44.いたずらっこ麻阿りん!  (2004,5,13)

 今日(5月13日)は、大阪は大雨。
 麻阿は、ママの仕事中は、2階にいました。ママの仕事が終わり、麻阿は1階に降りてきました。
 ママは次に2階で洗濯物の片づけに取りかかりました。麻阿は、まだママに遊んでもらえないということがわかったのか、1階で一人で過ごしていましたが、しばらくして2階へもトントントンと上がってきました。すると2階の廊下で「コロン」と小さな物が転がる音がしました。ママは、「おもちゃを持ってきたんやな〜」と思っていたら、麻阿が近寄ってきました。ママが「ウン?」と麻阿を見ると何かが口に入っているようです。ママは考えました。ここで、「こりゃ〜!」と言ってしまうと麻阿はきっと大喜びの遊びモードに変身するだろう。そこでママは、麻阿に「雨すご〜く降ってるなあ。ザ〜ザ〜降ってるなあ」と穏やかに話しかけました。麻阿は「あれ、いつもとちがうぞ」と当てがはずれたようでキョトンとした瞬間、ママは麻阿に飛びかかり口をこじ開け、口の中に入っていた物体を摘み出したのです。その物体は、消しゴムでした。以前から麻阿が机の上の消しゴムをねらっていたのを思い出しました。麻阿りんママは、言いました。
「ぎゃはは、ひっかかったな〜、麻阿りん、おぬしもまだまだじゃの〜!」
45.さびしそうな麻阿りん・・・   (2004,5,21)

 今日(5月21日)、麻阿りんママは、久しぶりの良いお天気なので庭仕事をしていました。麻阿りんも、お庭でのびのびと遊んでいました。あっちへ走り、こっちへ走り、ママの集めた枯れ葉やゴミを蹴散らして。「こら〜、麻阿〜」と叱られながら。
 ところが、ふとママが麻阿りんの方へ目を向けると、麻阿は柵の間からお隣の庭をのぞいているではありませんか。そして、悲しそうな声で「クィ〜ン、クィ〜ン」とないているのです。そうです、そこには主のいなくなった犬小屋がぽつんと建っていたのです。お隣のワンコが亡くなって4ヶ月。麻阿が我が家に来たときから、もう元気もなく、麻阿を見ても吠えもしなかったワンコでした。麻阿も時々じっと見ていることがあったけど、特に相手になることもなく、お友達にもなれず、過ごしていたのです。
 しかし、今日は何かを感じたのでしょうか。それとも何かを思い出したのでしょうか。麻阿は、小さく寂しそうになきました。
 今、あのワンコは、天国で麻阿りんの声を聞いてくれたでしょうか・・・。

46.や・や・やられた〜!  (2004,6,4)

 夜になって、麻阿りんパパがいつものようにお布団をしきました。すると麻阿りんは、パパのお布団のところへ行きました。パパは、「麻阿りんは、お布団がすきやなあ」と麻阿りんと一緒にお布団の上でゴロゴロ遊びをしようと思い、近寄ってみると、麻阿りんがしきりとお布団の臭いを嗅いでいました。「パパの臭いがするんかなあ」と思い麻阿りんのすぐそばまで来ました。麻阿りんは、それでも臭いを嗅いでいました。パパがその場所に目をやったその時、
「や・や・やられた〜!」
そこには、大小様々の黄色いシミが・・・・。パパが急いで臭いを嗅いでみるともう乾いていましたが、かすかに(風邪をひいていて臭いがわからない)覚えのある臭いがプ〜ン!
確かに麻阿りんが小さい頃は、警戒していましたが、最近は完全に油断をしていました。「く・く・し・し・しまった〜」
しかし、もう乾いた状態であると言うことは、今したのではないし、怒ったところでどうしようもない。そうです、パパは麻阿りんオシッコといっしょに寝ていたのです。きっと職場では体から麻阿りんオシッコ香水の香りが漂っていたことでしょう。そんなことを考えながらパパは黙々と後片づけをし、予備のお布団を出してきてしきました。
麻阿りんパパは、お布団をしきなおした後、ポツンと一言、
「麻阿りんはお茶目やなあ〜」