2003.6.6  茶屋川支流

入梅前の渓流釣り【すれっからしあまごへのリベンジ】

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愛知川源流釣り記録
あすなろつぶやき

この滝の釜は広く6.3mの竿でも全く届かない。 竿が出せる棚は左側にあり普通釣り人はその場所より竿を振ることになるが生憎頭上にはブナの枝が低く広がっている、竿を立てることが出来る空間は右上に2m程度ぽっかりと空が覗ける程度あるのみ。 前回の遡行時に型の良いあまごが掛ったが合わせたときに頭上の木の枝に道糸が絡まり取りそれを外そうとしている内に反転して逃がしてしまった所である。 そのような事が他の釣り人においてもよくあるようで枝には目印が所々にぶら下がっている。したがってここに居るあまごは九死に一生を得たすれっからしのみが生き残っていると思われる。  

今年の入梅は例年より少し遅いような気がするが好ましいことである。 ここ数日晴天が続き渓は減水気味かと思ったが予想に反して増水気味であった。梅雨時の鬱陶しく、ヒルにおびえながらの釣りより晴天下の釣りは、私ならずも気持ちの良いものである。
今回のテーマはとある滝下に居る『すれっからし』あまごへの挑戦である。
あまご三態
あまごが居る場所は白泡と鏡面の境目いわゆる『へち』である。 白泡に投じてもあっと言う間に下流に流されてしまい餌が底に沈まないので当然当たりはない。 したがって鮎つり用のゴム張りの大きな重りを針より上部50cmところに打つことになる。
仕掛けを三回も替えて約90分もかけてやっと釣りあげることに成功した。
第一回目 6.3mの竿なので仕掛けは6mの長さがあるので頭上の木の枝を考えて軽く合わせたところあまごか水面まで上がる前に枝に穂先が触れてしまい今回も針外れとなる。外れた勢いで重い重りの慣性で頭上の枝に道糸が絡み付いてしまった。  ウム・・・

第二回目 道糸を4.5miに短くして流すか当りが中々無い。 約30分程経ってからやっとコッコツ当りがあった、今度は思い切りあわせたところ仕掛けは又もや木の枝に絡まりつく。 クソー・・・  喰いが浅くもて遊ばれている様だ

第三回目 針はアマゴ針の半すれ6号を使用しているがどうも掛りが悪いので先が鋭く少し大きい山女魚針の7号に変更して再度チャレンジするが中々当りが無い。 こうなれば意地でもとがんばる。 タバコを吸ったり休憩したりして一時間半経過後やっと目印がぐっと下に下がる。 すかさず思い切りだがストロークは短く合わせる。 やっと釣り上げることが出来た。
うれしくてビールで乾杯したが辺りは薄暗くなっていた。
同じ渓でもこんなにもパーマークの模様や朱点が異なっている。 何故だろう?
ミヤマカワトンボ
コアジサイも咲き始めた
030711