15.「怒る麻阿りん」
麻阿りんは、よく笑いますが、よく怒りもします。
毎週土曜日に麻阿りんママは、実家へ行くのですが、麻阿りんもよくついていきます。そこで5時間ぐらい過ごした後、お家へ帰るのですが、麻阿りんが自動車に乗って、麻阿りんジ〜ジと麻阿りんバ〜バが「バイバ〜イ」とすると
「バイバイいうな〜!」
って感じで鼻にしわを寄せて激しく怒って吠えます。本当に「出会い」が好きで「別れ」が嫌いな麻阿りんです。
16.麻阿りんの不思議
15.で書いたのですが、麻阿りんは、「別れ」が嫌いです。だから、毎朝、麻阿りんパパが仕事に行こうとすると、必ず怒って鞄や足に噛みついてきます。
ところが、ある休日、仕事はお休みなのに麻阿りんパパがわざと仕事に行く振りをして鞄を持ったのですが、麻阿りんは、だまってお座りをして見ているだけでした。たまたま偶然でそうなったのかもしれませんが、ひょっとして麻阿りんは、麻阿りんパパの心理をよんでいるのでしょうか?
お〜、コワ!
17.ある日の夕食時
麻阿りんママとパパは、いつも通り夕食をとっていた。そして、いつも通り麻阿りんがダイニングテーブルの下でねむっていた。その日の夕食もいつもと同様質素なものであったが、とりわけみそ汁は、みそが足りなくてたいへんうすい味であった。二人は、ねむっている麻阿りんを見ながら、しみじみと語り合った。「お金もないし、時間もないし、体力もないし、みそ汁は”みそ臭い湯”だけど、
なんだかシアワセやなぁ〜!」
18.ソーセージ
久しぶりに3人(?)で貝塚市の水間寺に行った。(アルバム8参照) 芝生のところで走ったり、おもちゃで遊んだりしたが、麻阿りんは、やはり周りが気になるらしく、あまりのってきてくれない。しばらくしてボーダーコリーとそのご主人様がやってきてフリスビーで遊び始めた。麻阿りんママとパパは「カッコイイなぁ」と見ていた。そのうちボーダーコリーとそのご主人が麻阿りんの近くに来て、声をかけてくれたり、麻阿りんをなでてくれたりした。そして、「あげてもいいですか?」と言って、ソーセージを取り出し、麻阿りんの口元に持っていった。麻阿りんは、喜んで食べるだろうなと思って見ていたら、臭いを嗅ぐだけで食べようとはしなかった。麻阿りんママとパパは驚いた。確かに餌以外人間の食べ物などはいっさい食べさせたことがないし、そのことは徹底しようと決めていたが、ここまでできるとは思ってもいなかった。魅力的な臭いがしただろうに
「すごいね、麻阿りん!」