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ボールド・ヒルズ・トレイル (Bald Hills Trail)


ボート・クルージングで人気のあるマリーン・レイク (Maligne Lake) と、湖の左側に並ぶ3000m級の山々を一望にできる場所がボールド・ヒルズ (Bald Hills)。
登る前に下から見て、どこにそんな山があるのか分からなかった。下りてきて、ボート・クルージングの港からみて、あれがそうだったのかと思うほどパッとしない山だが、歩いてみると、予想を越えて、変化のある山歩きを楽しむことができた。
オパール・ヒルズ・トレイル (Opal Hills Trail) が熊でクローズだったため、急遽、代わりに歩くことにしたトレイルだが、もしかしたらこのトレイルの方が変化があって面白いかもしれない。
マリーン・レイク (Maligne Lake) のボートクルージングの港から見るボールド・ヒルズ(Bald Hills)

歩いた後に、マリーン・レイクのスピリット・アイランドの景色が見られるボートクルージングの船に乗った。これもなかなかのもの。ただ曇りや雨で山が見えなかったら、お金を出して乗る価値は無いと思う。 

  インターネット情報
      ACCリンク(英):Maligne Lake

 歩いた日;2004年7月12日

 コース;
Parkinglot -(45min) Evelyn Creek 分岐 -(50min)Look out 2160m-(25min) 1st Peak(2300m,25min休憩) -(20min) 2nd Peak(2330m) -(40min) ループ分岐 -(1h) Parkinglot / Total 4h25min (往復14.5km,  標高差640m 最高点標高2330m)  
ボールド・ヒルズ・トレイルは、ジャスパーから南東にマリーン・レイク・ロードを48km走り、ボート・クルージングの船乗り場の建物 (Maline Lake Lodge )の前を通り過ぎ、橋を渡って少し行った大きな駐車場から始まる。車を止めて、山手の奥に電話ボックスがある所がトレイル・ヘッド。
防火用の広い道を歩くのが退屈だが、これを過ぎると素晴らしいトレイルになるので、我慢して歩くのがコツ。 広い道を歩かずに、早く汗をかきたい人は途中から左にフート・パス (Foot Path) という細い急な道があるのでこれを登ることをお勧めする。
私達は下りにこの道を使った。何故かこのFoot Path はGem Trek の地図には載っていないが、急なだけで綺麗に整備されているので歩くのに問題は無い。

*訂正(2007年1月追記)
Foot Path は踏み跡の道でトレイルでは無く、ルートの範疇に入るので、Gem Trec のハイキング地図に載っていないと考えられる。

広い道はホース・トリップ (Horse Trips) すなわち馬に乗ってトレッキングをする道にもなっていいるが、私が行った時には馬も見なかったし馬糞も全く無く、綺麗な道だった。
ファイアー・ロードを歩いて湖の反対側を回って登りきった所が、馬返しの広場でマリーンレイクと湖の反対側の山が広がる。右奥にトレイルがあるので進む。向かいからカップルが来て、下から細い道(Foot Path) を登ってきたが、Bald Hillは我々の歩いて来た方かと聞いてくる。この辺はどこにも標識がない。私も心配になって地図を広げる。
ボールド・ヒルズのファースト・ピークから 
マリーン・レイクと3000mを越す山並を見る
        

もっと先のはずと南に伸びる細い道を歩いてみると、陰で見えなかったピークが右手に見え始める。木が無くメドウの中の細い道も良く見える。急な登りを歩きピークに達すると、マリーン・レイクとそれを囲む山々の大パノラマが広がる。雄大な景色を眺めながら昼食をとる。
このピークがボールド・ヒルズ・トレイルの終点らしい。便宜上1st Peak とした。ピークを越えると広いメドウにて、細いトレイルが続いている。これを進む。気持ちがいい草原だ。トレイルの案内書には花が多いと書いてあったがそれほどでもなかった。ただ所々にイエロー・ドゥラバやアルパイン・シンケフォイルやゴールデン・フリーベンなど小さく可愛い綺麗な黄色の花が見られた。

* 訂正(2007年1月追記)
Gem Trec の地図では馬返しの広場と読めた所は、2160mのLook Outで、ボールド・ヒルズ・トレイルの最高点の場所で、且つトレイルとしての最終ポイントであることが2007年1月に「わたすげ」さんの指摘で分かった。
今回調べなおした結果、ここから先の1st Peak に登る細い道はトレイルでは無く、踏み跡で、ルートの範疇になることが分かった。1st Peak は3000mの標高で、ここから更に先に行く細い道もルートで、次の記述に出てくる 2nd Peak は 3030m の標高であることも分かった。上記略図とコース記録は今回の訂正に従い修正しました。

ボールド・ヒルのオープン・メドウ(草原)  

草原を越えると緩い尾根の登りになり反対側が谷になる。谷はカール状で川が流れているが一見細い道がついているように見え、どこかに建物があってもおかしくない落ちついた景色が広がる。更に進むと岩だらけのピークになり、上に登って景色を楽しむ。ここから先も歩けそうだが荒れた岩が続いているのでここから引き返す。標識も何も無いが便宜上ここを2nd Peak とした。
メドウの先の谷
メドウの先のセカンド・ピーク

帰りは絶えず正面にエンジェル・レイクと対岸の高い山を見ながら戻り、馬帰しの手前からFoot Path の小道を下りた。

下りてから、ジャスパーで予約していたボート・クルージングの船に乗り、トレイルから見てきた湖と山を、今度は船から眺めなおし一日を終えた。船から見る山も結構迫力があり、楽しめ
た。



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