大きな湖のアメジスト・レイクに面してバックカントリー・ロッジが2つある。2つともホームページがあるので参考に紹介します。どちらも、凄く高いということはないようです。
*トンキン・バレー・アドベンチャーズ (Tonquin Valley Adventures) はアストリア・リバー・トレイ ルを行くパッケージ・ホース・トリップがあり、ハイカーにも食事付・シャワー付きの宿を提供している。
*トンキン・バレー・バックカントリー・ロッジ(Tonquin Valley Backcountry Lodge) はマッカりブ・パス・トレイルを行くパッケージ・ホース・トリップがあり、ハイカーにも食事付き・シャワー付きの宿を提供している。
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関連する地図; Jasper and Maligne Lake Gem Trek Publishing
![]() Cavell Hostel Parkinglot -(1h30min) Asroria River Bridge -(45min)Aastoria
Campground(25min Lunch) -(25min) Chrome Lake 分岐 -(3h30min)Surprise Point
分岐 -(50min) Wates Gibson Hut / Total 7h25min (15.8km, 標高差300m ,最高点標高2000m)
ここから暫く歩くと、クローム・レイク (Chrome Lake) に行く道の分岐に出る。ACCのハットに行くのにこの道が近いが、使えるかインフォメーション・センターで予め聞いて、問題ないと確認していたので、躊躇なく細い橋を渡る。
何時まで登るのかと休みを取ろうとするとひょっこりハットが現われた。鍵を開け、雨戸を開け、壁に張ってある説明書きを読んで、ガスの元栓を開け、お湯を沸かす。薪ストーブに火をつける。全身びしょ濡れ、ストーブの上のハンガーに濡れた衣類をつるす。中まで濡れた靴をストーブの横に置く。部屋がやっと温まる。プロパンガスが配管された照明ランプが天井にあるがつけかたがはっきり分からないのと怖いのとで使うのを止めた。10時過ぎまで明るいので問題はない。
夕食を作り、食べる。2人だけの静かな山小屋の時が過ぎる。外はまた雨が降り出す。
![]() 雨でハットに停滞。夕方の2時間のみアウトポスト・レイク(Outpost Lake)とエリミテ・バレー(Eremite
Valley)入口付近の散策
雨が降り続き、今日はハットに停滞と決める。訪問ノートが2冊あり、書かれた記録を見る。冬のスキーの訪問者も多い。日本人も3組ほど書いてある。私も幼稚な英文を書き記した。 ストーブの薪が積んであるが、少し減ったようなので、薪を割ってみようと、丸太置き場に行きまさかりを振り上げ割ってみた。割れない。何度かやってみたが、危ないだけで割れない。ギブアップした。次ぎに来るだろう若い人に頑張ってもらうことにする。
午後2時頃、雨の中、誰かが外にいるのが見える。ハットに泊る人がやっと来たと思ったが入ってこずに外にいる。中年のカップルで雨で大分濡れた様子だ。ストーブが燃えているし、お湯も沸いているので、中に入って休むように進める。カルガリーから来た夫婦で、10年ほど前の冬にスキーで来て、このハットに泊ったそうで、アストリア・キャンプ場に昨夜泊りクローム・レイクに来るトレイルを通ったので、懐かしいので寄ってみたとのこと。びしょ濡れの服と靴をストーブの回りに干し、コーヒーを作って飲んで人心地ついた様子だ。前来た時にはカスコンロが置いてあっただけで何も無かったと言って、ガスオーブンや食器や調理道具に驚いていた。一時間ほどカナダの山や動物やカルガリーの話をして、これからアストリア・リバー・トレイルを歩きキャンプ場まで戻ると言って出ていった。
雨が小降りになり、少し山が゙見え出したので、外を歩いてみることにする。
先ずハット前の小さな湖・アウトポスト・レイクの岸を歩いてみる。森に囲まれ静かだ。東端に行ってみると、昨日歩いて来たアストリア・りバーの谷が見え、そばを通ったクローム・レイクが小さく見える。
ぐるっと湖を回ろうとしたが、円い大きなはっきりとした足跡がある。ムース (Moose) か灰色グマ (Grizzly Bear) かわからないが、トラブルになってもいけないので進むのを止め戻る。
雲で山はもう1つだが、色々な花が咲いている。主なものを上げると 赤・白・黄色のマウンテン・へザー、 白・ピンク・赤・橙のインディアン・ペイントブラシ 、ピンク・青・黄色のおだまきや、トール・パープル・フリベーン、トール・ホワイト・ボグ・オーキッドなど多彩。ただ休む度に蚊が集まる。昨日に比べるとぐんと多い。雨が小降りなので多くなったようだ クローム・レイクに流れ込む川まで来てまた雨が強くなり、山も見えなくなってきたのでハットに引き返す。戸締りをして出てきたが、閉まったままで、今日も誰も来ないようだ。昨夜と同じく静かな夜を過ごす。
![]() Hut -(35min) Surprise Point 分岐 -(1h) Surprise Point -(1h) Warden Cabin
-(25min) Clitheroe Campground -(3h35min) Chrome Lake 分岐 -(25min) Astoria
Campground -(1h)Astoria River Bridge -(1h30min) Cavell Lake, Parkinglot
/ Total 9h30min ( 21.9km、登り200m 下り445m、最高点標高2105m)
一晩中雨で、朝も降り続く。朝寒いが、火種が残るので、ストーブに火をつけずに済ます。ガスの元栓を締め、飲料水のバケツに水を満タンにし、戸締りをして雨の中を出発する。クローム・レイクの手前の分岐を左にとる。
誰も人の姿の見えないワーデン・キャビン (Warden Cabin) の前の登りを通り、Clitheroe キャンプ場を越えアストリア・リバー・トレイルに出たときには、完全に雨は止んだ。雲が低く、ピークは見えないがようやくトンキン・バレーの景色を見ることができた。
アストリアキャンプ場を過ぎて、アストリア川を渡るしっかりした橋に出ると正面にエディス・キャベルの山の北面の壁が見えた。この壁の左下を過ぎれば帰りつく。しかしダラダラと登りが続き来るときはこんなに遠くはなかったはずと文句を言う。やっとキャベル・レイクの橋に辿り着き3日間のワンダリングは終わった。
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