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Bレイク・マッカーサー・トレイル (Lake McArthur Trail)

 歩いた日;2004年7月2日
 コース;
Hut -(25min)Schaffer Lake -(10min ) Odaray Highline 分岐
-(Lower McArthur Trail 経由 1h ) Lake McArthur (45min休憩 & スケッチ) -(Upper
McArthur Trail 経由 45min ) Lake Schaffer -(25min)Hut
/Total 3h30min (5km 標高差310m 最高点標高2345m)

レイク・マッカーサーは、レイク・オハラの倍以上も大きいのと、湖面がほとんど凍っていたためか、レイク・オエサやオパービンで見た湖を遥かに凌ぐ美しさであった。自然の迫力に圧倒されながら、何とかスケッチを描いてみた。トレイル近くに花も見られた美しいコース。
レイク・マッカーサーとマウント・ビドル、
 スケッチ


ハットを出て、アルパイン・メドウの中のゆるい登りを南に向って歩く。林に囲まれてはいるが回りが広々とした感じのシャッファー・レイク (Schaffer Lake) に出る。湖の西側を回り暫く行くとオダレイ・ハイライン(Odaray Highline) の分岐にでる。これを左にとると直ぐ2手に分かれる。左を行くと直ぐ登りになり、石と砂礫のアルパインコースで景色が良く、距離も短いらしいが、帰りに歩くことにして右のローワー・マッカーサー・トレイル (Lower McArthur Trail)に入る。少し行くと一度下りてまた登るトレイルの様子が見え、左に入るべきだったかと思っても、進むしかない。やっと登りきると、女房共々思わずオーと歓声をあげた。
ほとんど凍った大きな湖と、マウント・ビドル(Mt Biddle 3319m) の三角形の山と、氷河と、湖に落ち込む周囲の切り立った壁とが、バーとすぐ目の前に飛び込んできた。レイク・オエさやオパービン・レイクの凍った湖を見ていたので、予想はしていたが、遥かにその範囲を越えた景色であった。見入って立っている周囲には、所々に緑の高山植物が広がり、まばらな数の唐松が鮮やかな黄緑の芽を吹き、冬と春が同居する異次元の世界に入った感がした。 

レイク・マッカーサーに映る山と凍ったま
まの湖面


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湖に岸まで近づくと氷が解けた部分に山が映り、水面の氷が浮いているような錯覚を覚えた。
雲は多いが青空も見え、風もない。湖を見渡す石畳の上に腰を下ろし、スケッチを描く。2度と見られないだろうこの景色を脳裏に刻んだ。

    レイク・マッカーサーとマウ ント・ビドル
 

地図を見ると、マウント・ビドルの直ぐ後ろにモレイン・レイクから見えるテン・ピークスが並んでいる。前に見えるその山の陰がテン・ピークスなのかと驚く。
長い休憩のあと、帰りはアッパー・マッカーサー・トレイルを歩く。暫く登りが続く。振り向くと湖を取り囲む山が良く見え、湖の氷が光の加減で盛り上がったように見える。岩がごろごろしたあたりから北側の山が正面に見えるよになり、やがて急な下りとなる。下りきるとシェファー・レイクに出て,もと来た道を引き返した。
ハットに着いて、午後2時半のバスに乗ることにして、帰る準備をする。空模様が怪しくなってきたので、速めにハットを出てバス乗り場のシェルターに着く。暫くするとザーザーと雨が降り出す。よかった、ついている。ハットで3日間一緒だったカナダのグループと駐車場でサヨナラを言い分かれた。



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