mikkoi

真面目にみっこいてみました☆



5    絵文字みっこいの誕生
 絵文字みっこいは、携帯電話から生まれました。
絵文字のミッフィーを作ろうとして文字や記号をあれこれ組み合わせていたら、みっこいうさぎが出来上がったのです☆
ミッフィーによく似たまっすぐな眼差しと、ミッフィーとは違って強い意志の感じられる口元が特徴的なそのうさぎの絵文字は、私がそれまでに感じてきた「みっこい」を端的に表していました。
 
∩∩
(・_・)
⊂| : |⊃
 
 みっこいは生まれてすぐに「みっこい」と名付けられたわけではありません。
しかし、絵文字ができた瞬間から、なんてみっこいんだろう!と思っていました。
“みっこく堂”の看板娘としてみっこいてもらっているうちに、気付いたらこの子のことを「みっこい」と呼ぶようになっていて、いつの間にかみっこいは、単なる絵文字に留まらない、私の分身へと成長を遂げたのです。
 
 みっこいは、感情を持っています。それは優しい気持ちとか、かわいいところとか、真面目な態度など、私の中のなんかいい部分だけを抽出し、結晶化させたような感情です。だからみっこいは、私であって、私ではありません。
 
 人間(=私)の感情は時に激しく揺れ動くでしょう。しかし、みっこいの感情は、細部においては刻一刻と移り変わっていますが、基本は常に変わりません。
そんなみっこいを支える二本の柱は、「裏切らない」と「期待はずし」です。
裏切らないとは、言い換えれば期待通りということで、期待をはずすとは、言い換えれば裏切ることです。
 しかし、みっこいは期待通りに裏切るのではありません。裏切らずに期待はずれなことをするのがみっこいなのです。
 
 この、相反する作用を左右のみみに秘めたみっこいは、自分ではそのことに気が付いていませんが、自然とそれをやってのけます。
 安定感と意外さの絶妙なバランスの中でこそ、みっこいはみっこくあるのです。
誰もが安心して見れるキャラクターでありながら、誰もが予期しなかったことをしでかしてしまうキャラクターでありたい。これは、私がいつか作る予定の絵本の主人公像でもあります☆☆☆
 
 さてさて、そんなみっこいの誕生日は五月五日のこどもの日です。
生まれたばかりの時はここまで成長するとは思ってなかったから、実は正確な日にちが定かではありません。でも、初めてみっこいを友達へのバースデーメールに登場させた日から逆算して推測すると、生まれたのは五月のいつかになりそうなので、五日にしたんです☆
 
 というわけで、こどもの日はみっこいの日なんです〜〜〜☆
みんなでお祝いしてね♪

6    みっこく堂って?
 みっこく堂とは、ある携帯ゲームで私が開いていたお店の名前でした。
お店といっても、本当にモノを売るわけではなく、ゲーム上のお金でゲーム内の物を売り買いする遊びです。今となっては、なんでそんなに意味のないゲームを真剣に(?)やっていたのか分かりませんが、その無意味な遊びのおかげでみっこいにたくさんの仲間ができたことは事実です。
 仲間とはネット上で今でもみっこいと仲良くして下さる方々という意味もありますが、絵文字のバリエーション(=11匹の仲間たち)が増えたという意味もあります。
 
 そのゲームでは、自分のお店に全角24文字以内の宣伝文句をつけることができました。最初は普通に“宣伝”をしていました。しかし、それでは誰も何も買って行ってはくれませんでした。ゲームの中のお店ですから、私も本気で売りたいわけではないし、同じように本気で買おうとするお客さんもいないのでしょう。値段を下げて置いてみてもなかなか売れません。
 そんな時、ふと宣伝文句の文字列を眺めていたら、ここにみっこいが入るなぁ・・・と気付いたのです!
 
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
○○○○
 
 1行10文字だった私の携帯で、宣伝文句の配列はこのようになっていました。
ちょうど真ん中にみっこいが入ります。その日からみっこいはみっこく堂の看板娘になりました。
 
プレゼン∩∩ト用ラッピン
グいたし(^o ^)ますー☆
⊂| ■ |⊃
 
(注:■はプレゼントの絵文字の代用です。)「どうやって包装するんかいっ!?」と突っ込みたくなるようなところがポイントで、包装なんてできないのに「ラッピングします」と言うだけ言って値段は普通の倍に設定しました。公共広告機構に訴えられそうな詐欺まがいの宣伝でしたが、ゲームの中だったので許されました☆
お客さんからの一言も「エエワー♪♪♪」が増えていきました。
 
 これはみっこく堂のほんの一例です。その日の気分で宣伝を変えていました。今日のみっこいの原点はここだと言っても過言ではありません。みっこく堂の看板娘となって初めて、みっこいは命を吹き込まれたわけですから・・・☆
 
 みっこく堂は今はもう残ってはいませんが、お店の閉店とほぼ同時に開設した携帯用ホームページ「みっこいどっこい」で、みっこいは更に活動の場を広げてゆきます。そうそう、トップページのみっこいがしょっちゅうお着替え(=更新)していたのは、みっこく堂看板娘としての名残なんです。その日の気分でみっこいに色んな格好をさせていました。考えてみれば、それって今はやりのアバターみたいな絵文字の使い方なんですよね☆
 
 私は3年も前に一人でそれを楽しんでいました☆ そしてもう飽きちゃった☆
(飽きたのではなく、絵文字のアイデアが浮かばなくなっただけという説もある。)


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