがデマというわけでもなさそうだ。

安心安全という言葉や、デマやフェイクなどと決めつけず自分で考えて判断していくことが大事と痛感させられた。

【白色林檎(ペンネーム)】

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