47.あっ、パパや〜!  (2004,7,20)

 麻阿りんパパは、仕事が終わって帰宅するとき、自転車で帰るので、ポイントポイントで「帰るメール」をうちます。
最近は、何が起きても不思議じゃない世の中なので、「○○辺まで来た」と居場所を知らせるためです。
 今日(7月20日)、午後2時過ぎに麻阿りんママの携帯が鳴りました。
お昼寝中の麻阿りんは、ぴくんと起きあがりました。
しばらくして、2回目の携帯コールが鳴りました。麻阿りんは、ふせをしながらリビングから廊下を通して玄関のドアを見つめました。
「パパが帰ってくる」と思ったのでしょう。
麻阿りんは、ママの携帯がなったらパパが帰ってくるということを学んでいたのです。
(このとき、パパは、クーラーのない職場で意識もうろうとなりながら仕事中でした。)
偶然が続きました。
門扉のカチャンという音がしたのです。麻阿りんは、玄関にダッシュしました。そして、高い声で何度も吠えました。
麻阿りんママは、パパではないということを知っていたのですが、あまりに麻阿りんが吠えるので「あれ、ひょっとしてお休みもらって帰ってきたのかな?」と思って、そっとドアから外をのぞいてみました。
ドアを開けると麻阿りんが勢いよく飛び出しました。
そこには、当然だれもいません。
「あれ?、パパは?」
麻阿りんは、キョトンとしていました。
風で門扉が鳴ったのでしょう。
せっかく喜んだ麻阿りんだったのですが、がっくりと家の中に入ってきました。
このことを帰宅したパパは、ママから聞かされました。麻阿りんパパは、
「やっぱキャワユイな〜、麻阿りんは〜!」
「はい、はい」

48.不安・・・・  (2004,7,28)

 今日(7月28日)から麻阿りんママは、実家の家族と上高地へ3泊4日の旅行に行きました。
麻阿りんと麻阿りんパパは、その間お留守番です。
でも、「47」で書いたように麻阿りんパパにさえ、あんな調子の麻阿りんです。不安です。
 案の定、麻阿りんは落ち着きません。
外で物音がしたり、門扉の音がすると玄関まですっ飛んでいきます。
しばらくすると「違うかったんや〜、がっかり」というような感じでトボトボとリビングに戻ってきて、玄関のドアの方を向いて伏せをします。
時々、そのままの姿勢で眠ってしまいます。
外で女性の声がするとガバッと起きて、二階へ駆け上がってベランダから見たりもします。
 まだ初日です。
こんなことで、あと3日間もつのでしょうか?
麻阿りんパパは不安で胃が痛いです。

あっ、そろそろ夕飯の時間です。
「さあ、一人で寿司でも食〜べよっと!」