北朝鮮の核実験に厳しく抗議

日本共産党志位和夫委員長の談話

 日本共産党の志位和夫委員長は25日、国会内で記者会見し、北朝鮮の核実験に厳しく抗議する談話を発表しました。

志位和夫委員長の写真 記者会見で志位氏は、今後の国連安保理や国会での対応、議論のあり方について問われ、「北朝鮮の核兵器と核開発計画を放棄させる目的のために、国際社会が一致協力して行動し、もっとも効果的な措置をとることは当然であり、必要だ」と強調しました。談話の全文は次の通り。

 一、北朝鮮政府は25日、核実験を強行した。それは、北朝鮮に対して「いかなる核実験または弾道ミサイルの発射もこれ以上実施しないこと」を要求した国連安保理決議1718(2006年10月14日)や、北朝鮮が「一切の核兵器および現在の核計画を放棄」すると合意した6カ国協議共同声明(2005年9月19日)にも明確に違反する暴挙である。北朝鮮のロケット発射を非難した4月の国連安保理議長声明が意に沿わないからといって、北朝鮮が世界に明らかにしてきた公約を一方的に破棄することは、許されるものではない。

 今日、世界のなかで核兵器廃絶に向かう新たな機運が生まれつつある。このときに行われた今回の核実験は、そうした動きに対する乱暴な挑戦であり、北東アジアの平和と安定への重大な逆流である。

 一、わが党は、北朝鮮の行動に対し、厳しく抗議する。わが党は、北朝鮮政府に対し、これ以上の核実験を厳に慎むこと、核兵器および核兵器開発計画を放棄すること、無条件で6カ国協議に復帰することを強く求める。

衆院比例80減へ 民主代表が政権公約へ

 民主党の鳩山由紀夫代表は25日、自民党の菅義偉選対副委員長が衆院の議員定数(480)を50以上削減すべきだとの考えを示したことについて「私どもは80減らすと提案しており、たぶんマニフェスト(政権公約)に書く。50じゃ足りない」と述べました。東京都内で記者団に語りました。

 民主党は、旧自由党と合併して臨んだ2003年の総選挙マニフェスト以来、衆院議員定数のうち比例代表(180)を80削減する方針を国政選挙で掲げています。鳩山氏の発言は、次期総選挙マニフェストでも同じ方針を盛り込むことを明言したものです。

 国民を代表する国会議員定数の削減は、民意の切り捨てにつながります。とりわけ、比例代表は政党の得票に応じて議席を配分するもので、いまの選挙制度では唯一民意を正確に反映する部分。その大幅な削減は、民意を正しく反映できないゆがみをいっそう高め、多様な民意を切り捨てることになります。

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