�Aカシードラル・プロスペクト (Cathedral Prospect)

 歩いた日；２００４年７月１日

 コース

Hut -(1h05min) Morning Glory Lakes -(40min) Linda Lake -(2h35min) Cathedral Prospect -
(1h35min) Linda Lake -( 1h25min) Lake O'Hara Campingground -(25min)Hut /

 Total 7h 45min (13.6km 標高差305m 最高標高2315m)

朝起きると小雨。山のピークは雲の中。展望の利くトレイルを歩こうと思っていたので、しばらくハットで様子をみることにした。１０時ごろになって雨が止んできたが、また降り出しそうで一向にはっきりしない。遅くなってもいけないので、レイク・オハラの北約３ｋｍにあって、標高差のあまりないトレイルのリンダ・レイク (Linda Lake) に行ってみることにした。

	歩き出すと少し天気もましになり、結局、カシードラル・プロスペクトまで足を伸ばした。レイク・オハラの周囲で一番長いトレイルのせいなのか、１日中歩いて１人のハイカーにも出会わなかった。最静寂のコースであった。帰りは雨に降られる。
	カシードラル・マウンテン(3189m) エリザベス・パーカー・ハットから スケッチ、 前日の夕方に描く

	ハットを出てアルパイン・メドウから林の中を北へ入る。トレイルは整備はされているが、揺るやかな登りの細い道で、ほとんど展望はない。少し左に曲がり下りになったところで、小さな湖のモーニング・グローリー・レイク (Morning Glory Lakes)にでる。林に囲まれた静かな佇まいで、カシードラル・マウンテンを水面に映している。この湖の左側を進むと２手に分かれた分岐にでるが、左側を進む。
	モーニング・グロりー・レイク とだいぶ顔を出してきたカシードラル・マウンテン

ここから林の中のゆるい登りを歩くと、リンダ・レイクに着く。左側に湖の周りを歩く。湖を過ぎたあたりから振り向くと、湖の全景が見え右手にオダレイ・マウンテンの壁がそそり立つ。ここから暫く穏やかな道が続く。途中の小川のほとりに「つくし」がでている。最初２〜３本かと思ったが、良くみると周囲に何本もある。「つくし」を見たのはここだけだった。

リンダ・レイク		ベラ・レイクに入る川

途中、雪解けと氷河が解けて水量が増した綺麗な川を渡る。近づけないが川下にベラ・レイクが少し見える。黄緑色の若葉が映えるカラマツの林がだんだん少なくなると、登りになる。大きな石が崩れ落ちたあとの急な坂を真っ直ぐ登る。あえぎながら登り右手に出ると、砂礫と石だけの道がはっきりしないラフなルートになる。所々にモス・キャンピオン (Moss Campion) が可憐に咲いている。

ケルンとペイントのマークを頼りに進むと、展望が一気に広がる。手前にカシードラル・レイクとその奥にレイク・リンダが見え、右手にオダレイ・マウンテンの大きく急峻な壁が立ち上がり、その左手にはレイク・オハラを囲む氷河の山が見える。ピークは残念ながら雲の中だが、晴れていればにょきにょきと林立するピークが見えるはずだ。

オダレイ・マウンテン（右）とレイク・オハラの　　拡大→ 山　カシードラル・プロスペクトの手前より	レイク・オハラを囲む山、 カシードラル・プロスペクトから

「もうここで引き返そう」というMieに、「もう少しもう少し」と言って更にルートを進むと、このルートの最高標高点に着いた。遠くレイク・オハラが見え出す。ピークは相変わらず雲の中、何とかもう少し見えるようにならないかと暫く粘ったが無駄だった。