数学専門 個別指導塾

新中学生1年生と保護者の方へ 大学入試動向

大学入試改革と入試における数学の必須化

これからの大学はA君とB君どちらの学生を求めるのでしょうか?
  • 大学に入学することだけが目的のA君
  • 大学入学後に、「国連ユースボランティア」に参加したいと思って志願するB君

 

2025年度から大学入試は大きく変わります。(新中学1年生以下対象)
高大接続改革により、従来のふるい落としの入試からマッチングの入試へと変化します。
※「高大接続改革」で検索してみると多くの情報が得られます。

 

大学入試改革の背景

明確に学ぶ目的・意欲を持って入学した学生の社会での活躍


最新の学生追跡調査(Institutional Research)の結果によると、一定の学力までは"学力"と"社会での活躍"に相関関係がみられるが、一定の学力以上においては相関がみられず、学ぶ目的・意欲が明確になっている学生が社会に出てから活躍していることが分かりました。

 

社会の変化

生産年齢人口増加       ⇒生産年齢人口減少
欧米をキャッチアップする社会⇒グローバルに多極化する社会

 

必要となる資質・能力の変化

早く効率的に一つの正解を求める力 ⇒複数の納得解を導き出す思考力・判断力・表現力
同質化社会でキャリアを積み上げる力⇒自分のキャリアを切り拓く力
同一文化の中での暗黙の理解     ⇒異文化の中での多様性の許容

 

大学入試における数学必須化の流れ

すでに早稲田大学が政経学部の入試で数学の必須化が決定しました。他の私立大学文系学部においても数学必須化を追随する動きが見られます。文部科学省が出している、『知識・技能』『思考力・判断力・表現力』『主体性・多様性・協働性』という学びの3要素を意識しているものと考えられます。加えて、これからAI(人工知能)が発達して、答えが1つの問題はAIが答えてくれるようになります。したがって、答えが複数ある問題や答えがない問題に取り組めるような教育を行う上で思考プロセスを重視する数学の必要性が増しているといえます。

リベラルスクールでの取り組み

従来より、1対1の個別指導における生徒主体の学習において、まず教科書を読むことから始め、基礎力を身につけ本質を理解したうえで、問題に対する自分の考えや解答に至るプロセスを、文や式、図を用いて自分以外の人にも的確に伝えられるよう指導しています。
現在では、主体性をもった学習へ向けて、高校数学の授業においても以下の例1〜3に示すような「なぜ?」を重視した授業を展開し、生徒が自ら興味をもって学べるよう心がけています。

 

例1 組立除法(整式の割り算)

組立除法の使用方法を習得した上で、その原理と割り算の筆算と比較したときの利点を考える。

例2 対数計算

計算尺(映画「風たちぬ」で主人公が航空機設計で使っている道具)を実際に使ってみて、この道具でなぜかけ算の計算ができるのかを考える。

例3 弧度法(三角関数)

"度"ではなく"ラジアン"を使うことのメリットは何かを考える。

 

 


ホーム RSS購読 サイトマップ