家族の暮らし(第五週)

Last Updated : 2003/08/18 (ようやく完成!)


今週は家族そろって「イエローストーン国立公園と化石掘り体験」というパッケージツアーに参加してきました.グランドティトンとイエローストーン,2つの国立公園を中心に回ってきましたが,あまりの感動に,写真もWebページも盛りだくさんになってしまいました.

8月6日(水) シカゴ・オヘア空港を出発,ワイオミング州のジャクソンという街から今回のツアーが始まります.

朝6時にアーリントンハイツの自宅を出発,約30分でオヘア空港に到着

早朝だというのに空港内の駐車場はほぼ満杯状態

約3時間のフライトの後,ジャクソンホール空港に到着

アメリカで唯一,国立公園内に作られた空港というだけあって,周りの景色に溶け込むような静かさ(殺風景とも言う)

飛行機を降りた後は,ターミナルビルまで徒歩1分

おかげでこんな写真も撮れます

ターミナルビルが木造とは驚き,これも景観への配慮でしょう

空港からジャクソンのダウンタウンまでは約8マイル

タクシーに乗って約10分,Painted Buffalo Inn というモーテルに到着

ダウンタウンに高層ビルはありません

荒れた山を背景に,木造の盛り場,西部劇の雰囲気を残しています

モーテルからダウンタウンの中心にある「タウンスクエア」までは徒歩で5分

この広場にある4箇所のゲートは,すべて鹿の角で組み上げられています

剥製を扱うショップの中でも,ひときわ大きなムース(ヘラジカ)の剥製・・・ お値段は約1万ドル

街外れのスーパーマーケットでは,銃と弾薬も売っていました

いくらガラスケースに入っているといってもねぇ・・・

夕陽に包まれるジャクソンの街,これでようやく夜の9時ごろです

8月7日(木) バスに乗ってジャクソンの街を北へ向かって出発,午前はグランドティトン国立公園,午後はイエローストーン国立公園の観光です.

大型バスに乗客は21人なのでゆったりと座れました

前で説明しているのは添乗員のMr. Bill ,当然のことながら日本語はペラペラ

映画「シェーン」の名場面にも使われたティトンの山並み,中央に見える最高峰が「グランドティトン山(4197m)」

※グランドティトン国立公園の様子については,こちらをご覧ください

イエローストーン国立公園の中にあるガイザー・カントリーは,その名のとおり「間欠泉」の宝庫

※ガイザー・カントリーの様子については,こちらをご覧ください

8月8日(金) イエローストーン国立公園内の宿舎には2泊,この日は中日なので1日中,ゆっくりとイエローストーンの観光にあてることができました.

イエローストーンの朝(7時ごろ)
青い空と柔らかな日差し,少し冷たい空気がとても心地よい

公園の名前にもなっているイエローストーン峡谷とロウアー滝

※イエローストーン国立公園の様子については,こちらをご覧ください

公園内の川岸で草を食べるバッファロー(アメリカ・バイソン)の群れ

※野生生物の様子については,こちらをご覧ください

8月9日(土) この日のメインイベントは「化石掘り」; イエローストン国立公園を出発して,化石のあるケンモアを通過し,ホテルのあるソルトレイクシティまで,300マイルを超える長距離ドライブです.

集合は朝7時,あいにくの曇り空に小雨まで降っていましたが,雲の切れ間からわずかな日差しが・・・

そのおかげで,宿舎の上にきれいな二重の虹が現れました

グランドティトン国立公園の中ほどまで来ると,空は見事な快晴

鏡のような水面に映った「モーラン山(3842m)」は,まるで絵画のよう

ワイオミング州南部のハイウェイ沿いには,ただ果てしなく荒野が広がるのみ

延々と同じような風景が続く中,偶然にも列車を発見しました

途中で立ち寄った休憩所には,超大型トレーラーが数十台も止まっていました

午後1時前,ようやく「ユーリックス化石ギャラリー」に到着

ここでバスから降りて,5台のバンに乗り換えます

バンに乗り換えて約10分,化石発掘現場に到着

4〜5人ずつのグループに分かれて,地層に沿って丁寧に岩盤をはがしていきます

約1時間の作業で,このように完全な形でとれた化石は12個

うっかり破壊してしまった化石は数知れず

夕方6時ごろ,ソルトレイクシティのホテルに到着,久しぶりの都会です

ソルトレイクシティはユタ州の州都(人口は約18万人)

モルモン教(末日聖徒イエスキリスト教会)の総本山がある街としても有名

路面電車TRAXは,ダウンタウン・エリア内なら無料

観光用の馬車ですが,道路の真ん中を堂々と進んでいます

夜10時,都会の夜景らしくけっこう灯りは見えますが,人通りはほとんど無し

8月10日(日) 旅行最終日,特に予定は無く,午後2時の飛行機に乗れば6時にはオヘア空港に到着,7時過ぎには自宅へ帰られるはずです.

(上と同じ風景)
朝8時,抜けるような青空がまぶしい

左側に見える建物は「コンベンションセンター」

「デルタセンター」という建物の玄関で,2002年に開催された冬季オリンピックの名残を発見

朝10時の街の様子,この大通りに走っている車はたったの2台だけ

ショッピングセンターでさえ朝11時にオープンとは・・・

街にいてもつまらないので早々に空港へ・・・ところが,この空港にも何もない

整然と美しいけれども何もない,それがソルトレイクシティの印象

夕方6時過ぎ,オヘア空港に到着,空港内の駐車場へ向かいます

今はただひたすら,「白いご飯を食べたい!」

      

Created by N.Kusanagi