![]() ▲ TOP PAGE マルセル・デュシャン 旅行者用折たたみ品 デュシャン と 『易経』 「漸」 「旅」 「咸」 「豊」 「剥」 「節」 「艮/震」 「坎」&「離」 デュシャン・コード デュシャン作品検索 |
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![]() 象に曰く、山下に雷あるは、 頤(おとがい)なり。 君子もって言語を慎み、飲食を節す。 頤(い)はおとがい・下顎の意、 卦形は二陽が上下にあって四陰をはさみ、 人が口をあけた形に似ており、 上下卦象をもってしても、 物を食う時の上下顎のはたらきに似ている。 cf. 高田・後藤訳『易経(上)』岩波文庫、pp.243-244。 |
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![]() マルセル・デュシャン 《 旅行者用折たたみ品 》 1916/64 (1964年シュヴァルツ版、京都国立近代美術館蔵) Marcel Duchamp; Pliant de voyage (Traveller's Folding Item) 1916/1964 Underwood typewriter cover 1964 Schwarz edition, The National Museum of Modern Art, Kyoto 下顎(Lawer Jaw)を意味する頤(山雷頤)は、震下艮上。 震(雷)は、五行説の木。 したがって「underwood」は震下に合致する。 上の艮(mountain)はカバーの静、 下の震(thunder)はタイプライターの動に対応する。 ![]() |
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