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キャベル・メドウズ・トレイル (Cavell Meadows Trail)




キャベル・メドウズ・トレイルはマウント・エディス・キャベル(Mt Edith Cavell) の北東に広がるメドウ(草原)でトレイルは絶えずエンゼル氷河 (Angel Glacier) を間近に見る位置に作られている。
あいにく雲がかかって見えなかったが、天気が良ければマウント・エディス・キャベルのピークが真上に見えるのではないかと思う。 
ジャスパーからは93号線を南に7・5km行った所で93Aに入り5.5kmの所でマウント・エディス・キャベル・ロードの山道に入る。ここから約14.5km走り1番奥がトレイル・ヘッドになる。道路の要所要所には標識があり、エンゼル氷河を見る観光客の車が何時も行き来しているので迷うことはないが、キャベル・ロードは道が細くてカーブが多くしかも凸凹なので、運転に注意が必要。トレーラーやバスは入れないので、この点は楽。
キャベル・メドウズ・トレイルからの
エンゼル氷河

 インターネット・情報
     ACCリンク(英):Mt. Edith Cavell
  
 歩いた日; 2004年7月11日
 コース;
Parkinglot -(1h05min)Loop End -(25min) Hill (20min休憩) -(1h)Parkinglot /Total 2h50min 
(往復8km 標高差535m 最高点標高2300m) 

朝からずっと雨で、どこにも出られず昼になる。遅い昼食を食べにレストランに行き外に出ると、雨がほとんど止み、南のマウント・エディス・キャベルの中腹の白い部分が少し見える。今行けばエンゼル氷河が見えるかも知らない。2時を過ぎているが、B$Bに戻り、何時でも出られるように準備してあったデイパックを車に入れ出発した。エンジェル氷河の駐車場まで来てみると、氷河が霧の中にうっすら見えるがその上は雲の中。トレイルから見えるかどうか分からないが、ここまで来たら歩くしかない。

下の氷河湖に行くグレーシャー・トレイルの分岐まではコンクリートの道。これと分かれて、昔氷河が押し出した岩石の堆積(モレイン)の横を登る。林の中に入り道は急になる。
林がまばらになった所で一面ヒース (ヘザー;Heather)の白い花で埋まったメドウにでる。場所を選んだかのようにエンジェル氷河の前で競うように咲いている。ガスが立ち上がっているがしばし登るのをやめて花の景色を楽しむ。

           

更に登ると完全な霧の中に入り何も見えない。木がなくなりオープンメドウに出たようだが、回りは乳白色の海で、歩く道以外何も見えない。「残念だったなー」と話しているまさにそのとき、
急に明るくなったと思った瞬間、回りの霧がすーとなくなり、氷河を覆っていた霧が消えていく。ワーと思わず歓声を上げる。大分離れて前を歩いている7〜8人のパーティーからも時を同じくして歓声が上がる。こちらを見て上を指差し「見えるぞ」と言っている。言葉は違うが多分そう言っている。こちらも上を指差し「見える見える」と答える。一種の興奮状態であった。
帰りのトレイル、正面にエンゼル氷河
(氷河が目の前にあるように見えるが、地図で見ると2kmほ

ど離れている)
拡大→

視界一杯に岸壁が現われ、左の翼をどこまでも伸ばした鳥のようにな形の氷河が目の前に見える。マウント・エディス・キャベルのピークは最後まで雲の中だったが、エンゼル氷河の全貌を完全に見ることができた。ループになったトレイルから岡の上に伸びている道を更に登る。大分登ったが、エディス・キャベルの山頂が雲の中では、どうも変り映えしないので、ほどほどの所で引き返した。帰りに、氷河湖まで下りられるグレーシャー・トレイルを歩くつもりでいたが、時間が遅くなりそうなので歩くのを止めて車に戻った。



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